世界最大規模の水素展示会「H2MEET」が開催

世界最大規模の水素展示会「H2MEET」〔主催：H2MEET組織委員会、大韓貿易投資振興公社（KOTRA）、KINTEX〕が9月13日から15日までの3日間、KINTEX（京畿道高陽市）で開催された。同展示会は2020年から開催されており、4回目の今回は18カ国・303社の展示が行われ、過去最大規模の展示会となった。

移動式水素充電ステーション、水素モビリティ、水素生産設備、水素貯蔵・輸送製品など、国内外の企業による水素技術・製品が展示された。また、併催イベントとして、グローバル水素産業連合会（GHIAA）（注1）総会、世界の水素産業動向と最新技術トレンドを議論するリーダーズサミット、6カ国が水素政策を紹介するカントリーデイ（注2）、水素分野の革新技術を持つ優れた企業を選定するH2イノベーションアワード受賞式、韓国企業の海外進出を支援するための輸出相談会などが実施された。

韓国完成車大手の現代自動車は、燃料電池車（FCV）のトラックや水素ステーションを展示、ハンファグループはドローンやトラック用の水素貯蔵タンクなどを展示し、国内外の関係者、来場者に技術力や製品をアピールした。

次回は2024年9月25日から27日に、同じくKINTEXにおいて開催が予定されている。

（注1）2022年5月発足。韓国（議長国）、米国、中国、英国、ドイツ、オーストラリアなど21カ国の水素産業関連団体が参加（2022年6月10日記事参照）。

（注2）オランダ、オーストラリア、スウェーデン、カナダ、コロンビア、ドイツが参加。

（橋爪直輝）