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米GM、アフトワズとの合弁会社株式を売却

(ロシア、米国)

欧州ロシアCIS課

2019年12月12日

ロシアの乗用車最大手アフトワズは12月9日、米国自動車大手ゼネラルモーターズ(GM)との合弁会社GMアフトワズからGM出資持ち分50%を購入することでGMと合意したと発表した。GMアフトワズはアフトワズの100%子会社となる。

GMアフトワズは2001年にGM、アフトワズ、欧州復興開発銀行(EBRD)の3者の出資によって設立された合弁会社。トリヤッチにあるアフトワズ本社工場の隣で2002年から小型のスポーツ用多目的車(SUV)「シボレー・ニワ」を生産してきた。2012年にEBRDが資本を引き揚げて以降は、GMとアフトワズがそれぞれ50%の株式を有していた。

アフトワズによると、GMアフトワズを100%子会社化した後、社名を変更するが、一定期間は「シボレー・ニワ」の生産を継続し、その後は同車種のエンブレムをアフトワズのブランド「ラーダ」に変えるとしている。従業員の削減などは予定しておらず、現行の「シボレー・ニワ」のサプライヤーやディーラーとの契約も一定期間は維持するとしている。アフトワズのイフ・カラカトザニス社長は「18年以上にわたりGMが実のある協力をしてくれたことに感謝している」と述べた。

GMは2015年にサンクトペテルブルク工場を閉鎖しており、残るロシアの生産拠点はGMアフトワズだけだった(2015年3月23日記事参照)。GMアフトワズは2019年7月に産業商務省と旧法に基づく特別投資契約を締結しており(2019年7月9日記事参照)、「シボレー・ニワ」の刷新を予定していたが、GMによる株式売却でこれは実現しないとみられている(「コメルサント」紙12月9日)。

自動車専門調査会社アフトスタトのセルゲイ・ウフダロフ専務は、「シボレー・ニワ」はアフトワズの「ラーダ4×4」やルノーの「ダスター」に似ており、価格面でも競合していたため、GMアフトワズからのGM撤退は機が十分に熟していたものと評した(「コメルサント」紙12月9日)。

(齋藤寛)

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