5度目の非常事態宣言を発令、飲食店の夜間営業禁止、新型コロナ対策

(チェコ)

プラハ発

2021年11月29日

チェコ政府は11月25日、新型コロナウイルス感染状況が急速に悪化していることから、非常事態宣言の発令を決定外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。期間は11月26日から12月25日までの30日間。チェコでは2020年3月12日に初めて非常事態宣言を発出してから(2020年3月13日記事参照)、断続的に4回発令している(2021年2月16日記事2021年3月2日記事参照)。今回5度目の発令により、チェコは2021年4月12日以来約7カ月ぶりに非常事態宣言下に置かれることとなった(2021年4月9日記事参照)。

非常事態宣言の発令に伴い、政府は11月26日午後6時から以下の措置を導入することを決定した。

(1)営業制限

  • レストラン、バーなど飲食店の夜間営業禁止。営業時間は午前5時から午後10時前までに制限。
  • クリスマス・マーケットの営業禁止(ツリーとコイの販売は除く)。

(2)集会制限

  • スポーツ観戦、コンサートなどの文化イベントの参加人数に上限を設け、1,000人に制限。
  • スポーツ活動、文化活動などの参加人数の上限を1,000人から100人に縮小。

(3)その他

  • 公共の場での飲酒禁止(レストランやバーの屋内での飲酒は除く)。
  • ショッピングモール内のフードコートでの飲食禁止。

なお、飲食店やイベント会場への入場の際には、11月22日以降、ワクチン接種証明書または回復証明のいずれかの提示が義務付けられている。PCR検査や抗原検査の陰性証明書では入場が認められない(2021年11月24日記事参照)。

チェコでは11月に入って感染状況が急激に悪化しており、11月25日には1日当たりの新規感染者数が過去最高の2万7,929人に達した(添付資料図参照)。同日の入院患者数は6,141人、そのうち重症者数は923人と11月1日時点から3倍に増え、病床の逼迫が懸念されている。11月25日現在、酸素吸入器を有する病床の占有率は77%、高流量経鼻酸素吸入器あるいは人工呼吸器付の病床の占有率は72%となっている(注)。

(注)どちらも新型コロナウイルス感染者以外を対象とした病床も含む。

(中川圭子)

(チェコ)

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