ロイヤルHDと双日、ベトナム2号店の和食居酒屋オープン
(ベトナム)
ホーチミン発
2025年06月06日
日系外食大手ロイヤルホールディングス(ロイヤルHD)は5月23日、ベトナム南部ホーチミン市1区の日本人街(ゴーバンナム通り)に、和食居酒屋「博多いねや」をオープンした。ロイヤルHDが2024年8月に設立した現地法人ROYAL SOJITZ VIETNAM COMPANY LIMITED(ロイヤルHDと双日の共同出資)による運営で、4月にオープンした洋食店「THE ROYAL」に続いての店舗となる(2025年5月2日記事参照)。
同社プレスリリースによると、「博多いねや」はモダンJAPANESE居酒屋をコンセプトとし、落ち着いた店内で日本料理を味わうことができる。日本の居酒屋の定番メニューのだし巻きたまごや焼き鳥などに加え、九州地方の代表的な郷土料理も取りそろえており、福岡県のがめ煮(筑前煮)や博多もつ鍋、宮崎県のチキン南蛮などを提供する。
ROYAL SOJITZ VIETNAM COMPANY LIMITEDの中西喜丈ゼネラルディレクターによると、「食材などはできる限り現地ものを使う方針」で、野菜はベトナム中部高原地帯のダラット産を使用している。また、刺し身や海鮮丼(注)などに使う魚は日本やベトナム産などの新鮮なものを使用している。
ベトナム国内の安定した経済成長を背景に、ホーチミン市では、牛丼チェーンを展開する松屋フーズホールディングス(2025年4月18日付地域・分析レポート参照)や、イタリア料理レストランチェーンを展開するサイゼリヤ(2025年5月16日記事参照)など、日系飲食チェーンの進出が相次いでいる。
「博多いねや」の店舗外観(ジェトロ撮影)
提供している博多もつ鍋(左)、チキン南蛮(右)(ともにジェトロ撮影)
(注)同店はランチ営業も行っており、海鮮丼や定食を提供する。
(小林真龍)
(ベトナム)
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