シリーズ 「スウェーデンで見た!」 SDGs先進国にあった驚きの発想

2022年10月20日

サステナブルでデザインに優れた製品が集まる北欧最大のインテリア見本市に、初めて出展した鳥取県の自転車店。自転車以外にもサステナブルな製品づくりに取り組み、地元の工芸品と廃棄物を合わせたアップサイクル製品を売り込んでいた。そして、現地で見つけたトレンドの1つが、なんと“さび”!自然に金属をさびさせたものや加工したものが、数多く出品されていた。そこから発想を得て新たな自転車の開発につなげる取り組みなどを、スウェーデンと鳥取県を巡り密着取材した。

(11分37秒)

テキスト解説を読む

テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 フランス・パリのエッフェル塔や凱旋門、アニメキャラクターのコスプレをした20代くらいの海外の女の子や、渋谷のスクランブル交差点の写真など、世界中の12枚の写真が画面の奥から飛び出してくる。水色を基調としたコンピューターグラフィックスの背景に、中が空洞になった緑色(みどりいろ)の地球儀が回転しながら現れる。画面右側で地球儀が回転し、左側に紺色の文字で「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」と書かれたタイトルテロップが表示される。

映像説明: スタジオ。横長の薄い黄緑色(きみどりいろ)の背景モニターに緑色(みどりいろ)を基調とした地球儀と「世界は今 JETRO Global Eye(ジェトロ グローバル アイ)」のロゴが映し出されている。前方にも小さいモニターが置いてある。モニターには、両側の建物の2階部分から張られたロープに緑や黄色(きいろ)、赤などのランプシェードのような物が4個つり下げられ、その下の通りをグレーの服を着てリュックを背負いマスクをつけた男性が歩いている映像が映し出されている。モニターの左側、スタジオ中央に女性キャスターが座っている。ベージュのブラウスと深緑色(ふかみどりいろ)と青のチェック柄のスカートをはいている。

女性キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。

映像説明: スタジオ。薄い黄緑色(きみどりいろ)のモニターを背景にした女性のバストショット。

テロップ: 江連 裕子(えづれ ゆうこ)

江連(えづれ)キャスター: スウェーデン特集の2回目は、日本企業(にほんきぎょう)の取り組みを追います。

映像説明: スタジオ。江連(えづれ)キャスターが左のほうに体の向きを変える。画面左側に江連(えづれ)キャスター。右側には小型モニターがある。モニター

には黒や赤、緑の三角帽子が展示されたブースの前をグレーのTシャツを着てマスクをつけた男性が写真を両手に持ちながら歩いている映像、黄緑の敷物の上にカエデのような葉の透かし模様が施された赤茶色の中が空洞の2個の球体と、取っ手がある赤茶色の長方形の入れ物が並べられている映像、白いTシャツを着てマスクをつけた男性がカエデのような葉の透かし模様が施された赤茶色の中が空洞の球体に触れたあと、指をこすりあわせる映像が映し出されている。江連(えづれ)キャスターが話を続ける。

江連(えづれ)キャスター: サステナブルでデザインに優れた製品が、しのぎを削るインテリアの見本市に、初めて出展した鳥取県の自転車店。現地で得たのは、驚きの発想でした。

テロップ: シリーズ「スウェーデンで見た!」 SDGs(エスディージーズ)先進国にあった驚きの発想

映像説明: 青空の下。海に面した街並みが広がっている。街には尖塔のある建物や紺色の三角屋根にベージュの壁の建物などが建ち並び、その手前を白い車両の電車や車が走行している。画面左下の四角い枠内に北ヨーロッパの地図。緑で示されたスウェーデンは北ヨーロッパのスカンジナビア半島に位置していて、西にノルウェー、東にフィンランドが隣接している。バルト海沿岸に位置する首都ストックホルムが赤い星印で示されている。 見本市会場。キャンドルや植木鉢などが展示されているブースの前。黒いワンピースを着て肩にバッグをかけた2人の女性が商品に視線を向け、話をしながら歩いている。ブースの前で黒と白のチェック柄のワンピースを着た女性と緑の服を着た女性が商品を眺めている。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 北欧最大のインテリアフェア 鳥取県の自転車店が出展!

