韓国銀行、3回連続で基準金利を3.50％に据え置き

韓国銀行（中央銀行）は5月25日、金融通貨委員会を開催し、基準金利を現行の水準（3.50％）に据え置くと発表した（2023年4月12日記事参照）。物価上昇率（注）は鈍化しているが、相当期間、目標水準を上回ると見込まれ、現在の基調を維持することが適切だと判断した。基準金利が3.50％で据え置かれるのは3回連続となる。

今後の利上げの可能性について同行では、物価上昇鈍化の状況、経済成長の下折れリスク、金融リスク、今までの利上げの波及効果、主要国の通貨政策変化などを綿密に点検し判断するとしている。

（注）2023年4月の消費者物価上昇率は前年同月比3.7％（2023年5月8日記事参照）。

（橋爪直輝）