GIFTシティー、最新のGFCIで世界37位、国際金融センターとしての存在感高まる
(インド)
ムンバイ発
2026年09月25日
インド西部グジャラート(GJ)州の国際金融サービスセンター(IFSC)であるGIFTシティーの存在感が国際的に高まっている。英国のシンクタンク系ジー・エン・グループと中国の総合開発研究院(CDI)が9月16日に発表した国際金融センター指数「Global Financial Centres Index40(GFCI40)」で、GIFTシティーは世界37位となり、前回(GFCI39)の46位から9ランク上昇した。また、「今後2~3年で重要性が高まる金融センター」の1つにも選出され、国際金融センターとしての将来性が評価された。
GFCIは2007年から公表されている世界の金融センターの競争力を評価する代表的な国際指標で、毎年3月と9月に発表される。今回のGFCI40は、世界銀行や経済協力開発機構(OECD)、国連などが公表する144の客観的指標に加え、金融業界関係者6,147人から得られた評価を基に算出された。評価項目は、フィンテック機能、人的資本、規制環境、情報通信技術(ICT)などで、金融当局や金融機関による国際比較や拠点戦略の検討にも広く活用されている。
GIFTシティーは2015年に創設されたインド初のIFSCであり、銀行、保険、資産運用、航空機・船舶リースなどの国際金融業務が集積している。同地は外貨建て取引を中心とした金融ビジネス向けに税制・規制上の優遇措置が設けられている(2022年7月11日付地域・分析レポート参照)。近年はインド国内外の金融機関が進出しており、日系企業も邦銀を中心に拠点を構えている(2022年5月30日記事、2024年4月9日記事、2024年9月20日記事参照)。
今回の結果について、GIFTシティーの運営会社であるギフトシティーカンパニーのサンジャイ・カウル・マネージング・ディレクター兼最高経営責任者(CEO)は、「インド中央政府およびGJ州政府による政策支援、国際金融サービスセンター機構(IFSCA)の一元的かつ機動的な規制体制、世界水準のインフラ整備、金融サービス・エコシステムの拡大が評価された」と述べた。また、今後は人材育成、国際的なアクセス、社会インフラ、ビジネス環境の改善を進め、GIFTシティーを世界有数の国際金融センターへ発展させる方針を示している(「ヒンドゥー・ビジネスライン」紙2026年9月16日)。
(野本直希)
(インド)
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