インド電子・情報技術省、電子部品製造優遇スキームで新たに17件のプロジェクトを承認
(インド)
ニューデリー発
2025年11月21日
インド電子・情報技術省は11月17日、電子部品製造優遇スキーム(2025年4月15日記事参照)において、第2弾として17件のプロジェクトを承認したと発表した
(添付資料表参照)。10月27日には7件のプロジェクトの承認を発表しており(2025年11月10日記事参照)、同スキームの下で計24件のプロジェクトが承認されたことになる。
今回承認されたプロジェクトには、インド初となる光トランシーバー(SFP)、通信機器・コンピュータ・産業用電子機器の高精度タイミングアプリケーション向け発振器、ノートPC・スマートウオッチ用筐体、カメラモジュール、電子機器アプリケーション向けコネクタ、多層プリント基板(PCB)等の製造案件が含まれている。これらの部品は、スマートフォン、ITハードウエア、ウエアラブルデバイス、通信機器、電気自動車(EV)、産業用電子機器、防衛、医療、再生可能エネルギーなどの主要分野で利用される見込みだ。
新たに承認された17件のプロジェクトの総投資額は717億2,000万ルピー(約1,290億9,600万円、1ルピー=約1.8円)、総生産額は6,511億1,000万ルピーに上り、1万1,808人の直接雇用の創出が期待されている。
同省のアシュウィニ・バイシュナウ大臣は、「本スキームが、デバイスから部品・サブアセンブリに至るまでバリューチェーン統合の次の段階を切り開いており、インドの電子産業の製造付加価値が 2030年度(2030年4月~2031年3月)までに5,000億ドルに達することを確実にする」と強調した。
(花村大樹)
(インド)
ビジネス短信 4d24203e7d453a20




閉じる
