「消費」から「共創」へ、「COS-MIC2026」でビジネスネットワーキング開催
(マレーシア)
クアラルンプール発
2026年09月28日
マレーシアの首都クアラルンプールで9月11~13日、ポップカルチャーイベント「COS-MIC 2026」が開催された(前回開催については、2025年10月9日付地域・分析レポート参照)。5回目となる今回は、初の試みとして初日に「『消費』から『共創』へ」と題したBtoBカンファレンスとビジネスネットワーキングイベントが行われた。
今回のBtoBイベントでは、日本のIPの消費市場として注目されてきたマレーシアについて、制作やライセンス展開、さらには新規IP創出における共創パートナーとしての可能性が議論された。
カンファレンスに登壇した国際公共経済学会の亀山泰夫理事によると、「ここ10年余りで、日本国内のアニメ市場は1.6倍成長したが、海外のアニメ市場は約8倍に拡大。一方で、日本のテレビアニメ、劇場アニメ、配信用アニメの制作量はほとんど増加していない。その要因として、日本国内のクリエーター不足を挙げ、制作量拡大に向けては海外人材との連携が不可欠であり、日本と東南アジアには共創の可能性がある」と述べた。
同じく登壇した円谷プロダクションの渡辺哲也専務執行役員によると、「マレーシア企業が日本のアニメ制作委員会への出資や東南アジアのマスターライセンサーとなることで日本のIP(知的財産)を東南アジアに広げるパートナーになり得る。今後、日本とマレーシアで新しいIPを作る可能性も十分あり得る」と両国におけるIP共創の可能性を述べた。
BtoBカンファレンスの様子(ジェトロ撮影)
なお、主催者によると「COS-MIC 2026」全体では、3日間で約200社が出展し、1万5,000人以上が参加した。来場者はブースでの関連商品の購入、アーティストのライブ、交流イベント、コスプレなどを楽しんだ。
COS-MICの様子(ジェトロ撮影)
(都築佑樹、ニザール・カイルッディン)
(マレーシア)
ビジネス短信 b6ff4a10d422dbcc





閉じる