テロップ: 8月23日~(から)26日 Formex 2022(フォルメックス 2022)

ナレーション: ストックホルムで開催された北欧最大のインテリアフェア、Formex(フォルメックス)。

映像説明: ランプシェードが展示されたダークグレーの壁のブース。紫やピンク、白の花で作られたランプシェードがスタンドにかぶせられ、水色やピンクの花をモチーフに作られたランプシェードがつり下げられている。薄い紫の服を着た女性とカーキ色(いろ)の服を着て眼鏡をかけた女性が話をしている。 子ども向けの本などが並べられたブース。雪が積もった小屋や樹木のイラストが描かれた壁の前に置かれた白いテーブルの上に「ILON WIKLAND(イロン ヴィークランド)」と書かれ、表紙に子どものイラストなどが載った4冊の本やワイン色(いろ)のマグカップ、2人の子どものイラストが描かれたグレーのボトルなどが展示されている。 サンタクロースの置物が並べられたブース。白く塗られた木製のテーブルの上にサンタクロースが3輪自転車や舟に乗っていたり、そりを押している様子の置物が数個展示されている。

ナレーション: 家具や雑貨など、スウェーデンならではの製品が並ぶ。

映像説明: 白い壁にオレンジと緑の大漁旗(たいりょうばた)が掲げられたブース。大漁旗(たいりょうばた)には紺で「大岩丸(おおいわまる)」、白で「海洋漁具(株)」と書かれている。ガラス製のショーケースの前で「GREEN CITY」の文字や家が並んだイラストが描かれた白いTシャツを着てマスクをつけた男性がデニムのジャケットを着て眼鏡をかけ肩に黒いバッグをかけた女性に数枚のパンフレットを渡し、話をしている。

テロップ: Yonezawa Bicycle Shop 米澤自転車店

ナレーション: この見本市に初めて参加したのが米澤自転車店。

映像説明: 雲が浮かぶ青空の下。水平線が見える海と砂丘が広がっている。砂丘の高い所を数人の人物が歩いている。手前に3台の白い移動式階段が間隔をあけて設けられ、右側の白い移動式階段の前には、青い水玉模様の水色のシートがかぶせられたラクダの背に人物が乗っている。砂丘を十数人の人物が行き交っている。

ナレーション: 鳥取市で、1954年に創業。

映像説明: 雲が浮かぶ青空の下。3階建てほどの高さの米澤自転車店の建物の外観。左側の白い壁の上部や出入り口に「サイクルセンター ヨネザワ」と書かれた看板が掲げられている。店先に十数台の自転車が並べられ、前の道路を数台の車が通り過ぎる。画面左下の四角い枠内に鳥取県の地図が緑で示される。南に岡山県、南西に広島県、西に島根県と隣接し、北は日本海に面している。鳥取県内の東に位置する鳥取市が赤い星印で示されている。

ナレーション: 町の小さな自転車店からスタートした。

映像説明: 米澤自転車店の店内。値札が貼られた数十台の自転車が並べられている。紺色のシャツを着てマスクをつけた男性が裏返しになっていた値札(ねふだ)を表向きに直す。

ナレーション: 米澤専務が家業を継いだ10年前は、量販店に押され、お客が減っていた時期だったという。

映像説明: 米澤自転車店の店内。並べられた自転車の前で紺色のシャツを着た男性がインタビューに答える。 店先。「自転車修理なら当店へ 出張費0円などと書かれた立て看板や緑(みどり)やシルバーの自転車、空気入れが置かれている。

テロップ: 米澤自転車店 米澤 信也(よねざわ のぶや) 専務

米澤専務: 自分たちの強みって何かなってこと考えて、えー、特に出張修理に力を入れて 出張費無料で修理代だけいただいて、どこにでも直しに行こうということに力を入れてました。

