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トルドー・カナダ首相、2021年までに使い捨てプラスチックを禁止とする声明発表

(カナダ、フィリピン)

米州課

2019年06月11日

カナダのトルドー首相は6月10日、早ければ2021年までに使い捨てプラスチック製品を禁止とし、プラスチックごみの廃棄に対する責任を企業に義務付けるとした声明を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。

カナダ政府は今後、カナダ環境保護法(CEPA)に基づき、使い捨てプラスチック製品(プラスチック製の袋、ストロー、カトラリー、皿、マドラーなど)について、有害性を科学的に評価した上で禁止するとした。EU(2019年5月22日記事参照)やその他の諸国の取り組みを参考にする。

また、同政府は州・地域と協働して、プラスチック製品を製造、あるいは梱包(こんぽう)にプラスチック製品を使用する企業に向けたリサイクル基準と目標を導入するなどの新たな措置を検討している。

声明によると、カナダでは使用されるプラスチック製品の中でも、リサイクルされるものは1割に満たず、このままでは排出されるプラスチックごみは2030年までに毎年、110億カナダ・ドル(約9,020億円、Cドル、1Cドル=約82円)相当に上るとした。一方で、プラスチックごみの廃棄方法を改善し、革新的な解決策に投資を行えば、1,800万トンの二酸化炭素を削減でき、数十億Cドルの収入と約4万2,000人の雇用が生まれるとしている。

トルドー首相は記者会見で、「国民はプラスチック汚染の影響を肌で実感している。われわれはプラスチック汚染の削減や環境保護、雇用創出、そして経済の成長のために(州政府・自治体や企業などの)パートナーと協力していく責任がある」と述べた。

なお、カナダが2013年から2014年にかけてフィリピンに輸送したごみ入りのコンテナをめぐっては(2019年5月20日記事参照)、カナダ政府が5月15日の期限までにコンテナを回収しなかったことから、フィリピンのドゥテルテ大統領はカナダに駐在するフィリピン大使や領事を本国に召喚し、カナダに対する強硬な姿勢を示した。コンテナは6月1日、フィリピン・スービック港からカナダ・バンクーバーに向け出港した。

(野口真緒)

(カナダ、フィリピン)

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