イスラエルの貿易投資年報

要旨・ポイント

  • 2025年の実質GDP成長率は2.9%と前年から加速。
  • 輸出減少と輸入増加で貿易赤字は368億ドルに拡大。
  • 対内直接投資は前年比77.6%増と大幅増加。大型M&Aが相次ぐ。
  • 日本の対イスラエル輸出は9.3%減、輸入は15.8%増で貿易赤字拡大。
  • 日本の対イスラエル投資は件数減少も、投資額は4年ぶりに増加。

公開日:2026年9月10日

マクロ経済

投資・輸出回復でGDP成長率加速

2025年のイスラエルの実質GDP成長率は2.9%となり、前年の1.0%から成長が加速した。2024年に大きく落ち込んだ投資や輸出が持ち直し、経済活動の正常化が進んだことが背景にある。

需要項目別に見ると、民間消費支出は前年比2.7%増となった。投資は大幅に改善し、総固定資本形成は8.3%増と前年の5.5%減からプラス成長に転じた。また、住宅建設投資も16.7%増となり、前年の17.4%減から大きく反発した。財・サービス輸出は5.5%増となり、前年の4.7%減から増加に転じた。ハイテクサービス輸出が堅調に推移したことに加え、2024年に落ち込んだ輸出需要の回復が寄与した。一方、国内需要の回復とともに供給制約を補うための輸入も増加し、財・サービス輸入は8.2%増となった。

表1 イスラエルの需要項目別実質GDP成長率(単位:%)(△はマイナス値)〔注〕四半期の伸び率は前年同期比。
項目 2023年 2024年 2025年
年間 Q1 Q2 Q3 Q4
実質GDP成長率 2.1 1.0 2.9 5.9 △ 4.4 12.3 2.8
民間最終消費支出 △ 0.6 3.9 2.7 △ 2.0 △ 6.8 20.9 △ 4.6
政府最終消費支出 13.1 21.1 1.3 △ 26.3 3.2 1.3 33.1
国内総固定資本形成 △ 2.1 △ 5.5 8.3 10.3 △ 12.7 33.3 △ 4.3
財・サービスの輸出 △ 1.1 △ 4.7 5.5 △ 1.3 △ 1.8 20.2 28.3
財・サービスの輸入 △ 7.4 △ 0.7 8.2 4.4 6.5 16.1 1.1

〔注〕四半期の伸び率は前年同期比。

〔出所〕イスラエル中央統計局(CBS)

労働市場では、予備役兵の動員継続やパレスチナ人労働者の不足による労働供給制約が続き、労働需要が高水準で推移した。労働需給が逼迫する状況が継続したことから、年平均失業率は前年と同じ3.0%となった。消費者物価指数(CPI)は、現地通貨のシェケル高による輸入物価の低下や金融引き締めの効果などを背景に、2024年12月の前年同月比3.2%から2025年12月には2.6%へ低下し、イスラエル中央銀行(以下、中銀)の目標範囲(1~3%)内に収まった。

中銀は、インフレ率が年間を通じて目標範囲の上限付近で推移し、労働供給制約や地政学的リスクが継続したことから、2025年の大半において政策金利を4.5%に据え置いた。その後、インフレ率の低下やインフレ期待の安定化に加え、2025年10月のガザ停戦を受けたリスクプレミアムの縮小を踏まえ、11月に政策金利を0.25ポイント引き下げて4.25%とした(2025年11月26日付ビジネス短信参照)。さらに2026年1月には4.0%へ追加利下げを実施した(2026年1月8日付ビジネス短信参照)。

2026年の実質GDP成長率について、中銀は2026年1月に5.2%と予測していたが、2月末に開始された対イラン軍事作戦やレバノン情勢の影響を踏まえ、3月には3.8%へ下方修正した(2026年4月2日付ビジネス短信参照)。

貿易

輸出減少と輸入増加で、貿易赤字は拡大

2025年の貿易(通関ベース)は、輸出が前年比3.9%減の587億8,600万ドル、輸入は4.4%増の955億7,800万ドルとなった。輸出減少と輸入増加により、貿易赤字は前年の304億ドルから368億ドルに拡大した。

