夜間外出禁止令および3月からの国内全土での外出禁止令が完全解除へ

(スリランカ)

アジア大洋州課

2020年06月30日

スリランカ大統領府は6月28日、同日から夜間外出禁止令の解除を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。これにより、3月20日から国内全土で発出されていた外出禁止令が完全に解除されることになった。

スリランカでは、3月18日に国内一部地区に外出禁止令が発令されたのを皮切りに、対象地域が拡大。3月20日からスリランカ全域で、外出禁止令が発令(一部解除期間を含む)(2020年3月27日記事参照)。その後、感染拡大リスクが低い地域では、夜間のみを外出禁止とするなど、部分的な外出禁止令の解除が進み(2020年4月9日記事4月23日記事参照)、5月26日からは、国内全土で外出禁止令を夜間のみとすると発表し、日中の外出禁止令が終了していた(2020年5月28日記事参照)。

また、5月1日に発表された方針を受け、5月11日から市民生活ならびに公的・民間部門の活動再開が許可され、職場への出勤などが可能となり、経済活動が再開した(2020年5月28日記事参照)。6月5日には、8月1日から全ての国からの観光客を受け入れると発表している(2020年6月10日記事参照)。

6月28日時点のスリランカの累計感染者数は2,037人、同死亡者数は11人となっている。1日当たりの新規感染者数は、137人(5月26日)、150人(5月27日)と感染拡大が続いていた5月下旬と比較して、直近は4人(6月26日)、19人(6月27日)、4人(6月28日)と落ち着きを見せている。

(三木貴博)

(スリランカ)

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