東風汽車、2025年の販売台数は前年より微増、日系合弁は減少
(中国)
武漢発
2026年01月15日
中国の湖北省武漢市に本社を構える東風汽車集団(以下「東風汽車」)は1月12日、2025年12月および2025年通年の累計生産・販売台数を発表した。発表によると、12月の生産台数は前年同月比15.7%増の23万1,656台、販売台数は3.1%増の19万9,160台だった。2025年通年の累計では、生産台数が前年比3.4%増の194万5,390台、販売台数が0.01%増の189万6,185台だった。
2025年通年の動力源別では、新エネルギー車(NEV)の生産台数が前年比54%増の54万5,894台、販売台数が44%増の51万4,638台と、全体の生産・販売台数の増加に大きく寄与した。
2025年通年のブランド別では、日産自動車との合弁会社である東風日産の生産台数が前年比0.7%減の62万8,275台、販売台数が4.9%減の60万6台と小幅な減少にとどまった。一方で、東風日産はNEVの「N7」の販売台数が2万台を突破した(2025年6月24日記事参照)。また、12月1日に発表した新世代プラグインハイブリッド(PHEV)セダン「N6」の受注が月間1万台を超え、NEV販売台数は年間で5万台を突破するなど、NEVでは生産・販売台数増加の動きがみられる。本田技研工業(ホンダ)との合弁会社である東風ホンダの2025年通年の生産台数は前年比22.5%減の33万9台、販売台数は23.9%減の32万5,798台と、いずれも20%を超える大幅な減少となった。東風汽車傘下のNEVメーカーの嵐図汽車の生産台数は前年比99.9%増の17万66台、販売台数は87.4%増の15万169台となり、生産・販売台数ともに初めて年間10万台を超えた。
東風汽車の生産台数は、2018年には306万9,841台と300万台を超えていたが、その後は年ごとに減少し、2024年には200万台を下回る188万1,204台となった。東風汽車の生産台数減少に伴い、湖北省の自動車生産台数の中国国内における順位も低下している(2025年12月4日付地域・分析レポート参照)。東風汽車の合弁ブランドや傘下メーカーによるNEVの動向を含め、今後の東風汽車の展開が注目される。
(高橋大輔)
(中国)
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