ジェトロ、広東省東莞市で「第4回日本調味料×中華料理コンテスト」開催
(中国)
広州発
2025年10月30日
ジェトロは10月16日、中国広東省の東莞市で「第4回日本調味料×中華料理コンテスト」を開催した。このイベントは日本の調味料の現地中華料理店への普及と利用拡大を目的に、2023年度と2024年度は同省深セン市で、2025年度はこれまでに7月28日に同省仏山市で開催しており、今回で4回目となった(2024年2月9日記事、2024年10月31日記事、2025年8月7日記事参照)。今回は東莞市中華飲食協会と協力し、広州市や深セン市などの大都市に加え、東莞市や仏山市といった経済発展が進む同省内の地方都市の料理店シェフにも参加を募り、開催地の地元料理の広東料理をはじめ、辛味を特徴とする湖南料理などのシェフら合計34人が参加した。日本の調味料や食材のメーカー13社から提供された調味料、食材を利用して調理を行った。
イベントでは調理コンテストのほか、調味料、食材を提供した日本企業5社が会場で自社の調味料を使用した料理の試食を参加したシェフや来場者に提供した。
日本企業からは、「調味料は、試食や実際の調理を通じてこそ、魅力が伝わるため、今後もこのようなイベントには積極的に参加したい」との声が聞かれた。ある参加企業は、同社の調味料売り込みの際のポイントついて、「レストランや業務用の卸業者などプロのバイヤーと接点を持つことが重要だ。製品のプロモーションに当たっては、ECなどオンライン上の取引が広まっている現在も、対面型の現場重視でアプローチしている。EC販売は行っているものの、主に既存ユーザーによるリピート購入が中心で、積極的な販促は行っていない」と語った。
ジェトロは今後もこのような対面型イベントを積極的に開催し、中国市場への浸透を図っていく予定だ。
調理の様子(ジェトロ撮影)
コンテスト参加の作品(ジェトロ撮影)
コンテストで使用された調味料(ジェトロ撮影)
現場で試食や商談(ジェトロ撮影)
(翁芸軒)
(中国)
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