大連市金普新区、封鎖管理を解除

(中国)

大連発

2022年04月12日

中国・大連市疫病予防コントロールセンターは4月10日、大連市金普新区内での新規感染者が連日確認されていないことや、大多数の地区が低リスク地域になったことから、移動制限に関する「金普新区の封鎖管理関連規定の執行停止に関する通達(大疫指綜発〔2022〕32号)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」を発表、即日施行した(2022年3月18日記事2022年4月7日記事参照)。通知の主な内容は以下のとおり。

  1. 金普新区における封鎖規定の執行を停止する。中リスク地域(馬橋子街道凱悦アパートA棟・B棟、マイカルスーパーおよび上階居住地)を除いた金普新区域内に出入りすることができ、抜き打ち検査も実施しない。また、金普新区域内外の居住を問わず通常の通勤体制に戻す。
  2. 地下鉄の運行再開。地下鉄3号線、13号線は全線正常運行を再開する。
  3. 貨物輸送車両およびドライバーの管理を行う。大連市全域の貨物車両とドライバーは「貨物車両運転手の防疫対策のさらなる強化に関する通知(大疫指綜発〔2022〕38号)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」、「域外より大連へ来る(戻る)トラック運転手に対する通知(大疫指綜発〔2022〕42号)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」の要求を厳守しなければならない。
  4. 管理要求を的確に分類し実行する。現在、中リスク地域(馬橋子街道凱悦アパートA棟・B棟、マイカルスーパーおよび上階居住地)は引き続き封鎖管理区とする。「市内の大型市場および関連施設における防疫対策に関する通知(大疫指綜発〔2022〕45号)外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」の要求を実行し、農産物卸売市場、花き市場、工業消費品市場などにおいて感染予防を徹底する。
  5. 域外から来る(戻る)人に対するチェックを強化する。域外から来る(戻る)人は大連市に入る際、到着24時間前までに大連市専用サイト「来連人員自主報備」での事前登録手続きを済ませ(2022年4月7日記事参照)、健康コードチェックや体温チェックなどの予防措置を適切に行う。特に、鉄道駅や高速道路などの交通ポイントでの調査を引き続き強化する。

(山口はるか)

(中国)

ビジネス短信 c2c5b7cced7ee7e2