海運大手マースクとハパック・ロイド、スエズ運河航路の利用を段階的に再開と発表
(エジプト、デンマーク、ドイツ)
カイロ発
2026年07月14日
海運大手のA.P.モラー・マースク(A.P. Moller - Maersk)とハパック・ロイド(Hapag-Lloyd)は7月6日、スエズ運河航路の利用を段階的に再開すると共同で発表した。この共同決定は、紅海地域の安全保障状況を徹底的に評価した結果で、スエズ運河回廊への段階的な復帰に向けた一歩となるとした。両社は、東西基幹航路における運航協力「ジェミニ」のパートナーだ。
2023年11月以降、イエメンの武装組織フーシ派による紅海周辺での船舶攻撃を受け、スエズ運河の通航船舶数は、2024年5月初めには攻撃前の約3分の1の水準にまで落ち込んだ(2024年5月17日記事参照)。その後も、多くの船舶が喜望峰ルートで迂回を継続している(2026年3月13日記事参照)。スエズ運河は、エジプトにとって重要な外貨獲得源であり、財政収入源でもある。エジプト中央銀行によると、2025年下半期のスエズ運河通航料収入は前年同期比19.0%増の22億ドル、通航実績は、通航トンが16.1%増の2億8,000万トン、通航隻数が5.8%増の6,700隻となった(2026年5月19日記事参照)。
(西澤成世)
(エジプト、デンマーク、ドイツ)
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