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マハーラーシュトラ州、活動規制延長も新規感染数は漸減傾向

(インド)

ムンバイ発

2021年05月19日

インド西部マハーラーシュトラ(MH)州は5月12日、同15日までとしていた州内の活動規制を6月1日早朝まで延長すると通達外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした(これまでの規制内容については、2021年4月7日記事4月19日記事4月23日記事参照)。

今回の通達の最大の変更点は、MH州への入境規制の強化だ。今回の通達でインド国内全ての州からのMH州への入境に対し、入境前48時間以内に取得したPCR検査の陰性証明の携行を義務付けた。これまではデリー首都圏やグジャラート州、ケララ州など特定州からの入境に対し、陰性証明の携行を課していた。同様の措置は既に他州でもとられている。そのため、在MH州邦人に関する限りは、必ずしも影響は大きくないと予想される。

感染状況は徐々に改善、ワクチン不足への対策も

MH州は、4月初旬から事実上のロックダウンともいえる活動制限措置を敷いてきた。MH州の中でもムンバイ市やプネ市の新規感染者数は漸減傾向にあり、回復者数が新規感染者数を上回る結果、アクティブ患者数(注)が減少している(添付資料図参照)。

しかし、日によっては死亡者数が一気に増加する場合もあり、必ずしも「収束に向かっている」と断定はできない。

インドでは5月1日以降、ワクチンの接種対象者をこれまでの45歳以上から18歳以上に引き下げたこともあり、接種予約が極めて困難になっている地域が多い。各地域でワクチンの在庫が底をつき、接種を一時的に見合わせるとの報道もされている。このような状況下で、各自治体は州政府の許可を取り付け、海外からワクチンを調達する動きを進めている。ムンバイ市政府は5月12日、500万人分のワクチン(1人当たり2回分として1,000万回分)を海外から直接購入するための国際的な関心表明(EoI)をインドの自治体で初めて行っている(「タイムズ・オブ・インディア」紙5月13日)。

ムンバイ市など都市圏では感染状況が改善しつつあるが、州全体でみると5月18日時点の新規感染者は約2万6,600人と、いまだに絶対的な感染者数は多い。このまま漸減傾向が続いたとしても、6月1日以降の活動規制の再延長も十分あり得るため、楽観視はできない状況だ。

(注)感染者数から回復者数と死者数を除いた数。

(比佐建二郎)

(インド)

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