B20スーラト・ミート開催、ダイヤモンド産業に注目
(インド)
アーメダバード発
2023年07月11日
インド・グジャラート(GJ)州南部のスーラトで7月1日、B20スーラト・ミート(Business 20 Surat Meet)が開催された。2023年1月にGJ州都ガンディナガルで行われたB20インセプションミーティング(2023年2月24日記事参照)に続いて開催された今回のイベントには、G20諸国からダイヤモンド加工や繊維、金融などといった業界を中心に約200人が参加。ハルシュ・サンガビGJ州内務・産業・運輸・青少年・スポーツ担当相、サルバナンダ・ソノワルインド中央政府港湾・海運・水路相らによる基調講演のほか、「2030年のインドのダイヤモンド産業の将来」と題したパネルディスカッションが行われた。同日午後には、スーラトの新興ビジネス地区「ダイヤモンド・リサーチ&マニュファクチュアリング・シティー(DREAMシティー)」と、ダイヤモンド加工・輸出大手のシュリー・ラムクリシュナ・エクスポート社(SRK)の視察ツアーも開催された(7月3日付「インストア」紙)。
スーラトは、アーメダバードから約260キロに位置するGJ州南部の商業・経済の中心都市だ。同市は1960年代から安価な労働力と高いダイヤモンド加工技術を有する「ダイヤモンドシティー」として知られ、現地紙によると、世界で流通するダイヤモンドの約9割がスーラト近郊で加工されている(7月6日付「ダイヤモンド・ワールド」紙)。また、スーラトはGJ州の伝統的産業の繊維・アパレル産業の中心地でもあり、同州の繊維産業政策でも重要視されている(2022年1月6日記事参照)。
(飯田覚)
(インド)
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