輸出を品目別に見ると、構成比が最大の機械機器・電子機器・音響画像記録装置(31.4%)が前年比1.5%増とわずかに伸びた。中でもその他電気機器(HS8543類)が約2.5倍に拡大した。一方、2位の化学製品(15.1%)は10.3%減と3年連続で減少した。そのほか、真珠・貴石・金属およびその製品(8.4%)は23.8%減少した。これは同品目全体の8割強を占めるダイヤモンド(HS7102類)が26.4%減少したことによる。

表2-1 イスラエルの主要品目別輸出(FOB)〔通関ベース〕(単位:100万ドル、%)(△はマイナス値)
品目 2024年 2025年
金額 金額 構成比 伸び率
機械機器・電子機器・
音響画像記録装置
18,215 18,480 31.4 1.5
化学製品 9,867 8,853 15.1 △ 10.3
光学・医学・精密機器 7,525 7,818 13.3 3.9
真珠・貴石・金属およびその製品 6,477 4,933 8.4 △ 23.8
鉱物性生産品 4,641 4,023 6.8 △ 13.3
卑金属およびその製品 2,319 2,624 4.5 13.1
ゴム・プラスチック製品 2,977 2,578 4.4 △ 13.4
武器および銃砲弾 1,718 2,419 4.1 40.8
輸送機器 2,368 1,870 3.2 △ 21.1
植物性生産品 1,540 1,616 2.7 5.0
調理済み食品、飲料、タバコ 1,255 1,148 2.0 △ 8.5
繊維製品 904 971 1.7 7.3
合計(その他含む) 61,153 58,786 100.0 △ 3.9

〔出所〕Global Trade Atlasのデータを基にジェトロ作成。

表2-2 イスラエルの主要品目別輸入(CIF)〔通関ベース〕(単位:100万ドル、%)(△はマイナス値)
品目 2024年 2025年
金額 金額 構成比 伸び率
機械機器・電子機器・
音響画像記録装置
22,036 24,297 25.4 10.3
輸送機器 10,330 9,981 10.4 △ 3.4
化学製品 9,126 9,719 10.2 6.5
鉱物性生産品 9,860 8,655 9.1 △ 12.2
卑金属およびその製品 6,151 6,752 7.1 9.8
調理済み食品、飲料、タバコ 4,273 4,559 4.8 6.7
光学・医学・精密機器 3,890 4,220 4.4 8.5
ゴム・プラスチック製品 3,763 3,858 4.0 2.5
繊維製品 3,628 3,782 4.0 4.2
真珠・貴石・金属およびその製品 4,034 3,506 3.7 △ 13.1
動物性生産品 2,509 2,961 3.1 18.0
植物性生産品 2,626 2,908 3.0 10.7
合計(その他含む) 91,555 95,578 100.0 4.4

〔出所〕Global Trade Atlasのデータを基にジェトロ作成。

地域別に輸出を見ると、欧州(構成比31.2%、前年比7.6%減)、北米(28.5%、6.0%減)、アジア(20.6%、5.0%増)の順となった。

国別では、最大の輸出相手国である米国(構成比27.5%)がダイヤモンドの減少により前年比6.4%減となった。2位のドイツ(5.1%)はその他電気機器が12.0倍に拡大したことが寄与し、28.2%増となった。3位の中国(4.8%)は銅のくず(HS7404類)が3.3倍に拡大したが、ダイヤモンドや測定・検査用機器(HS9031類)の減少などにより0.6%減だった。4位のオランダ(4.5%)は2.8%減、5位のインド(4.2%)は6.7%増加した。そのほかアイルランド(2.6%)は集積回路の減少により、52.7%減と落ち込みが目立った。一方、日本(1.6%)は6.9%増加した。

