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カザフスタン、ウズベキスタン両国首相が会談、進展する2国間経済関係

(カザフスタン、ウズベキスタン)

タシケント発

2020年12月01日

カザフスタンのアスカル・マミン首相とウズベキスタンのアブドラ・アリポフ首相は11月21日、カザフスタン南部のトルケスタン(注1)で会談した(「カザフスタン首相公式ウェブサイト」11月21日)。両首相は貿易や経済、投資、農業などの分野での協力関係強化のほか、水利やエネルギー、運輸、税関に関する2国間の連携など幅広い課題について議論した。特に、2020年から2022年の3年間で、共通の流通システムや国境での貿易経済協力センター建設、国境検問施設の近代化など、経済協力の環境整備を進めていくことを確認した。

両国間の企業進出や合弁企業の開設も活発になっている。今回の首相会談に合わせ、トルケスタンではウズベキスタンとカザフスタン合弁の「トルケスタン・テキスタイル」の縫製工場の開所式が行われた。投資額は7億テンゲ(約1億7,500万円、1テンゲ=約0.25円)で、月産1万3,000着、1,000人の新規雇用を創出する予定だ。2019年12月には同じくカザフスタン南部のシムケントでも、同様の繊維合弁企業が稼働を開始している(2020年1月6日記事参照)。また、ウズベキスタンの自動車組み立て大手ウズオートモーターズはカザフスタン国内で「ラボン」ブランドの自動車の組み立てを行っており、生産台数を拡大している(2020年4月28日記事参照)。

カザフスタン企業もウズベキスタン市場への進出を進めている。カザフスタン人民銀行は2019年7月に子会社をタシケントに開設(2019年7月12日記事参照)。2020年3月にはカザフスタンの建設大手「BIグループ」がウズベキスタンのデベロッパー大手「ムラドビルディング」と合弁会社を設立している(「フォーブス・カザフスタン」3月2日)。ネット市場では、インターネットプラットフォーム大手2社「チケットオン」(ネット予約)、「カリョーサ」(自動車販売仲介)が進出している。カザフスタン小売り大手「マグナム・キャッシュ・アンド・キャリー」も目下、ウズベキスタンの首都タシケントでの出店準備を進めている。

ウズベキスタン国家統計委員会の資料によると、2020年1~10月のカザフスタンとの往復貿易額は23億1,360万ドル(注2)で、カザフスタンは中国(51億2,960万ドル)、ロシア(45億4,180万ドル)に次ぐ重要な貿易相手国となっている。

(注1)トルケスタンは古くから中央アジア地域のイスラム教徒の聖地と位置付けられており、ユネスコ世界遺産のコジャ・アフメド・ヤサビ廟がある。カザフスタン政府は国境に隣接する同市を観光と軽工業の中心地として、開発と投資に力を入れている。9月には国際空港が開業した(「ブラストKZ」9月28日)。

(注2)新型コロナウイルスの影響で前年同期比17.1%減。

(増島繁延)

(カザフスタン、ウズベキスタン)

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