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2019/2020年度のGDP成長率は5.24%、1人当たりGDP2,000ドル目前に

(バングラデシュ)

ダッカ発

2020年08月14日

バングラデシュ統計局は8月11日、2019/2020年度(2019年7月~2020年6月)のGDP成長率(暫定値)を5.24%と発表PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)した(添付資料表1参照)。過去最高となる8.15%を記録した2018/2019年度と、2019/2020年度の当初目標値の8.20%には届かなかったが、アジア開発銀行(ADB)が6月に発表した経済成長率予測(4.50%)を上回った(2020年6月22日記事参照)。

GDPの6割を超える民間消費は4.0%増(前年度:3.9%増)と小幅な成長をみせたが、前年度に成長率が落ち込んだ民間投資は6.3%増(同:8.4%増)と成長幅はさらに落ち込んだ。また、前年度は大きな伸びを示した財・サービスの輸出は8.5%減(10.9%増)と大幅なマイナスに転じ、財・サービスの輸入も、6.9%減(2.0%減)となった。

セクター別のGDP成長率については、全ての分野で前年度よりも低調だった。特に鉱工業は6.5%(前年度12.7%)、うち製造業は5.8%(同14.2%)と大きく落ち込んだ。農林水産業は3.1%(同3.9%)、サービス業は5.3%(同6.8%)の成長となった。

バングラデシュ統計局はGDP成長率以外の指標も発表した(添付資料表2参照)。人口は1億6,756万人と前年度から約200万人増加した。為替レート(期中平均)は、1ドル84.71タカとなり、前年度(84.03タカ)からタカ安傾向がさらに進んだ。1人当たりGDPは2,000ドル間近の1,970ドルとなった。1人当たり国民総所得(GNI)は2,064ドルに達し、前年度比8.1%増加した。過去最高額だった海外出稼ぎ労働者からの送金(2020年7月22日記事参照)が1人当たりGNIを押し上げたとみられる。

バングラデシュは2020/2021年度の経済成長率の目標を前年度目標と同様、8.2%と設定している。他方、海外出稼ぎ労働者による送金額は新型コロナウイルスの影響から減少基調にあり、主幹産業の衣料品輸出は低迷している(2020年7月15日記事参照)。さらに、政府が取り組んでいる各種インフラ整備に係る開発プログラムや投資環境改善の進展の遅れを懸念する現地報道もあり、今後の政府の経済対策にも注目が集まる。

(山田和則)

(バングラデシュ)

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