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製造業購買担当者指数(PMI)は改善も、新型コロナが依然として影響

(フィリピン)

マニラ発

2020年06月08日

英国の調査会社IHSマークイットは6月1日、フィリピンの5月のIHSマークイット製造業購買担当者指数(PMI)(注1)は40.1を記録したと発表した(添付資料図参照)。過去最低を記録した4月(31.6)や、外出禁止令や公共交通機関の運行停止を含む隔離措置が発動した3月(39.7)からは改善した。

同社は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受け、政府が最も厳しい隔離措置を課した4月と比較すると、隔離措置が一部緩和された5月は製造業の景気悪化のペースは減速したとした。4月のPMIは、隔離措置により製造業の生産、新規受注、輸出、雇用が大きく悪化し過去最低を記録していた(2020年5月11日記事参照)。

4月30日まで延長した広域隔離措置(ECQ)(注2)について、政府は対象地域をビサヤ地方やミンダナオ地方の一部にも拡大した上で5月15日まで延長。その後、5月15日からマニラ首都圏の隔離措置を一部緩和、6月1日からはさらに緩和を図り、首都圏の公共交通機関も乗客数を限った上で再開した(2020年6月2日記事参照)。

なお、ASEANのPMIは高い順から、マレーシア(45.6、前月比14.5ポイント増)、ベトナム(42.7、同10.0ポイント増)、タイ(41.6、同4.8ポイント増)、フィリピン(40.1、同8.5ポイント増)、ミャンマー(38.9、同9.9ポイント増)といずれも前月比で改善した(6月3日時点でインドネシアとシンガポールのPMIは未発表)。

(注1)製造業の購買責任者を対象に、生産高や新規受注、在庫水準、雇用状況、価格などの指数に一定のウエイトを掛けて算出する指数。0から100の間で変動し、50.0は「前月から横ばい」、50.0を超えると「前月比で改善や増加」を意味して景気拡大を示し、50.0未満は「前月比で悪化や減少」として景気減速を表す。

(注2)ルソン島全体を対象とした外出禁止令や公共交通機関停止を含む広域隔離措置(ECQ)

(坂田和仁)

(フィリピン)

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