映像説明: 店内の一角に設けられた黒いテーブル。米澤専務がノートパソコンの前に座り、対角に座る黒い服を着て眼鏡をかけた男性の前に資料を置く。2人ともマスクをつけている。 米澤専務がノートパソコンと資料と交互に見ながら話をしている。 自転車の前カゴ(まえかご)。前カゴ(まえかご)のなかに、青や赤、緑の模様のあるボールが2本の黒いバンドで留められていて、「ボールが落ちない! バンドつきカゴがついてるよ」の文字と矢印が書かれたポップが貼られている。

ナレーション: こうした経験を経て、長く乗れて、地元のニーズにも合った自転車を自ら生み出そうと、オリジナル自転車の製造と販売にかじを切る。

映像説明: 赤いじゅうたんが敷かれた店内の一角。薄い水色の柵が設けられた奥に値札が貼られた多くの自転車が並べられていて、作の手前にも値札の貼られた数台の自転車が並べられている。 「タウンスクールサイクル」と書かれた看板が天井からつり下げられた店内の一角。右側に値札が貼られた白や黒、青など3台の自転車がスタンドに置かれ、左側には値札が貼られた黒や白の4台の自転車がスタンドに置かれている。

ナレーション: そして今、店頭には米澤専務が企画した40種類もの商品が並んでいる。

映像説明: 店内の窓際の一角。棚の上に自転車が並べられ、下に数本のホイールが置かれている。左側の白いワイヤーネットの棚に自転車用品が掛けられている。黒いポロシャツを着てマスクをつけた男性が白い自転車のハンドル部分を、工具を使い整備をしている。 店先の駐車スペース。白いシャツを着てリュックを背負った2人の男性のそばに白や黒の自転車が置かれている。黒いポロシャツを着てマスクをつけた男性が空気入れのハンドルを大きく上下に動かし黒い自転車に空気を入れている。

ナレーション: 鳥取を中心に店舗を増やし続け、年内に9店舗目をオープン予定だ。

映像説明: 店内の一角。黄色い壁際に赤いペンダントライトが設けられ、通路をはさみ、値札が貼られた数十台の自転車が並べられている。米澤専務が壁際に並べられた自転車を見ながら歩いている。 店内の別の一角。米澤専務が緑の自転車の後輪(こうりん)の歯車の近くに取り付けられた黒いU字型の金具を指さしながら話をしている。

ナレーション: 米澤専務は、自転車だけでなくサステナブルなものづくりに関心を持ち、地域のためにできることはないかと考えた。

映像説明: 自転車が並べられた店内。米澤専務がインタビューに答える。 雲がうっすらとかかる青空の下の店舗が並ぶ通り。道路をはさみ、1階に店舗を構えた3階建てほどの高さの建物が建ち並び、通りに片側式アーケードが設けられている。閑散とした町をシルバーの車が走行し奥には山が見える。 シャッターが閉められた店舗が並ぶ通り。閑散とした通りを黒や白い車が走行する。 日の光があたる閉じられたシャッター。 雲が浮かぶ青空の下、街灯が設けられた通り。右側に住宅が建ち並び、道路をはさみ街路樹が植えられた歩道の左側に、水堀(みずぼり)と石垣があり、奥まで続いている。 自転車が並べられた店内。米澤専務が話を続ける。

米澤専務: 鳥取県っていうのは日本(にほん)で1番人口の少ない地域でして、 人口が少なくなっていって高齢化がどんどん進んでいくと、どういうふうになるの、ということが、1番最初に、その状況が見えるという地域でもあるので、やはり日本(にほん)の縮図といいますか われわれが、そのなかでどういう動きをして、そこを打破していけるかってことを示すことによって 日本全体(にほんぜんたい)にも、何か、あの将来のヒントになることがあるのではないかなというふうに考えて取り組んでいます。

