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飲食店の屋内営業や屋内娯楽施設の再開を含む夏の緩和計画を発表

(ベルギー)

ブリュッセル発

2021年05月14日

ベルギー連邦政府は5月11日、新型コロナウイルス感染症拡大防止対策の規制緩和として、レストランやカフェなど飲食店の屋内営業や屋内娯楽施設の再開を含む、「夏の緩和計画」を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。ベルギーでは、既に屋外活動における緩和計画を5月8日から実施しているが、今回は屋内活動も対象となった(2021年4月16日記事参照)。同計画は、6月9日から開始され、「新型コロナ危機」以前の通常の生活に戻すための規制緩和を4段階にわたって進める。連邦政府は、緩和計画の各段階に移行するための条件として、ワクチン接種キャンペーンが計画どおりに進むことと、新型コロナウイルス感染患者の集中治療室の使用病床数が500病床程度の水準に抑えられることを挙げている。

6月9日から開始される第1段階では、一定の条件下で飲食店の屋内営業が可能となるほか、映画館やジムなどの屋内施設も再開可能となる。また、テレワークは引き続き義務付けられるが、週に1回の通勤が可能となる。第2段階となる7月1日からは、買い物に関する規制が撤廃されるとともに、テレワークは義務ではなく推奨となる。第3段階の7月30日以降は、3,000~5,000人規模の屋内外の大規模イベントの開催が可能となる(詳細は添付資料参照)。

5月12日時点の国内の集中治療室の使用病床数は686床で、1週間前と比べると14%減となっている。また、ワクチン接種キャンペーンの進捗状況は、5月12日時点で人口の31.6%が1回目の接種を受け、9.6%が接種を完了した。

今回の緩和計画に海外渡航に関する事項は含まれなかったものの、アレクサンドル・ド・クロー首相は、5月24~25日に開催される欧州理事会の特別会合では、EUのワクチン証明書となる「デジタル・グリーン証明書」(2021年4月23日記事参照)の使用方法や渡航に関する詳細が決定される見込みで、今後2~3週間以内に渡航に関する取り決めを発表できるだろうと述べた。

企業支援のための経済復興政策も

夏の緩和計画に先立ち、連邦政府は4月21日に、8億3,500万ユーロの企業支援策を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますしていた。主な内容は以下のとおり。

  • 2021年5月8日~9月31日まで、レストランやカフェでの飲食にかかる付加価値税を6%に引き下げる。
  • ホテルやケータリング産業に従事する労働者の2021年分の法定休暇手当(夏季賞与)の雇用主拠出金を連邦政府が代わりに負担し、雇用主のコストを軽減するとともに、同産業の従業員への夏季賞与の支給を保障する。
  • 全産業を対象に、新規に従業員を雇用、もしくは、一時帰休中の失業者を再雇用した場合、最大5人まで2021年第3四半期(7~9月)の社会保障費の雇用主の負担割合を引き下げる。

(大中登紀子)

(ベルギー)

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