日本商工会議所と東京商工会議所、ドイツ商工会議所(DIHK)を訪問、日商はDIHKとMOU調印

(ドイツ、日本)

ベルリン発

2025年11月12日

日本商工会議所と東京商工会議所は会頭経済ミッションの一環として1027日、小林健会頭をはじめ27人でドイツ・ベルリンを訪問した。日商と東商は同日、ドイツ商工会議所連合会(DIHK)を訪れ、日商とDIHKは包括的な協業を行う内容の覚書(MOU)に署名した。両商工会議所のMOU締結は19949月以来31年ぶりとなる。

小林会頭らのミッション団は志野光子・駐ドイツ日本大使とともに、フォルカー・トライアー対外経済担当役員を筆頭とするDIHKと経済対話を行い、日本とEU間のバリューチェーン構築とレジリエンス強化、循環型経済、脱炭素化、エネルギー源の多様化と再生可能エネルギー、自動車の内燃機関からの脱却とハイブリッド車への移行、中小企業やスタートアップ育成策、両国の第三国での連携や専門人材不足対策などについて意見交換した。

写真 日商・東商ミッション団によるDIHK訪問(DIHK提供)

日商・東商ミッション団によるDIHK訪問(DIHK提供)

また、同日、小林会頭は志野大使と、連邦首相府のミハエル・マイスター国務相、外務省のフロリアン・ハーン国務相、連邦経済・エネルギー省のトーマス・シュテフェン次官を訪ね、経済安全保障や両国経済関係などについて意見を交換した。

なお、会頭経済ミッションの一環として、ポーランドとチェコも訪問した(ポーランド:2025年11月12日記事、チェコ:2025年11月12日記事参照)。

(小菅宏幸)

(ドイツ、日本)

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