日本からの輸出に関する制度

コメの輸入規制、輸入手続き

ベトナムの輸入規制

1. 輸入禁止(停止)、制限品目(放射性物質規制等)

調査時点:2018年8月

ベトナム向けの日本産米輸出については、2018年5月29日以降、精米だけでなく玄米(食用に限る)についても認められました。
外国貿易管理法の施行細則を定める「政令69/2018/ND-CP」の別表1のIIに輸入禁止品目が挙げられていますが、コメは対象外となっています。また、東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う輸入規制はすでに撤廃されています。

2. 施設登録、商品登録、輸入許可等(登録に必要な書類)

調査時点:2018年8月

コメを輸出するためには、後述の植物検疫に加え、輸入通関手続き、食品安全検査が必要となります。

  1. 食品安全要件充足施設証明書

    「食品安全法」の第34条および「食品安全法の施行細則を定める政令15/2018/ND-CP」の第11条および第12条によれば、包装済み食品に該当する場合を除き、コメを輸入、製造または販売する企業は、食品安全要件充足施設証明書を取得することが必要です。

  2. 商品公表または商品登録

    コメが遺伝子組み換え作物である場合は、当該遺伝子組み換え作物が食事用条件を満たす証明書を取得する必要があります。当該証明書は「政令第69/2010/ND-CP号」(「政令第108/2011/ND-CP号」による修正)に定められます。

  3. 輸入事業者の要件

    ベトナム企業と外資企業で根拠法令が異なります。
    ベトナム企業の場合は特別な規制の対象品目を除き、別途輸入許可申請を行うことなく食品を輸入できます。
    外資企業の場合は活動許可書(計画投資局からの投資ライセンス)にベトナムのWTO加盟以降「輸入・流通業務」の追加手続きがなされていることが条件です(「外国貿易管理法施行細則を定める政令69/2018/ND-CP」の第3条)。 「外資企業の流通関連ビジネスに関する商法施行政令09/2018/ND-CP」の第5条によれば、外資企業は、コメの輸入について事前に商工省から外資企業の営業許可書(輸入)を取得する必要はありません。

なお、輸入手続き時においては、保管場所・倉庫の場所などの事項について、農業農村開発省通達第45/2014/TT-BNNPTNT第18条4項に従い申告が必要です。
ベトナムへ輸出するコメに関しては、倉庫の広さ・高さなどに関する決まりはありません。

3. 動植物検疫の有無

調査時点:2018年8月

精米・玄米ともにベトナムに輸出するには、日本の植物防疫所による輸出検査を受け、植物検疫証明書(輸出検査合格証明書ともいう)を植物検疫申請書に添付することが条件です。ベトナム向けに、日本産精米・玄米の輸出を検討される方は、最寄りの植物防疫所にあらかじめお問い合わせください。

「農業農村開発省の管轄範囲に属する輸出入の商品のHSコード一覧表に関する通達24/2017/TT-BNNPTNT」の附録3によると、コメはベトナムにおける植物検疫の対象です。農業農村開発省通達33/2014/TT-BNNPTNT第6条、第7条によると、ベトナムにおける植物検疫では、所定の書式の植物検疫申請書および輸出国の植物検疫機関が発行した植物検疫証明書をベトナムの植物検疫当局に提出する必要があります。植物検疫に合格すると、植物検疫当局により検疫証明書が発行されます。

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