ジェトロ、サウジアラビアの資源循環・廃棄物関係者を日本に招聘

(サウジアラビア、日本)

リヤド発

2026年09月28日

ジェトロは9月7日から10日にかけて、サウジアラビアから資源循環・廃棄物関係者を大阪、東京へ招聘(しょうへい)した。招聘した組織は、国家廃棄物管理センター(National Center for Waste Management)、国家環境アカデミー(National Academy of the Environment)、サウジ投資リサイクル公社(Saudi Investment Recycle Company)、投資リサイクル公社の子会社で産業廃棄物処理を手掛けるREVIVAの4社・団体。日本企業とのマッチング、日本政府との政策対話、関連施設訪問を実施し、官民双方の立場から本分野での日本との連携促進を図った。

大阪では、大阪・関西万博における資源循環施策に関する説明を受けたほか、2025年日本国際博覧会協会同行の下、万博会場跡地を視察した。サウジアラビアでは、2030年にリヤド万博の開催が予定されており、大阪・関西万博のレガシー継承にも関心が寄せられた。このほか、舞洲清掃工場、環境情報を発信する常設展示場であるおおさかATCグリーンエコプラザも視察した。

写真 大阪・関西万博会場で万博協会から説明を受ける参加者(ジェトロ撮影)

大阪・関西万博会場で万博協会から説明を受ける参加者(ジェトロ撮影)

写真 舞洲清掃工場で説明を受ける参加者(ジェトロ撮影)

舞洲清掃工場で説明を受ける参加者(ジェトロ撮影)

東京では、経済産業省および環境省と合同で政策ワークショップを実施した。サウジアラビア、日本の双方から資源循環分野の政策、廃棄物処理制度を共有するとともに、制度の導入や、運用状況のモニタリング方法などに関して議論が交わされた。また、ジェトロが開催した「サウジアラビア循環型経済の移行に向けたマッチングイベント」(2026年9月28日記事参照)に参加したほか、東京都の資源循環・廃棄物関連の取り組みの説明を受け、廃棄物処理・リサイクル施設「東京スーパーエコタウン」および同プロジェクト内の民間企業2社、循環型経済に基づく経営・ビジネスに関する展示会「サーキュラー・エコノミーEXPO」をそれぞれ訪問した。

写真 経済産業省・環境省との政策ワークショップでの集合写真(ジェトロ撮影)

経済産業省・環境省との政策ワークショップでの集合写真(ジェトロ撮影)

サウジアラビアでは、国家改革戦略「ビジョン2030」の下、持続可能性や環境分野に注力しており、廃棄物の埋め立て処分量削減を目指している。参加者からは、「サウジアラビアの優先事項に沿った分野において、関連する日本の技術やソリューションのさらなる誘致を期待する」「両国の廃棄物処理・リサイクル制度の違いを認識した上で、実現可能性がある技術については導入について考えたい」などのコメントがあった。

(長澤諒祐、藤嶋哲式)

(サウジアラビア、日本)

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