映像説明: 店内の一角。米澤専務が茶色いテーブルに座り、表地が白く裏地が赤とオレンジのカバンをカメラに見せながら話をしている。奥のスペースには自転車が並べられ、棚には自転車用品が掛けられているのが見える。 黒いテーブルの上。3個のナスカンがキーリングに通された焼印のある六角形の木製キーホルダーが置かれている。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): 工芸品+(プラス)廃棄物でつくる アップサイクル品を世界へ

ナレーション: そこで、思いついたのが地元の工芸品と廃棄されるものを合わせたアップサイクル製品だ。

映像説明: 白と茶色の外壁の建物の玄関。米澤専務がチャイムを押し、茶色の扉を開ける。出迎えた黒い服を着た女性に挨拶をする。2人ともマスクをつけている。画面左下の四角い枠内に鳥取県の地図が緑で示される。南に岡山県、南西に広島県、西に島根県が隣接し、北は日本海に面している。鳥取県内の東に位置する鳥取市が赤い丸印で示され、西部に位置し日本海に面した境港市が赤い星印で示されている。

ナレーション: この日、専務が向かったのは港町(みなとまち)、境港市。

映像説明: 白と茶色の壁の玄関。米澤専務が黒い服を着た女性から紫や赤の布地が入った発泡スチロール箱を受け取る。2人ともマスクをつけている。 建物の前。米澤専務と黒い服を着た女性が白い文字で「浜漁丸」と書かれた赤と紫の大漁旗(たいりょうばた)をカメラのほうに向かって掲げる。 見本市会場の米澤自転車店のブース。白い壁に自転車やカバン、子どもの写真などのポスターが貼られ、上部に張られたロープに持ち手(もちて)がカラフルな白や水色、赤と青の模様などがあるカバンが通され、展示されている。

ナレーション: 不要になった大漁旗(たいりょうばた)を受け取った。廃棄された車のエアバッグと合わせてカバンになる。

映像説明: 雲が浮かぶ青空の下の山間部。赤茶色の三角屋根で白い外壁の平屋建ての建物が建っている。建物の奥には木々(きぎ)が生い茂っている。画面左下の四角い枠内に鳥取県の地図が緑で示される。南に岡山県、南西に広島県、西に島根県が隣接し、北は日本海に面している。鳥取県内の東に位置する鳥取市が赤い丸印で示され、南西に位置する日南町(にちなんちょう)が赤い星印で示されている。

テロップ: 白谷工房(しろいたにこうぼう) 寄木細工の製造

映像説明: 白い壁の作業場の一角。多くの大小の木の板が立てかけられている。 立てかけられた木材に触る手元。 茶色い格子状の棚。木製のダイヤ型のイヤリングとピアスが白いケースに入れられ、立てかけられている。ズームバックすると木製の円型(まるがた)や長方形のイヤリング、ピアスや木製のイヤーカフなど、幾何学模様のアクセサリーが白いケースに入れられ、立てかけられている。

ナレーション: そのほかにも、日南町(にちなんちょう)の山あいにある工房には、家を解体したときに出る木材など、廃材を使った寄木細工のアクセサリーづくりを依頼している。

映像説明: 街路樹が植えられ、多くの車が駐車されている道路沿いの通り。レンガ調の建物の前に樹木や2台のベンチが置かれている。レンガ調の建物の開けられた出入り口からペンダントライトが設けられた白い壁の部屋が見える。画面左下の四角い枠内に西ヨーロッパの地図。緑で示されたオランダは西ヨーロッパの北西部に位置していて、東はドイツ、南にベルギーが隣接し、北海に面している。北西に位置する首都アムステルダムが赤い星印で示されている。

テロップ: アムステルダム

映像説明: 白い壁の部屋。壁には黄色(きいろ)や赤、青のグラデーションのポスターが貼られている。数人の人物が話をしている。奥の中二階(ちゅうにかい)や半地下の部屋にも数人の人物が集まっているのが見える。 部屋の一角。カーキ色(いろ)の液体が入った瓶を両手で持った黒い服を着た女性が、料理が盛られた白い丸皿(まるざら)とグラスを持つ紺色の服を着て眼鏡をかけた男性とグラスを持つ黒い服を着た女性に笑顔で話をしている。