輸入を品目別で見ると、構成比が最大の機械機器・電子機器・音響画像記録装置(25.4%)は前年比10.3%増加した。これは自動データ処理機械(HS8471類)の増加が寄与した。また、化学製品(10.2%)は6.5%増加した。一方、輸送機器(10.4%)は乗用自動車(HS8703類)の減少により3.4%減少した。鉱物性生産品(9.1%)は石油および歴青油(HS2709類)の減少を背景に12.2%減少した。

輸入を地域別に見ると、アジア(構成比36.7%、前年比8.6%増)、欧州(32.7%、7.7%増)、北米(10.9%、5.9%増)の順となった。

国別では、最大の輸入相手国である中国(構成比21.8%)は自動データ処理機械やフォークリフトトラック(HS8427類)などの増加により8.8%増加した。2位の米国(10.4%)はその他の航空機(HS8802類)やとうもろこし(HS1005類)などの増加により5.8%増、3位のドイツ(6.2%)は鉄道用の客車(HS8603類、HS8605類)の増加により5.2%増だった。4位のイタリア(4.2%)は11.5%増加し、5位の韓国(2.6%)も17.2%増加した。日本(1.8%)は10.6%減少した。

表3-1 イスラエルの主要国・地域別輸出(FOB)〔通関ベース〕(単位:100万ドル、%)(△はマイナス値)
国・地域 2024年 2025年
金額 金額 構成比 伸び率
欧州 19,874 18,367 31.2 Δ 7.6
EU27 17,549 16,131 27.4 Δ 8.1
ドイツ 2,361 3,026 5.1 28.2
オランダ 2,724 2,648 4.5 Δ 2.8
アイルランド 3,254 1,540 2.6 Δ 52.7
フランス 1,419 1,368 2.3 Δ 3.6
ベルギー 1,509 1,328 2.3 Δ 12.0
イタリア 1,204 1,286 2.2 6.8
スペイン 963 1,005 1.7 4.4
ポーランド 382 579 1.0 51.6
英国 1,560 1,499 2.6 Δ 3.9
スイス 579 552 0.9 Δ 4.7
北米 17,836 16,768 28.5 Δ 6.0
米国 17,266 16,153 27.5 Δ 6.4
カナダ 570 615 1.0 7.9
アジア 11,509 12,090 20.6 5.0
中国 2,830 2,813 4.8 Δ 0.6
インド 2,301 2,456 4.2 6.7
香港 2,010 1,978 3.4 Δ 1.6
韓国 906 1,111 1.9 22.7
台湾 960 1,109 1.9 15.5
日本 891 952 1.6 6.9
シンガポール 751 825 1.4 9.9
中南米 2,234 2,314 3.9 3.5
ブラジル 1,154 1,261 2.1 9.3
メキシコ 370 381 0.6 3.0
中東 1,218 751 1.3 Δ 38.3
アラブ首長国連邦 503 636 1.1 26.5
ロシア・CIS 1,069 1,277 2.2 19.5
ロシア 476 489 0.8 2.7
アゼルバイジャン 244 418 0.7 71.4
アフリカ 756 652 1.1 Δ 13.9
エジプト 306 204 0.3 Δ 33.3
大洋州 555 548 0.9 Δ 1.3
オーストラリア 445 499 0.8 12.2
合計(その他含む) 61,153 58,786 100.0 Δ 3.9

