民主党の支持率5割に、米中間選挙に関する世論調査
(米国)
調査部米州課
2026年03月16日
調査会社フォーカルデータは3月13日、11月の中間選挙などに関する世論調査結果(注1)を発表
した。中間選挙で民主・共和党のいずれの候補者に投票するかという問いでは、民主党候補者への支持率が50%と共和党候補者(44%)を6ポイント上回った。1月の調査時は2ポイント差(民主党48%、共和党46%)だった。
重要事項の上位を占めるのは、「経済・雇用」(30%)、「インフレ・生活費」(27%)だが、イラン情勢などを反映して「戦争・国際紛争」が2月の4%から26%に急上昇した。
ドナルド・トランプ大統領の対応への評価については、「インフレ・生活費」への純支持率(支持率と不支持率との差)は1月のマイナス24ポイントから今回マイナス29ポイントに低下した。
また、2024年の大統領選挙でトランプ氏に投票した人のうち、中間選挙で共和党候補者に投票するという人の割合が低下していることも分かった。年代別では、60歳以上では9割を保ったが、18~29歳および30~39歳で80%、40~49歳で86%に低下した。人種別では、白人は91%だが、ヒスパニックが83%、黒人は69%に低下した。
共和党は、最近の地方選挙結果が中間選挙に及ぼす影響を危惧している。過去14カ月で、民主党は全米各地の州議会で共和党が保持していた28議席を奪取し、共和党が中間選挙で連邦下院・上院の多数派でなくなる危機にひんしている。テキサス州(2026年2月4日記事参照)、アーカンソー州、ミシシッピ州などの共和党の牙城でも民主党は勝利しており、得票差で共和党指導部を不安にさせるほどのものが多い(政治専門紙「ポリティコ」3月12日)。
連邦下院の2選挙区で選挙予想が民主党優位に変更
選挙情報サイト、クック・ポリティカル・レポート(CPR)は3月12日、連邦下院選挙区のカリフォルニア州第48区(CA-48)、テキサス州第23区(TX-23)で選挙予想格付け(注2)をそれぞれ民主党優位に変更した(注3)。CA-48は、接戦から(民主党候補)やや優勢、TX-23は、(共和党候補)当選確実から(共和党候補)かなり優勢となった。CPRは、1月にも連邦下院選の18選挙区で予想格付けを民主党優位に変更している(2026年1月20日記事参照)。
(注1)実施時期は2026年3月6~10日。対象者は全米の成人1,782人。
(注2)選挙予想格付けは、(当選)確実、かなり優勢、やや優勢、接戦の順となる。
(注3)CA-48の共和党の現職ダレル・イッサ氏は3月6日に立候補を取り止めると発表した。これを受け、ジム・デズモンド氏(サンディエゴ郡監督官)が同選挙区で立候補すると発表した。カリフォルニア州の予備選挙は、6月2日に実施する予定だ。TX-23の共和党の現職トニー・ゴンザレス氏は、3月3日のテキサス州予備選で(2026年3月6日記事参照)、得票率が過半に達せず、ブランドン・ヘレラ氏(保守活動家)と5月の決選投票に進むことになった。
(松岡智恵子)
(米国)
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