テロップ: 2021年グリーンサイクルプロジェクト開催

ナレーション: こうした製品を世界に発信していきたいと、さまざまな取り組みを行ってきた。

映像説明: 見本市会場の米澤自転車店のブース。グレーのTシャツを着てマスクをつけた米澤専務と薄い紫のシャツを着て眼鏡を頭に置いた女性がガラス製のショーケースをはさみ、話をしている。画面左下の四角い枠内に北ヨーロッパの地図。緑で示されたスウェーデンは北ヨーロッパのスカンジナビア半島に位置していて、西にノルウェー、東にフィンランドが隣接している。バルト海沿岸に位置する首都ストックホルムが赤い星印で示されている。

テロップ: ストックホルム

映像説明: 米澤自転車店のブース。米澤専務と深緑色(ふかみどりいろ)の上着を着た女性がガラス製のショーケースをはさみ、笑顔で話をしている。女性の隣で金色の柄模様(がらもよう)がある黒い上着を着た女性がガラス製のショーケースの上に置かれた白いケースに入った寄木細工のアクセサリーを見ている。

ナレーション: そしてことし、スウェーデンで開催されたフォルメックスへの出展を決めた。

映像説明: 木製の低い展示台があるブース。木製の低い展示台にトンボやチョウが描かれたポスターが入れられた額、フタや取っ手がある白やピンクの箱、ピンクの数本のスパイラルキャンドル、緑の植物が活けられたこげ茶色(こげちゃいろ)の花瓶などが置かれている。奥で3人の女性が話をしている。 米澤自転車店のブース。白いTシャツを着てマスクをつけた米澤専務と白い上着を着て眼鏡をかけ、黒いリュックを背負った女性がガラス製のショーケースをはさんで立ち、米澤専務が女性の話をうなずきながら聞いている。 米澤自転車店のブース。グレーのTシャツを着てマスクをつけた米澤専務がインタビューに答える。

テロップ: 米澤自転車店 米澤 信也(よねざわ のぶや) 専務

米澤専務: SDGs(エスディージーズ)達成度、世界上位ランキングのスウェーデンで行われる展示会ということが大きく興味があるものでした。 古い、あの廃材を使ってソファを作られたりとか (記事で)10万円とかっていう結構、高額な金額で、あの販売されているのを見て、ちょっと衝撃を受けまして。

映像説明: ガラス製のショーケース。ダイヤ型や長方形などのピアスやイヤーカフ、バレッタ、ハート型のブローチなどの寄木細工のアクセサリーが白いケースに入れられ、展示されている。

ナレーション: 今回、寄木細工のアクセサリーと

映像説明: 米澤自転車店のブース。白い壁に紺で「大岩丸(おおいわまる)」と書かれた大漁旗(たいりょうばた)が掲げられ、上部に張られたロープに持ち手(もちて)がカラフルな白や水色、赤と青の模様があるのカバンが通され、展示されている。

ナレーション: 大漁旗(たいりょうばた)のカバン、

映像説明: 黒とグレーのチェック柄の通路。カーキ色(いろ)のキックバイクに白い模様のあるカーキ色(いろ)の服をきた子どもが足を伸ばしてまたがっている。白いTシャツを着た女性が腰を落としてキックバイクを支えている。そばにサドルにビニールをかぶせた緑のキックバイクが置かれている。子どもの前にいる男性が子どもに話しかける。

ナレーション: 子ども用のキックバイクを出展。

映像説明: 米澤自転車店のブース。米澤専務と青い柄模様(がらもよう)があるシャツを着て眼鏡をかけた男性と黒とライトグレーなどのストライプ柄の服を着て眼鏡をかけた女性にガラス製のショーケースをはさみ、寄木細工のアクセサリーをガラス越しに指さしながら話をしている。 白いケースに2個のハート型のブローチや六角形のブローチ、1組(ひとくみ)の丸いピアスの寄木細工のアクセサリーが入れられている。右横にある白いケースには1組ずつ(ひとくみずつ)ダイヤ型としずく型のイヤリングの寄木細工のアクセサリーが入れられている。

ナレーション: アクセサリーは、洗練された職人の技が評価された。

映像説明: グレーの床の通路。黒とライトグレーのストライプ柄の服を着て眼鏡をかけた女性が寄木細工のアクセサリーを見た感想を話す。

来場者・英語: 美しい。スゴイネ!

