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ボッシュ、過去10年のインダストリー4.0関連売上高は40億ユーロ超

(ドイツ)

ミュンヘン発

2021年04月22日

ドイツの自動車部品・電動工具メーカーのボッシュは4月8日、2011年以降のインダストリー4.0(注)関連の売上高が40億ユーロを超えたと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。

ボッシュが開発した、マシンコントローラーをネットワーク化するためのインダストリー4.0用ソフトウエア「Nexeed」は、BMW、センサー大手のSICK、レーザー加工機大手のトルンプなど、約100社の企業が導入。インダストリー4.0関連の売上高は2020年単年で7億ユーロ以上にとなったという。ドイツIT・通信・ニューメディア産業連合会(BITKOM)が4月7日に発表したアンケート結果(2021年4月15日記事参照)では、62%の企業がインダストリー4.0のための機器・設備・通信を利用していると回答しており、製造工程のネットワーク化の需要は増加している。

一方で、ボッシュは自社工場でのインダストリー4.0導入も進めている。同社の工場では約12万台の機械と25万以上の内蔵カメラ、ロボットなどのデバイスが既にネットワークに接続されている。ネットワーク化により、生産性が最大25%増加し、機械のメンテナンスコストが最大25%減少、機械稼働率は最大15%向上するという。

ボッシュは、第5世代移動通信システム(5G)の工場への導入も進める。2020年末に、ドイツ南西部のシュトゥットガルト・フォイエルバッハ工場で、同社初の「5Gキャンパスネットワーク(5G Campusnetz)」を稼働させた(2020年12月7日記事参照)。現在、全世界の約10の工場で5G導入を進めている。

インダストリー4.0の要諦として、ロルフ・ナヨルク・ボッシュ取締役会メンバー(産業機器テクノロジー事業セクター担当)は、(1)インダストリー4.0を包括的に捉え一貫した工場の課題解決に取り組むこと、(2)工場・顧客・サプライヤーの互換性や利便性を意識したオープンアーキテクチャの必要性、(3)顧客からのさらなるカスタム生産の要望に対し柔軟性を確保することを挙げている。

写真 ボッシュ工場内の様子(ボッシュ提供)

ボッシュ工場内の様子(ボッシュ提供)

(注)インダストリー4.0とは「第 4 次産業革命」の意味。工場内外の高度なデジタル化により、生産プロセスの上流から下流まで垂直方向に全てのモノや情報をネットワーク化するとともに、注文から出荷までリアルタイムで管理される複数のバリューネットワークも水平に結ぶことで、開発・製造・物流・サービスという製造産業の中核をなすプロセスの最適化を図ること。なお、インダストリー4.0のコンセプトは、2011年に開催されたハノーバーメッセで初めて発表された。

(クラウディア・フェンデル、高塚一)

(ドイツ)

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