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警戒レベル3維持のまま一部制限緩和も、酒類販売は再び禁止に

(南アフリカ共和国)

ヨハネスブルク発

2020年07月14日

南アフリカ共和国のシリル・ラマポーザ大統領は7月12日、新型コロナウイルス対策に関する国民演説外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを行った。新型コロナウイルス対策にかかる国民演説はビジネスの制限をさらに緩和した6月17日以来となった(2020年6月22日記事参照)。

ラマポーザ大統領は演説の冒頭、国内の感染者累計は同日時点で27万6,242人、1日当たりの新規感染者数は1万2,000人台で推移して、感染拡大が続いていることを説明した。また、州ごとに感染の拡大状況は異なるものの、感染のピークは7月末~9月下旬になるとの予測を示した。しかし、医療従事者の努力と緊急対策が奏功し、国内の死者数は4,079人、致死率は1.5%と、世界平均の4.4%を下回っているとし、政府の感染症対策の効果を強調した。

他方、大多数の国民が責任を持って感染症対策を行っている一方で、一部の国民はロックダウン中の制限(2020年3月27日記事参照)を守らず無責任に行動し、感染拡大を招いているとして、これまでにない厳しい口調で指摘した。

ラマポーザ大統領は、現在全土に敷いている警戒レベル3から、4や最大レベルの5への再度の引き上げも政府・専門家内で検討したが、経済や家計、社会的損害が大きいことから、レベル3の維持を内閣が決定したと明らかにした。その上で、感染対策として新たな制限を課す一方で緩和措置を導入するとした。主な内容は以下のとおり。

  • 雇用者、店舗オーナー、公共交通機関オペレーターなどに、従業員や顧客のマスク着用順守の義務化
  • 酒類販売を再度禁止
  • たばこ販売の禁止継続
  • 午後9時~翌日午前4時までの外出禁止(7月13日午後9時から実施)
  • 近距離のミニバスタクシーの定員100%乗車可(これまでは最大70%)
  • 運動を目的とした公園の利用可(ただし、グループでの利用は禁止)

6月1日から部分的に再開を認めた酒類販売(2020年6月2日記事参照)を再度禁止した理由について、ラマポーザ大統領は、飲酒に伴う傷害や病気により新型コロナウイルス対応で逼迫する医療態勢に負荷をかけることを防ぐためと説明した。政府は12日、これらの詳細を記した官報PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)を発表した。

(高橋史)

(南アフリカ共和国)

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