タイ政府、アルコール飲料の販売禁止時間に関する告示案の意見を公募

タイのアルコール飲料規制委員会は、観光振興策として現行のタイ首相府告示「2025年アルコール飲料販売禁止時間（日本語仮訳(334KB)）」（2025年6月30日記事参照）の改正案への意見公募を11月29日まで行っている。告示案は、午後2時～午後5時のアルコール販売を禁止する現行ルールについて、見直しを検討するもの。

告示案の概要は次のとおり。

第1条：この告示は官報に掲載された翌日から施行となる。

第2条：2025年6月23日付の首相府告示「2025年アルコール飲料販売の禁止時間」を廃止する。

第3条：次の時間において、アルコール飲料の販売を許可する。

1. 午前11時から午後2時
2. 午後2時から午後5時。ただし、この告示が施行された日から180日間の期間のみ。
3. 午後5時から午前0時

なお、上記2.については、バンコクアルコール飲料規制委員会および各県のアルコール飲料規制委員会が、午後2時から午後5時におけるアルコール飲料販売による影響を評価し、期間満了前にアルコール飲料規制委員会に報告する。

第4条：第3条に基づくアルコール飲料販売の禁止は、次の場所に適用しない。

1. 国際路線を運航する空港内の旅客サービスを提供する施設
2. 法律に基づく娯楽施設
3. 法律に基づくホテル

（忠田吉弘、ウォンパタラクン・ヤーダー）