中国、米国への追加関税をさらに引き上げ125%に
(中国、米国)
北京発
2025年04月14日
中国の国務院関税税則委員会は4月11日、米国原産の輸入品に課している追加関税率を84%から125%に引き上げると発表した(税委会公告2025年第6号)。4月12日から適用する。
これまでの経緯として、4月4日に税委会公告2025年第4号で34%の追加関税を発表し(2025年4月7日記事参照)、4月9日に税委会公告2025年第5号で84%へ引き上げていた(2025年4月10日記事参照)。税委会公告2025年第4号と第5号は4月10日午後0時1分から適用が開始されている。
関税税則委員会は、米国による中国に対する異常な高関税の賦課は、国際的な経済貿易ルールに対する重大な違反であるとともに、経済における基本法や常識に反するものでもあり、一方的で強圧的な行為であると指摘し、中国はこれを強く非難するとしている。
また、関税税則委員会は、米国がさらに高い関税をかけ続けたとしても、もはや経済的意義はなく、世界経済史における笑い話に成り果てるだろうと指摘している。現在の関税水準では、中国に輸出される米国製品が市場で受け入れられる可能性はもはやなく、米国が関税での数字のゲームを続けるとしても、中国はそれを相手にしないとした。一方で、米国が中国の利益を実質的に侵害し続けることを固執するならば、中国は断固として抵抗し、最後まで対抗し続けるとした。
(亀山達也)
(中国、米国)
ビジネス短信 1e1fdfb51c47c842

これから開催される中国関連イベント
該当するレポートはありません
カテゴリー | タイトル | 開催日 | 開催場所 | ステータス |
---|---|---|---|---|
セミナー・講演会 ライブ配信あり イベント | 【ウェビナー】ざっとおさらい!中国越境EC輸出等で留意すべき現地通関規制と直近の事例紹介 | 2025年10月21日 | オンライン開催(上海発) | 申し込み受付中 |
展示会・商談会 イベント | 国内輸出商社・海外バイヤーとのマッチング商談会 in埼玉(サプライヤー募集) | 2025年12月02日 | さいたま市 | 申し込み受付中 |
セミナー・講演会 イベント | トランプ2.0で激化する米中摩擦 ―新たなグローバル経済安全保障リスク― | 2025年10月23日 | 大阪 | 申し込み受付中 |
セミナー・講演会 ライブ配信あり イベント | 【会場参加/同時ライブ配信】 中国企業による日本企業向けピッチイベント “Japan Jo!nting” (2回目:AI・ロボティクス分野) | 2025年10月15日 | 中国・上海/同時ライブ配信 | 申し込み受付中 |
セミナー・講演会 ライブ配信あり イベント | 【会場参加/同時ライブ配信】中国自動車業界・スタートアップ最新動向セミナー | 2025年10月23日 | 名古屋/同時ライブ配信 | 申し込み受付中 |
展示会・商談会 ライブ配信のみ イベント | 【オンライン商談会】海外企業とのオープンイノベーション商談会 | 2025年10月16日 ~2025年12月19日 | オンライン開催 | 近日中に受付開始 |
特集:米国関税措置への対応
米国の第2次トランプ政権が発表した関税措置により、賦課対象となった地域に展開する日本企業の事業運営にも影響が予想されます。
かかる状況を踏まえ、ジェトロは米国関税措置等に関する相談対応や様々な情報発信を行い、中小企業等の日本企業の皆様の活動を支援します。

これから開催される第2次トランプ政権・米国関税関連イベント
該当するレポートはありません
カテゴリー | タイトル | 開催日 | 開催場所 | ステータス |
---|---|---|---|---|
セミナー・講演会 ライブ配信のみ イベント | 越境EC取組事業者向け 米国関税ウェビナー | 2025年10月17日 | オンライン開催 | 申し込み受付中 |
セミナー・講演会 イベント | 米国・トランプ政権の「今」を読み解く ―関税政策の最新情報と企業への影響― | 2025年10月24日 | 長野 | 申し込み受付中 |
セミナー・講演会 イベント | トランプ2.0で激化する米中摩擦 ―新たなグローバル経済安全保障リスク― | 2025年10月23日 | 大阪 | 申し込み受付中 |
セミナー・講演会 オンデマンド配信のみ イベント | 【ジェトロ・メンバーズ限定】ブラジルの発展の軌跡 ―トランプ政権の対ブラジル関税政策を含め― | 2025年09月11日 ~2026年02月27日 | オンライン開催(東京発) | 申し込み受付中 |