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フィリピンからのごみ入りコンテナ、カナダ・バンク―バー近郊の港に到着

(カナダ、フィリピン)

米州課

2019年07月02日

フィリピンでごみ入りコンテナ69個を積んだ貨物船が6月29日、カナダ・バンクーバー近郊の港に到着した。地元当局によると、コンテナはバンクーバー近郊のバーナビーの廃棄物発電施設で処理される予定だという。また、カナダは今回のコンテナ輸送に114万カナダ・ドル(約9,462万円、Cドル、1Cドル=約83円)、ごみの処理に37万5,000Cドル(約3,112万5,000円)を支払う(「グローバルニュース」6月29日)。

これらのコンテナは、カナダがフィリピンに2013年から2014年にかけて輸送したもので、現地で処理された一部を除き、フィリピンの港に約6年間滞留していた。コンテナは「リサイクル処理できるプラスチック廃棄物」として輸出されたが、実際にはその内容物はリサイクル処理できないプラスチックごみや電子機器、新聞紙、おむつなどの家庭ごみだった。フィリピンのドゥテルテ大統領は、カナダ政府に対し5月15日を期限としてコンテナの回収を要請していたが、これを過ぎた後も、カナダ側の準備が間に合わず回収ができていなかったため(2019年5月20日記事参照)、駐カナダ・フィリピン大使や領事を本国に召還した。その後、コンテナは6月1日、フィリピン・スービック港からカナダ・バンクーバーに向けて出港していた(2019年6月11日記事参照)。

なお、カナダ環境・気候変動省は2016年11月、有害廃棄物・有害リサイクル資材輸出入規則を改正し、家庭ごみを含む全ての廃棄物・リサイクル資材を規制対象としている。カナダ国内の輸出業者は、相手国が合意した場合のみ、廃棄物を輸出することができる。リサイクルに適さない汚れたプラスチックごみについては、2019年5月10日に開催されたバーゼル条約締約国会議で同条約の規制対象とする改正案が採択された(2019年5月21日記事参照)。

(野口真緒)

(カナダ、フィリピン)

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