米国におけるSTAMP(システム理論に基づく事故モデル)研究の最新の動向(2015年5月)

2015年05月01日

最終更新日:

ソフトウェアを使ったシステムの発達は拡大の一途を辿っており、人々の目に見えない場所で生活を支えるあらゆるシステムがコンピューターとソフトウェアによって構成されてきている。その一方で、自動運転システムや人口知能など人間に代わって知的な作業を行うシステムについては、人々がどこまで安全性が担保されているかを確認することも難しくなってきている。

このような情報化社会・高度システム化社会に対応する形で生まれたのが新しい事故モデルSTAMP(Systems Theoretic Accident Model and Processes/システム理論に基づく事故モデル)であり、従来の事故モデルだけでは対応できない最先端のシステムに対する有効性が認められてきたことで、多くの企業や研究機関から注目を集めている。より効率的かつ確実に安全性を実現しようとする企業や研究者の努力により、STAMPを使った手法は更なる発展を遂げており、実用的な事故モデルとして活用が広まっている。

今号では、2015年3月に行われたSTAMPワークショップで発表された最新の研究結果や活用事例について紹介することで、STAMP研究の進捗をレポートしたい。

発行年月:
2015年05月
作成部署:
ジェトロ・ニューヨーク事務所

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