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欧州委、スイスの新型コロナ証明書の同等性を認定、EUと相互承認

(EU、スイス)

ブリュッセル発

2021年07月09日

欧州委員会は7月8日、スイスが発行する新型コロナウイルスに関する「COVID証明書」(2021年6月15日記事参照)を「EUデジタルCOVID証明書」(2021年3月18日記事参照)と同等だと認める決定PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を採択した。これにより、7月9日からスイスのCOVID証明書の保持者は、EUのCOVID証明書の保持者と同様の条件で、EUの全加盟国を含む欧州経済領域(EEA)内を移動することができる。また、スイスもEUのCOVID証明書を認めるとしており、EUのCOVID証明書の保持者は、スイスへの入国時に、EUのCOVID証明書を利用することができる。

EUのCOVID証明書に参加するEUの全27加盟国とEEAに加盟するアイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェーでは、既に7月1日から同証明書の本格運用を開始している(2021年7月2日記事参照)。今回、EUがスイスとCOVID証明書の相互承認をしたことで、本格的な夏のバカンスシーズンを直前に控え、EUの全加盟国および域内の自由な移動を認めるシェンゲン協定の全加盟国でCOVID証明書の利用した円滑な旅行が再開されることになる。

その他の域外国との相互承認は未定

欧州委による今回のスイスに関する決定は、域外国のワクチン接種などの証明書の同等性を認める初の事例となる。EUのCOVID証明書の設置規則外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますは、域内移動の円滑化だけでなく、この同等性認定を用いて、域外国との相互承認を実現することで、域内と当該域外国との移動の円滑化も念頭に置いている。EU理事会(閣僚理事会)は、ワクチン接種済みの旅行者に対する域外国からの入域制限を緩和する勧告を採択しており(2021年5月21日記事参照)、米国に関しては、既にCOVID証明書の相互承認に向けた協議を進めていることを欧州委が認めている(2021年4月28日記事参照)。

(吉沼啓介)

(EU、スイス)

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