ミルジヨエフ大統領、ロシア訪問で、技術・デジタル協力を提案
(ウズベキスタン、ロシア)
タシケント発
2026年06月16日
ウズベキスタンのシャフカト・ミルジヨエフ大統領は6月4日から5日にかけてロシアを実務訪問した。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と会談したほか、5日に開催された第29回サンクトペテルブルク国際経済フォーラム(SPIEF)(2026年6月12日記事参照)の全体会合で演説した。ミルジヨエフ大統領は、エネルギー分野に加え、技術およびデジタル分野でのロシアとの協力深化を提案した。
ミルジヨエフ大統領は4日、プーチン大統領とともにサンクトペテルブルク市内の宮殿からビデオ会議形式で、ウズベキスタンのジザフ州における原子力発電所(2025年10月7日記事参照)の起工式に参加した。ウズベキスタン原子力エネルギー発展庁(ウズアトム)のアジム・アフメドハジャエフ長官によると、建設費用は95億ドルとされる。ミルジヨエフ大統領は5日のSPIEF全体会合の演説の中で、ロシアと共同でウズベキスタン国内に新たな原子力発電所を建設する考えにも言及した。
ミルジヨエフ大統領は演説において、新たな協力の可能性にも言及し、「ユーラシア技術産業化ベルト」の創設を提案した。これは共通のデジタルプラットフォームを基盤とした生産クラスターの構築を目指すもの。ウズベキスタン大統領付属経済研究改革センターのザリナ・コシモワ主任研究員は、この提案は新たな生産チェーンの形成、生産の現地化、技術協力の拡大という観点からウズベキスタンにとって重要であると強調した(「Review.uz」6月6日)。既にロシアの支援のもと、ウズベキスタン各地で5つの工業団地が整備されている。
さらにミルジヨエフ大統領は、電子商取引の規制の調和およびウズベキスタンとロシア双方の商品を相互のプラットフォームで展開することを促進する共同デジタル・エコシステムの構築を提案した。既にロシアの複数のマーケットプレイスはウズベキスタンの電子商取引市場に積極的に参入している(2026年5月12日記事参照)。
(ウラジミル・スタノフォフ)
(ウズベキスタン、ロシア)
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