保健省、ジャム、ゼリー、マーマレードに関する新告示を6月に施行

タイ保健省食品・医薬品局（FDA）は3月13日、FDAウェブサイトで、保健省告示第455号「ジャム、ゼリー、マーマレード」の規格などに関する新告示が3月11日に官報に掲載されたと発表した。6月9日から施行する。施行日以前にFDAが承認した製造者や輸入者は引き続き2026年12月5日まで商品を販売することが可能だ。FDAは変更点の説明資料も同ウェブサイトで掲載している。

告示第455号の施行に伴う主な変更点は次のとおり。

• 現行の保健省告示第213号「密閉容器入りのジャム、ゼリー、マーマレード」（英語仮訳）を廃止し、新告示に置き換える。
• ジャム、ゼリー、マーマレードに関する国際食品規格（コーデックス）に基づき、それぞれの定義を定める。
• 可溶性固形物、果肉成分重量比率などの品質・規格を変更。
• 新たに酵母、カビの検査を追加。
• pH値の規定を廃止。
• 添加物使用の規定を変更。
• ラベル表示の規定を変更。

ジャム、ゼリー、マーマレードに関する新告示に対する意見公募は、これまで複数回行われていた（2024年8月7日記事参照）。

（須田善也、ウォンパタラクン・ヤーダー）