映像説明: 米澤自転車店のブース。米澤専務と青い服を着た女性にガラス製のショーケースをはんで立ち、米澤専務がショーケースの上に置かれた寄木細工のアクセサリーを指さしながら質問する。青い服を着た女性がハート型のブローチを手に取ったあと、白いケースに戻し、手ぶりを交えながら答える。

米澤専務・英語: どの色がいいですか?

来場者・女性・英語: 北欧では明るい色が好まれる。

映像説明: 木製の低い展示台があるブース。木製の低い展示台に数本の黒い瓶や薄茶色(うすちゃいろ)や緑色(みどりいろ)の花瓶などが置かれている。後方にある白いテーブルにはカラフルなストライプ柄のクッションが置かれた籐を使って作られたような椅子やピンクの花が飾られた白い植木鉢、植物が飾られたこげ茶色(こげちゃいろ)の植木鉢などが置かれている。ダークグレーの服を着て肩にカーキ色(いろ)のバッグをかけた女性が展示品を見ている。通路から米澤専務がブース全体をスマートフォンで撮影している。 白いテーブルの上。植物が飾られたこげ茶色(こげちゃいろ)の植木鉢が2台のスタンドテーブルの上に置かれ、米澤専務が指さしながら見ている。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): “さび”が人気! 展示会で見た衝撃

ナレーション: 米澤専務、この日は、スウェーデン企業のブースを視察。

映像説明: 白い台の上。赤茶色のつぼみのような形の入れ物が展示されている。

米澤専務: これ完全にさびてますよね。

映像説明: 白いテーブルの上。さびた植木鉢の上部を指でこすり、ついたさびを確認する手元。

ナレーション: これは、スウェーデンで人気の「さび」。

映像説明: 白い台の上。つぼみのような形のさびた入れ物が展示されている。 さびた商品を展示しているブースの一角。さびた格子状のフレームの中央にリスの形の輪郭が切り抜かれたさびた板が細い針金で取り付けられている。 さびた商品を展示しているブースの一角。木製の台の上に、さびた脚付き花瓶、大小の円柱の脚付き容器、脚付きの5枚の円形の器が下から大きな順に重ねられている。キャンドルが入れられた透明な容器がさびた大小のキャンドルスタンドに置かれている。

ナレーション: 自然に金属をさびさせたものや加工したものなど。多くの企業がさまざまな風合いの製品を出品していた。

映像説明: 大仏の顔の像が展示されているブースの一角。白いシャツを着てひげを生やして眼鏡をかけた男性がインタビューに答える。

テロップ: Vastanvinden(バスタンビンデン) ヨナス・ハーマンソン CEO

ハーマンソンCEO・英語: さびたスタイルは素朴で今とても人気がある。

映像説明: 金属製のフレームに木製の棚板(たないた)を載せた棚があるブース。赤い花の植物が2個の植木鉢やさびた長方形の数個の入れ物、オレンジの液体が入った2本の瓶、赤茶色の植木鉢などが展示されている。奥では数人の来場者が商品を見ている。左側にブースが並び、あいだにある通路を数人の来場者が行き交っている。

テロップ: UNIK DESIGN(ユニーク デザイン)

ナレーション: こちらのブースの製品は、すべてハンドメイド。

映像説明: 白く塗られた木製のテーブルの上。5つに仕切られたさびた長方形の入れ物の中央と右端に花の写真が載った多くの小冊子が立てかけ入れられている。長方形の入れ物の左端の凹凸のあるさびた底のアップ。

