工業関連製品や農産品など約4,500品目の輸出税率を変更

(アルゼンチン)

ブエノスアイレス発

2021年01月12日

アルゼンチン政府は12月31日、前日の30日付政令1060/2020号外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを公布し、工業製品や農産品など約4,500品目の輸出税率を変更し、1月1日から施行した。一部の原材料の輸出税率を4.5%に、一部の中間財を3%、工業製品(完成品)と一部農産品を0%(無税)に変更した。対象品目と各税率は同政令付属書(ANEXO)PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を参照。

同政令によると、今回の変更は「国内の産業や天然資源などの保護、あらゆる生産活動の促進と保護、適切な収入源の確保のために付加価値の向上を図るのが目的」としている。

現地報道(12月31日付「ラ・ナシオン」電子版、「エル・クロニスタ」電子版)によると、約1,150品目の工業製品(完成品)と中間財の輸出税率がそれぞれ0%と3%に引き下げられた。そのほか0%に引き下げられたのは、地方経済の要とされる農産品約700品目で、羊・ヤギ関連製品、鶏卵、水産養殖製品、トマト、ピーマン、タマネギ、ニンニク、アスパラガス、ジャガイモ、マンジョカ(キャッサバ)、キノコ類、オリーブ製品、ポップコーン用トウモロコシ、大豆を含まない豆類、ドライフルーツ、トロピカルフルーツ、かんきつ類、生鮮ブドウおよびレーズン、ナシやリンゴなどの果物、茶類、マテ茶、キノア、アルファルファ(ムラサキウマゴヤシ)、果汁、かんきつ類エッセンシャルオイルなど。

他方、税率が引き上げられた品目もある。牛乳・チーズ・ホエイ(乳清)・バターなどは、これまでの3%から4.5%になった。自動車は、これまで輸出申告額(FOB価格)1ドル当たり3.36ペソ(約4.03円、1ペソ=約1.2円)が課税されていたが、輸出申告額の4.5%に変更された。ワインも同様に輸出申告額1ドル当たり3ペソから輸出申告額の4.5%に変更された。

なお、大豆・大豆関連品目の輸出税率は、2020年10月5日付政令789/2020号で定めたとおり、1月からそれぞれ33%、31%に戻った(2020年10月6日記事参照)。

改正知識経済振興法(法律第27,570号)(2020年12月18日記事参照)に関連するサービスの輸出にかかる輸出税も、12月21日付政令1034/2020号外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますにより税率5%から0%に引き下げられた。

(山木シルビア)

(アルゼンチン)

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