「日本・サウジアラビア投資フォーラム」で日本産ホタテのプロモーションを実施

ジェトロは12月25日、サウジアラビアのリヤドで開催された「日本・サウジアラビア投資フォーラム」（2023年12月27日記事参照）の機会を捉え、日本産水産物の魅力発信とさらなる販路拡大に向けて、サウジアラビア政府閣僚や会場来場者向けに、サウジアラビアに輸入されている日本産ホタテのプロモーションを実施した

ジェトロによる日本産水産物などのプロモーションは、2023年8月からの東京電力福島第1原子力発電所のALPS処理水の海洋放出に伴う一部の国・地域による日本産水産物などの輸入停止（2023年8月24日記事、2023年8月25日記事参照）を受けた、日本産水産物の緊急支援事業として実施されたもの。日本企業とのビジネスに関心があるサウジアラビア企業が一堂に会する機会を捉え、ビジネスフォーラム会場内に日本産水産物をプロモーションする特設ブースを設置、立食形式で来場者に日本産ホタテのジンジャーソイソースソテーを提供し、冊子を用いて日本産水産物の魅力とおいしさについて説明を行った。

また、サウジアラビア投資省主催の閣僚昼食会でも日本産ホタテがふるまわれ、齋藤健経済産業相やハーリド・ビン・アブドゥルアジーズ・アール・ファーレフ投資相も日本産ホタテを試食した。ファーレフ投資相は「おいしい」と述べ完食するなど好評で、そのほかの閣僚関係者も完食するなど、日本産ホタテへの評価は高かった。

試食した来場者からは「かむたびに幸せを感じるほど、味わい深い」といった声があがったほか、日本産ホタテを初めて試食した参加者からは「おいしかったので、名前をぜひ知っておきたかった」「初めて食べた。魚は大好きなので、とても気に入った」など前向きなコメントが多数寄せられた。

（後藤大輝）