G20のビジネスサミット、ガンディナガルで開催

(インド)

アーメダバード発

2023年02月24日

インド・グジャラート(GJ)州の州都ガンディナガルのマハトマ・マンディールで1月22~24日、B20インセプション会議(Business 20 Inception Meeting)が開催された。B20は、インドが2023年に議長国を務めるG20のビジネスサミットとして位置づけられており、今回の会合は関連する15のイベントの初回に当たる。B20のテーマは「責任ある(Responsible)、加速された(Accelerated)、革新的な(Innovative)、持続可能(Sustainable)、かつ公平な(Equitable)ビジネス」。一連のイベントを通じて議論された経済・貿易に関する課題について、政策提言を行うことを目的としている(B20公式ウェブサイト参照外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)。

今回のB20会議では、ネットゼロエネルギーによる持続可能な未来の実現や、技術革新が望まれる分野の特定とイノベーションの加速、情報格差の解消とデジタルリテラシーの向上、グローバルバリューチェーンの構築、ファイナンシャルインクルージョン(金融包摂)の促進などのテーマごとに、パネルディスカッションが行われた。

TDSリチウム・イオンバッテリー・グジャラートの高柴久則社長は同会合で「スズキグループとそのパートナーは、グジャラート州に2,300億ルピー(約3,680億円、1ルピー=約1.6円)を投資し、4万7,000人の雇用を創出した。われわれはGJ州で電気自動車(EV)製造施設、EV用バッテリー工場、自動車リサイクル工場に1,000億ルピーを超える投資を計画している。GJ州はインドのネットゼロカーボンをリードすることができる」と述べている(「Desh Gujarat」紙1月23日)。

(飯田覚)

(インド)

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