オンライン「ロシア商品フェア」、越境ECで日本の消費者にアピール

ロシア郵便は2月19日、ロシア製品を日本へ紹介するオンラインイベント「ロシア商品フェア on Web 2021」を開始した。越境ECによる3月19日までの期間限定の取り組み。

イベントは、日本の総務省とロシア連邦デジタル発展・通信・マスコミ省による日ロ郵便事業体間の相互協力の一環として実施するもの。前回は2020年2月に東京駅に隣接する「KITTE丸の内」で開催され（2020年3月4日記事参照）、好評を得たため今回の実施につながった。

イベントはロシア商品を日本でより多くの人に知ってもらい、かつ販売することだが、同時に、どのような商品が人気を得るのかという検証も兼ねている。今回のイベントは日本郵便のウェブサイトでも紹介されている。

出店者数は25社で出品点数は約300SKU（注）。前回のアンケート結果で関心の高かった食べ物や民芸品を中心としたラインアップとなっている。商品はVISA、MASTERのクレジットカードによって日本円で購入することが可能。商品はロシア国内の在庫からEMSで日本へ発送される。送料は販売価格に含まれている。

ウェブサイト立ち上げや運営に関するアドバイスを行う大和総研コンサルティング本部アジアコンサルティング部長の本谷知彦氏は「実は、ロシアには面白い商品や意外に日本人の味覚に合う食品が多い。これを機に、ロシア商品の魅力を多くの方々に知ってほしい」とフェアへの参加を呼びかけた。

（注）Stock Keeping Unit（ストック・キーピング・ユニット）の略。受発注・在庫管理を行う際の最小の管理単位。

（齋藤寛）