2月10日は日本・バングラデシュ国交樹立50周年、期待される経済イベント

(バングラデシュ、日本)

ダッカ発

2022年02月10日

日本とバングラデシュは、2022年2月10日に国交樹立50周年を迎えた。バングラデシュは1971年3月26日に独立を宣言し、約9カ月におよぶ当時の西パキスタン(現・パキスタン)との戦争を経て、12月16日に独立を勝ち取った。それを受け、翌1972年2月10日、日本はバングラデシュを国家承認した。

国交樹立50周年の2022年は、2国間の経済関係を象徴する事業が多く計画されている。住友商事が開発するバングラデシュSEZ(経済特区)(ナラヤンゴンジ県アライハザール、2021年3月12記事2021年9月17日記事参照)が年内の操業を予定し、日系企業の進出に拍車がかかることが期待される。国際協力機構(JICA)が支援する都市高速鉄道MRT6号線についても年内に一部区間の運転開始が予定されており(2019年8月22日記事参照)、ダッカ市民の生活が改善することが期待されている。また、日本バングラデシュ官民合同経済対話についても、産業界から国交樹立50周年となる2022年の開催を期待する声が上がっており、ビジネス環境改善の継続的な取り組みが望まれている。

ジェトロ・ダッカ事務所は、チッタゴン商工会議所(CCCI)、日本バングラデシュ商工会議所(JBCCI)と共催で投資サミットをチョットグラムで開催することを計画しており、日系企業によるバングラデシュ進出支援やビジネス環境改善の取り組みを加速させる予定だ。

(安藤裕二)

(バングラデシュ、日本)

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