女性起業家割合世界一、投資収益率の高いスタートアップ・エコシステム シカゴ(2020年3月)

2020年03月31日

最終更新日:

全米でニューヨーク、ロサンゼルスに次ぐ人口第3位の大都市であるシカゴは、フィンテック、データサイエンス、ヘルスケア分野で大きな功績を上げているスタートアップが誕生しており、また、ライフサイエンス産業の集積地としても注目を集めている。VC総投資額・総投資件数では、ベイエリア、ニューヨーク、ボストンと比較するとその規模は依然として小さい一方、シカゴは、これらの主要都市の中で投資収益率が最も高い。過去10年間におけるシカゴ市の投資の45%が10倍以上の投資収益率を上げており、これはベイエリア(同25%)やニューヨーク(22%)と比較しても突出して高い。

シカゴで事業を立ち上げる起業家が増加している背景には、(1)豊富なテック人材プール、(2)女性起業家にやさしいコミュニティ(女性起業家割合世界一)、(3)比較的安価な事業コスト、(4)米中西部における交通の要衝、という点が影響していると考えられる。

シリーズ名:
ニューヨークだより
発行年月:
2020年03月
作成部署:
ジェトロ・ニューヨーク事務所
総ページ数:
19ページ

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