〔出所〕Global Trade Atlasのデータを基にジェトロ作成。

表3-2 イスラエルの主要国・地域別輸入(CIF)〔通関ベース〕(単位:100万ドル、%)(△はマイナス値)
国・地域 2024年 2025年
金額 金額 構成比 伸び率
欧州 28,993 31,215 32.7 7.7
EU27 25,203 27,070 28.3 7.4
ドイツ 5,623 5,917 6.2 5.2
イタリア 3,628 4,045 4.2 11.5
フランス 2,206 2,425 2.5 9.9
スペイン 2,074 1,909 2.0 Δ 8.0
オランダ 1,532 1,558 1.6 1.7
ベルギー 1,320 1,497 1.6 13.4
ポーランド 1,237 1,418 1.5 14.6
チェコ 1,130 1,229 1.3 8.8
ギリシャ 1,086 1,113 1.2 2.4
英国 1,968 2,232 2.3 13.4
スイス 1,350 1,430 1.5 5.9
北米 9,797 10,373 10.9 5.9
米国 9,395 9,938 10.4 5.8
アジア 32,303 35,082 36.7 8.6
中国 19,103 20,792 21.8 8.8
韓国 2,150 2,520 2.6 17.2
インド 2,081 2,204 2.3 5.9
台湾 1,477 1,751 1.8 18.6
日本 1,942 1,736 1.8 Δ 10.6
ベトナム 1,456 1,634 1.7 12.2
香港 1,131 1,225 1.3 8.3
タイ 1,008 1,023 1.1 1.5
中南米 2,632 2,890 3.0 9.8
アルゼンチン 577 744 0.8 28.9
メキシコ 609 656 0.7 7.7
中東 4,019 3,471 3.6 Δ 13.6
トルコ 2,868 2,115 2.2 Δ 26.3
アラブ首長国連邦 934 1,111 1.2 19.0
ロシア・CIS 3,204 3,047 3.2 Δ 4.9
ロシア 2,371 2,358 2.5 Δ 0.5
アフリカ 1,103 1,264 1.3 14.6
エジプト 556 687 0.7 23.6
大洋州 176 161 0.2 Δ 8.3
合計(その他含む) 91,555 95,578 100.0 4.4

〔出所〕Global Trade Atlasのデータを基にジェトロ作成。

対内・対外直接投資

対内直接投資が大幅増加

イスラエル中央統計局(CBS)によると、2025年の対内直接投資は262億4,200万ドル(国際収支ベース、ネット、フロー)で、前年から77.6%増加した。内訳を見ると、株式資本(構成比24.0%)は16.9%増加し、収益の再投資(78.6%)は約2.1倍となった。対外直接投資(国際収支ベース、ネット、フロー)は147億1,800万ドルで、前年から48.3%増加した。株式資本(19.7%)は39.5%減少したが、収益の再投資(43.0%)は約2.9倍となった。

2025年のイスラエル企業を対象としたクロスボーダーM&Aは、ソフトウエア、フィンテック、医療機器分野を中心に大型案件がみられた。上位案件の多くをソフトウエア関連企業が占めた。また、米国企業による買収が目立つ一方、ニュージーランド、スウェーデン、カナダなど幅広い国・地域の企業による買収もみられた。

最大の案件は、10月にニュージーランドの会計ソフト大手ゼロ(Xero)が決済・金融サービスを提供するメリオ(Melio)の全株式を取得した案件だった(買収額30億600万ドル)。次いで12月には、米国の投資ファンドであるアドベント・インターナショナル(Advent International)が保険業界向けソフトウエアを手掛けるサピエンス・インターナショナル(Sapiens International)の過半数株式を取得し、同社を非公開化した(13億7,300万ドル)。また、2月にはスウェーデンのモダン・タイムズ・グループ(MTG)がモバイルゲーム開発企業プラリウム(Plarium)の全株式を取得した(8億2,000万ドル)。医療分野では、5月には米国の医療機器大手ボストン・サイエンティフィック(Boston Scientific)が高血圧治療向けの超音波腎デナベーション技術を開発する医療機器企業ソニビー(SoniVie)の全株式を取得した(5億4,000万ドル)。また、9月には米国の心疾患向け医療機器製造企業エドワーズ・ライフサイエンシーズ(Edwards Lifesciences)が医療機器企業ベクトリアス・メディカル・テクノロジーズ(Vectorious Medical Technologies)の残る株式を取得し、完全子会社化した(4億9,700万ドル)。このほか、6月には米国の半導体大手クアルコム(Qualcomm)が車載通信向け半導体を開発するオートトークス(Autotalks)の全株式を取得した(3億5,000万ドル)。さらに、7月にはカナダの宇宙関連企業MDAスペース(MDA Space)が衛星通信向け半導体メーカーのサティクスファイ・コミュニケーションズ(SatixFy Communications)の全株式を取得した(2億5,900万ドル)。

