日本からの輸出に関する制度

清涼飲料水の輸入規制、輸入手続き

UAEの輸入規制

1. 輸入禁止(停止)、制限品目(放射性物質規制等)

調査時点:2018年8月

1. 放射性物質規制

東京電力福島第一原子力発電所事故の影響により、UAE(ドバイおよびアブダビ両首長国)では、日本産食品の輸入に対して以下のような規制措置がとられています(証明書発行日が2018年5月7日時点以降の措置)。これらの措置は、水産物およびアルコール飲料を除くすべての食品(食品添加物を含む)に適用されるもので、清涼飲料水にも適用されます。

(1) 指定地域の福島県で生産・加工された製品または、原料の50%超(主原料)が福島県産(複数の原料を合わせて50%超となる場合を含む)である場合:
輸入時に、放射性物質検査証明の提出が求められます。日本の政府機関が発行する証明書は要しません。UAE(ドバイまたはアブダビ両首長国)側に登録した検査機関で放射性物質検査を行い、その検査結果(英文)を輸出品に添付します。以下の放射性物質基準に適合している場合に輸入が認められます。または、原料の割合や産地が不明な食品の場合、自主的に放射性物質検査を行い、次の基準に適合している場合に輸入が認められます。
  • ヨウ素131:100 Bq/Kg
  • セシウム(セシウム134とセシウム137の合計):1,000 Bq/Kg
両首長国により登録されている検査機関のリストは、農林水産省のウェブサイトに掲載されています。
(2) 福島県以外で生産・加工された製品:
従来課されていた、福島県産以外のものであることを証明する産地証明の提出は免除となりました。

2. 輸入地域規制

UAEは、イスラエルを原産とする製品、またはイスラエルのトレードマークやロゴが付された製品の輸入を禁止しています。また、イスラエルへの輸出を禁止しています。

2017年6月のカタールとの断交以降、カタールとの輸出入は不可となっています(2018年10月現在)。

2. 施設登録、商品登録、輸入許可等(登録に必要な書類)

調査時点:2018年8月

UAEにおける食品の輸入手続きは、各首長国の税関および食品安全局(Food Safety Department)や食品管理庁(Food Control Authority)がその実施を担っています。ドバイ首長国の場合、清涼飲料水を含むすべての食品の輸入に際して、輸入者によるドバイ市政庁食品安全局(旧食品管理局)の食品輸入再輸出システム(FIRS:Food Import Re-Export System)への事前登録が必要となります(輸入者の要件は「輸入手続き」の「3.販売許可手続き」のを参照)。輸入する食品はすべてFIRSの登録分類システムに登録することになっており、輸入者は、輸入前に食品ラベルの評価も実施する必要があります。FIRSへの登録は、ドバイ市政庁E-Governmentを通じて行います。登録と輸入申請のための手順は次のとおりです。

  • 企業の登録:商業ライセンスを持つ輸入者がドバイ市政庁のE-Governmentウェブサイトに登録してアカウントを作成し、その上でFIRSへの登録を行います。
  • 食品の登録とラベル評価手続き:バーコード番号に基づいて輸入する食品をFIRSに登録し、ラベル評価手続きを行います。
  • 食品輸入申請:FIRSの登録分類システムに登録した食品について、FIRSを通じて必要情報を入力し、輸入申請を提出します。手続きが完了すると照会番号が作成され、この番号は港での検査時に必要になります。

2018年2月からUAEの各エミレーツ(首長国)で共通運用する連邦気候変動環境省のポータルサイトであるZad(アラビア語で食品の意)システムの運用が開始され、当面はFIRSシステムと併用されていますが、将来的にZadシステムに一元化される見込みです。システムの内容はFIRSシステムがベースとなっています。

3. 動植物検疫の有無

調査時点:2018年8月

UAEに日本から清涼飲料水を輸入する場合は、動物および植物検疫証明書なしで輸出できます。

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