ブラジルに対するメルコスール・シンガポールFTAが8月1日に発効へ
(ブラジル、シンガポール、アルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイ、メルコスール)
サンパウロ発
2026年07月09日
ブラジル外務省、開発商工サービス省(MDIC)、農業・畜産省(MAPA)は7月2日、メルコスール・シンガポール自由貿易協定(MCSFTA)の批准書を6月30日に寄託者のパラグアイに寄託し、国内の批准手続きが完了したと発表した。これにより、同協定はブラジルとシンガポールの間で8月1日に発効する見込みとなった(注1)。
MCSFTAは、メルコスールにとって、初の東南アジア諸国とのFTAとなる。協定は2023年12月に署名され(2023年12月13日記事参照)、2026年2月にパラグアイとシンガポールの間で(2026年2月3日記事参照)、同年3月にはウルグアイとシンガポールの間で発効した(2026年3月6日記事参照)。
物品貿易に関しては、シンガポールはメルコスールからの輸入品の全品目について、協定発効時に関税を即時撤廃する。一方、メルコスールは、シンガポールからの輸入品の95.8%(品目ベース)について、発効後最長15年かけて関税を撤廃する。なお、発効時に即時撤廃される品目は、この95.8%のうち25.6%にとどまる(注2)。
MDICの貿易統計によると、2025年のブラジルとシンガポール間の貿易総額(往復貿易額)は107億ドルだった。このうち、ブラジルの対シンガポール輸出額は74億ドルで輸出相手国・地域別で7位、輸入額は33億ドルで輸入相手国・地域別で18位だった(注3)。ブラジルからシンガポール向けの主な輸出品目は、石油・歴青油、機械・設備、鶏肉、豚肉、牛肉だった。
(注1)MCSFTAは、メルコスール加盟国(アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイ)の1カ国およびシンガポールが批准書を寄託した場合、批准書を寄託した日の属する月の2カ月後の月初から、当該国およびシンガポールとの間で効力を生じる。
(注2)メルコスール側の95.8%という数字は品目(関税品目)ベースであり、シンガポールからの現行輸入額ベースでは90.8%に相当する。
(注3)詳細は、ブラジルの貿易投資年報参照。
(エルナニ・オダ)
(ブラジル、シンガポール、アルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイ、メルコスール)
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