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渡航制限の緩和発表、新型コロナワクチン接種者には入国制限を原則撤廃

(ベルギー)

ブリュッセル発

2021年06月09日

ベルギー連邦政府は6月4日、夏季に向けた渡航制限の緩和を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。また、新型コロナウイルス感染症の患者による集中治療室の使用数が政府設定の目標値である500床を下回ったことや、ワクチン接種が順調に進んでいることを理由に、予定どおり6月9日から夏の緩和計画の第1段階(2021年5月14日記事参照)を開始することを決定した。

連邦政府は2020年12月以降、入国時の制限措置を導入し、国外への渡航も自粛するよう強く要請していたが、7月1日以降はEU加盟国が導入する「EUデジタルCOVID証明書」(2021年6月02日記事参照)を活用し、EU加盟国間を原則自由に旅行することができるとした。

ベルギー居住者もしくは国籍保持者が、感染状況が緑色またはオレンジ色に分類される地域(注1)からベルギーへ入国する場合、検査と自主隔離はともに不要となる。赤色地域(注2)からの入国については「EUデジタルCOVID証明書」で以下の(1)から(3)のいずれかを証明できる、または(4)の場合、検査および自主隔離を行うことなく入国が可能となる〔(1)新型コロナウイルスワクチンの接種完了日(注3)から14日以上経過、(2)入国前72時間以内に実施したPCR検査の陰性結果、(3)新型コロナウイルス感染症から回復、(4)到着1日目または2日目に実施したPCR検査の結果が陰性〕。また、懸念されるウイルス変異株が流行しているとして、特にリスクが高い地域に指定されている地域から入国する場合は、ワクチン接種が完了し陰性証明書を所持している場合でも、10日間の自主隔離と到着日と到着から10日目にPCR検査を受ける必要がある。

ベルギー非居住者が、感染状況が緑色またはオレンジ色に分類される地域から入国する場合は、検査と自主隔離ともに不要となり、赤色地域からの入国については「EUデジタルCOVID証明書」で前述の(1)から(3)のいずれかを証明できる場合、検査と自主隔離は免除する。EU域外の国から入国する場合は、欧州医薬品庁(EMA)が承認したワクチンの接種完了日から14日以上経過し、かつ入国日に受けたPCR検査が陰性だった場合、自主隔離は免除する。一方で、懸念される変異株が流行しているとして、特にリスクが高い地域に指定されている国からの入国は引き続き原則禁止とする。

入国時の渡航者位置特定フォーム(Passenger Location Form: PLF)の記入も義務化している。また、ベルギー連邦政府はEU域外への渡航について、引き続き自粛するよう強く求めている。

飲食店の営業時間拡大、テレワーク義務化も緩和

連邦政府は、渡航に関する緩和措置と併せて、6月9日以降の夏の緩和計画第1段階の実施を発表した。テレワークは義務ではなく推奨となるほか、飲食業は屋外に加えて屋内での営業が再開され、営業時間は現行の午前8時~午後10時から、屋内・屋外ともに午前5時~午後11時半まで拡大する。

(注1)EU域内の分類は、欧州疾病予防管理センター(ECDC)が感染状況に応じて作成する色分けマップに基づく。緑、オレンジ、赤の順に14日間の10万人当たり新規感染者数などが多いことを意味する。EU域外国はECDCの基準に基づき、ベルギー連邦政府が分類。

(注2)赤色地域は同新規感染者数が50人以上で検査の陽性率が4%以上、もしくは同新規感染者数が150人以上の地域。

(注3)2回接種が定められているワクチンについては、2回目の接種日を接種完了日とする。

(大中登紀子)

(ベルギー)

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