米プラグパワーとオーリン、ルイジアナ州のグリーン水素製造施設建設へ合弁会社設立

(米国、フランス)

ヒューストン発

2022年10月21日

米国の燃料電池システム開発のプラグパワー(本社:ニューヨーク州レーサム)と化学大手オーリン(本社:ミズーリ州クレイトン)は10月19日、ルイジアナ州セントガブリエルに日量15トンのグリーン水素(注)製造施設の建設に向けた合弁会社を設立すると発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。

発表によると、プラグパワーは合弁会社のグリーン水素を独占的に販売し、配送の物流サポートを行い、オーリンはグリーン水素の供給と運用の知見を提供する。また、プラグパワーは2025年までに日量500トンの液体グリーン水素を製造する予定だ。これにより、北米で430万トンの二酸化炭素(CO2)排出量を削減できる見込み。同社は、2028年までには日量1,000トンの液体グリーン水素を製造する予定という。

プラグパワーのアンディ・マーシュ最高経営責任者(CEO)は「当社は、北米をはじめ世界各地で高まるグリーン水素の需要に応えるため、迅速に取り組んでいる」「オーリンのような志を同じくする企業と提携することで、水素への移行を容易かつ安価に実現することができる」と述べた。

プラグパワーは米国のグリーン水素の製造に積極的に取り組んでおり、8月に米国のニュー・フォートレス・エナジーとテキサス州に120メガワット(MW)の商用規模のグリーン水素製造の施設建設(2022年8月12日記事参照)、アマゾンと2025年からアマゾンの輸送や施設業務用に年間1万950トンのグリーン水素を供給する契約締結(2022年8月29日記事参照)を発表している。9月にはフランスのライフと世界初の洋上施設でのグリーン水素製造を行うと発表した(2022年9月27日記事参照)。

(注)水素はその製造方法によって(1)化石燃料を燃焼させたガスを改質することで製造する「グレー水素」、(2)グレー水素製造工程で排出する二酸化炭素(CO2)を回収し貯留または利用(CCS、CCUS)することでCO2排出を抑える「ブルー水素」、(3)再生可能エネルギーを利用して水を電気分解することで製造し、製造工程でCO2を発生させない「グリーン水素」などに分かれる。

(沖本憲司)

(米国、フランス)

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