対日関係

対イスラエル貿易は輸出減、輸入増で赤字幅が拡大

日本の財務省貿易統計をドル換算したものによると、2025年の日本からイスラエルへの輸出は前年比9.3%減の12億8,709万ドル、輸入は15.8%増の16億7,223万ドルとなった。輸出の減少と輸入の増加により、日本の貿易収支の赤字幅は、前年の2,578万ドルから約14.9倍の3億8,514万ドルに拡大した。

日本からの輸出を品目別に見ると、全体の48.5%を占める輸送用機器が前年比26.6%減となり、輸出全体を押し下げた。主力の自動車が28.0%減少し、特に乗用車が32.7%減と大きく落ち込んだが、バス・トラックは3.8倍、二輪自動車は77.8%増と大幅に増加した。一般機械は28.4%増加した。半導体等製造装置が69.5%増、原動機が9.6倍、建設用・鉱山用機械が83.1%増と大幅に伸長した。化学製品は23.3%増加し、電気機器も10.1%増となった。電気機器では半導体等電子部品が26.0%増加し、電気回路等の機器は約2.2倍となった。

一方、日本への輸入を大分類別に見ると、全体の47.0%を占める電気機器が22.0%増加し、輸入全体の増加を牽引した。同分類では最大品目の半導体等電子部品が38.2%増となり、このうちICは37.8%増加した。また、電気計測機器も約3.1倍と大幅に伸びた。一方で、通信機は70.1%減少した。一般機械は15.7%増加した。同分類では電算機類(含周辺機器)が69.3%増となり、原動機も1.0%増加した。化学製品は8.9%増となり、医薬品が31.4%増加した。一方、食料品は16.3%減少し、主要品目の果実が16.7%減となったことが影響した。

日本の対イスラエル投資は件数減少も、金額は4年ぶりに増加

日本銀行の国別・業種別対外・対内直接投資統計(国際収支ベース、ネット、フロー)によると、 2025年の日本の対イスラエル直接投資額は221億円 となった。内訳を見ると、製造業では227億円だったが、非製造業では6億円の引き揚げ超過となった。一方、2025年のイスラエルから日本への直接投資額は66億円の流出超過となった。内訳では、サービス業で37億円の流出超過、通信業で30億円の流出超過となった。

2023年10月に発生したイスラエルとハマスの衝突の影響もあり、日本企業によるイスラエル企業への投資は近年減少傾向にあった。しかし、2025年は投資件数こそ減少したものの、投資金額は増加に転じた。イスラエルの投資コンサルティング会社ハレル・ハーツ・インベストメント・ハウス(Harel-Hertz Investment House)のレポートによると、2025年の日本からイスラエルへの投資件数は33件、投資金額は5億5,100万ドルとなり、前年に比べて件数は41.1%減少したものの、金額は18.8%増加した。日本からイスラエルへの投資額の増加は4年ぶりとなった。

日本の外務省の海外進出日系企業拠点数調査によると、2025年10月時点のイスラエル進出日系企業の拠点数は87で、前年から1拠点の微減となった。中東地域ではアラブ首長国連邦、トルコ、サウジアラビアに次ぐ4番目の進出先となっている。ジェトロが実施した海外進出日系企業実態調査(中東編、2025年12月発表)によると、2025年の業績見通しについて、設問に回答したイスラエル進出日系企業16社のうち31.3%が「黒字」とした。さらに、今後1~2年の事業展開の方向性については、25社のうち32.0%が「拡大する」と回答した。

