中国の2026年上半期の自動車輸出台数500万台超え、日本の2025年の年間輸出台数を上回る

(中国)

武漢発

2026年07月17日

中国自動車工業会(CAAM)は7月9日、2026年6月の自動車生産販売、輸出台数などを発表した。6月単月の輸出台数は前年同月比75.1%増の103万7,000台に達し、初めて単月で100万台を突破した(2026年7月16日記事参照)。2026年上半期(1~6月)の累計輸出台数は前年同期比65.3%増の509万6,000台となり、日本の2025年の年間自動車輸出台数417万2,815台(2026年5月1日付地域・分析レポート参照)を上半期だけで上回ったことになる。

6月の輸出の内訳は、新エネルギー車(NEV)が前年同月から2.6倍の52万3,000台、従来型内燃機関車(ガソリン車など)が32.7%増の51万4,000台だった。CAAMが輸出台数の内訳としてNEVに加え従来型内燃機関車も公表するようになった2023年7月以降、初めてNEVが従来型内燃機関車の輸出台数を上回った。NEVの中でも、バッテリー式電気自動車(BEV)は2.4倍の30万9,000台、プラグインハイブリッド車(PHEV)は同2.9倍の21万4,000台だった。

2026年上半期の輸出の内訳は、NEVが前年同期から2.2倍の235万5,000台、従来型内燃機関車が35.5%増の274万1,000台だった。NEVの中でもBEVは2.1倍の143万3,000台、PHEVは2.4倍の92万2,000台だった。

また、2026年上半期の自動車メーカー別輸出台数をみると、奇瑞汽車が前年同期比71.3%増の93万9,000台で首位となり、BYD(79万2,000台)、上海汽車(67万7,000台)、吉利汽車(58万5,000台)が続き、4社ともに50万台を超えた。

CAAMの陳士華副秘書長は、輸出の急速な伸びについて、中国の自動車産業の構造転換・高度化と国際競争力の向上が顕著に表れたものだと述べた。その上で、通年の自動車輸出については慎重ながらも楽観的な見方を示し、1,000万台を突破する見込みだとした(「新京報」7月10日)。

なお、日産(中国)投資と中国の湖北省武漢市に本社を構える東風汽車集団は、2025年6月25日に自動車輸出業務を担う合弁会社を設立すると発表した(2025年7月3日記事参照)。また、2026年4月1日には、河南省鄭州市にある日産自動車の中国現地合弁会社である鄭州日産汽車において、ピックアップトラック「フロンティアプロ」(注)の輸出イベントが開催されるなど、日系自動車メーカーにも中国からの輸出に向けた動きが見られた。

(注)同モデルは、日産自動車として初めて中国で設計・開発・製造されグローバルに輸出されるピックアップトラック。

(高橋大輔)

(中国)

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