表4-1 日本の対イスラエル主要品目別輸出(FOB)〔通関ベース〕(単位:1,000ドル、%)(△はマイナス値)
品目 2024年 2025年
金額 金額 構成比 伸び率
輸送用機器 851,246 624,729 48.5 △ 26.6
自動車 835,724 601,674 46.7 △ 28.0
乗用車 823,331 554,102 43.1 △ 32.7
バス・トラック 12,393 47,572 3.7 283.9
二輪自動車 8,605 15,297 1.2 77.8
一般機械 139,778 179,496 13.9 28.4
半導体等製造装置 39,280 66,588 5.2 69.5
金属加工機械 34,320 25,621 2.0 △ 25.3
原動機 2,328 22,426 1.7 863.3
建設用・鉱山用機械 6,055 11,089 0.9 83.1
加熱用・冷却用機器 9,092 8,870 0.7 △ 2.4
化学製品 120,760 148,924 11.6 23.3
プラスチック 34,231 40,581 3.2 18.6
電気機器 59,297 65,277 5.1 10.1
半導体等電子部品 10,330 13,019 1.0 26.0
電気回路等の機器 5,036 11,018 0.9 118.8
原料別製品 36,600 36,342 2.8 △ 0.7
ゴム製品 9,173 9,446 0.7 3.0
非金属鉱物製品 12,213 8,076 0.6 △ 33.9
金属製品 6,510 7,985 0.6 22.7
食料品 6,116 8,435 0.7 37.9
その他 200,077 219,397 17.0 9.7
科学光学機器 28,138 25,589 2.0 △ 9.1
写真用・映画用材料 20,834 11,342 0.9 △ 45.6
合計(その他含む) 1,418,761 1,287,093 100.0 △ 9.3

〔出所〕 財務省「貿易統計(通関ベース)」をドル換算

表4-2 日本の対イスラエル主要品目別輸入(CIF)〔通関ベース〕(単位:1,000ドル、%)(△はマイナス値)
品目 2024年 2025年
金額 金額 構成比 伸び率
電気機器 644,916 786,662 47.0 22.0
半導体等電子部品 359,258 496,625 29.7 38.2
IC 352,920 486,171 29.1 37.8
電気計測機器 34,493 105,810 6.3 206.8
通信機 78,361 23,463 1.4 △ 70.1
重電機器 20,917 14,863 0.9 △ 28.9
音響映像機器 12,789 7,248 0.4 △ 43.3
一般機械 187,255 216,635 13.0 15.7
原動機 96,604 97,531 5.8 1.0
電算機類(含周辺機器) 21,625 36,601 2.2 69.3
化学製品 148,208 161,389 9.7 8.9
医薬品 40,751 53,553 3.2 31.4
有機化合物 26,842 21,976 1.3 △ 18.1
食料品 119,721 100,224 6.0 △ 16.3
果実 113,273 94,370 5.6 △ 16.7
原料別製品 103,793 115,422 6.9 11.2
金属製品 55,187 49,496 3.0 △ 10.3
非金属鉱物製品 33,921 37,007 2.2 9.1
織物用糸・繊維製品 5,692 21,074 1.3 270.2
原料品 16,964 48,169 2.9 183.9
輸送用機器 12,284 8,991 0.5 △ 26.8
航空機類 11,918 8,564 0.5 △ 28.1
その他 211,087 234,482 14.0 11.1
科学光学機器 174,817 196,278 11.7 12.3
合計(その他含む) 1,444,541 1,672,230 100.0 15.8

〔出所〕 財務省「貿易統計(通関ベース)」をドル換算

基礎的経済指標

(△はマイナス値) 〔注〕 貿易収支:国際収支ベース(財のみ)
項目 単位 2023年 2024年 2025年
実質GDP成長率 (%) 2.1 1.0 2.9
1人当たりGDP (米ドル) 52,146 54,294 60,335
消費者物価上昇率 (%) 3.0 3.2 2.6
失業率 (%) 3.4 3.0 3.0
貿易収支 (100万米ドル) △ 20,576 △ 26,302 △ 25,375
経常収支 (100万米ドル) 16,072 15,846 9,908
外貨準備高(グロス) (100万米ドル) 204,661 214,544 229,487
対外債務残高(グロス) (100万米ドル) 144,496 147,291 165,468
為替レート (1米ドルにつき、シェケル、期中平均) 3.67 3.70 3.45

〔注〕
貿易収支:国際収支ベース(財のみ)

〔出所〕
実質GDP成長率、消費者物価上昇率、失業率、貿易収支、経常収支、対外債務残高(グロス):イスラエル中央統計局(CBS)
1人当たりGDP、外貨準備高(グロス)、為替レート:IMF