ナレーション: さびても耐久性がある鋼などをさびさせている。

映像説明: 薄いピンクのじゅうたんの上。植物や紙袋に入れられたみかんなどが、数個のさびた円柱の容器に入れられている。みかんを指さす手元。

米澤専務: さびた物(入れ物)にみかん入れてますからね。すごいと思います。

映像説明: ユニークデザインのブース。左側に段差のある木目調のテーブルやスタンドテーブルが設けられ、深緑色(ふかみどりいろ)の3個の花瓶や花が飾られた植木鉢などが展示されている。右側の金属製のフレームに木製の棚板(たないた)を載せた棚にはオレンジの液体が入った2本の瓶や赤茶色の植木鉢などが展示されている。木製の棚の前でグレーと白のストライプ柄のシャツを着た笑顔の女性が立っている。

テロップ: UNIK DESIGN ヘレ・グリン さん

ナレーション: すべてこちらのグリンさんのデザインによるものだ。

映像説明: ユニークデザインのブース。金属製のフレームに木製の棚板(たないた)を載せた棚の前で、米澤専務がさびた長方形の入れ物に触れながらグリンさんに話しかける。

米澤専務・英語: とても驚いた。日本にはないアイテムなので。

映像説明: ユニークデザインのブースの一角。天井から大中小のさびたリング状のキャンドルスタンドがつり下げられている。大きなキャンドルスタンドにはオレンジのキャンドルが置かれている。 観葉植物が置かれたさびたリング状のフラワースタンドがつり下げられている。グリンさんが、観葉植物を触りながら米澤専務に笑顔で話をする。

テロップ: UNIK DESIGN(ユニーク デザイン) ヘレ・グリン さん

グリンさん・英語: 花を周りに飾っても、とてもステキ。 花を中に置いてもいいと思う。どう?

映像説明: ユニークデザインのブースの一角。天井から大きさの異なる6個のさびたリング状の製品がつり下げられている。6個のさびたリング状の商品のアップ。 黄緑の床の上。全体が銀色で少しさびのある四角い3個の入れ物やだ円形(だえんけい)の植木鉢に赤い花や赤い葉の植物などが飾られている。 花や植物が飾られた、全体が銀色で少しさびのある四角い2個の入れ物のアップ。 ユニークデザインのブースの一角。天井から大中小のさびたリング状のキャンドルスタンドがつり下げられている。大きなキャンドルスタンドにはオレンジのキャンドルが置かれている。グリンさんが、リング状のキャンドルスタンドの下部にあるピン状の突起に穴の空いた受け皿を通して置く。米澤専務とグリンさんが話をしている。

米澤専務: 僕らはその、さびのほうに目が行くんですけど、彼女(デザイナー)の話だと、花を飾ったりとか、こう、植木を置いたりとか、ろうそく立てたりっていう、本当にその置くものをより美しく見せることができるでしょっていう 発想の矢印が違うっていうのは、 だから無理に、ひょっとすると、こちらがその、サステナビリティとか考えすぎちゃっているのかなっていうぐらいの。

映像説明: 米澤自転車店のブース。米澤専務と黒いジャンパーを着て眼鏡をかけた男性がスマートフォンを操作している。2人ともマスクをつけている。

サイドテロップ(画面右上にほぼ常時表示): スウェーデンにあった! 新製品開発のヒント

ナレーション: 米澤専務は、スウェーデンの人たちの「さび」に対する価値観を知ることで新しい発想を得た。

映像説明: ノートを持つ手元。ノートに走り書きした「Rusty」、「さびた」の文字を白いペンで示している。 黄緑の床で、白い文字で「Formex(フォルメックス)」と書かれた黒いパネルがあるブース。ベージュの低い展示台にトナカイのような動物や樹木の透かし模様が施されたさびた半球状のたき火台、さびた2個の球体、茶色い半透明のガラス容器や薄茶色(うすちゃいろ)の半透明のガラス容器などが置かれている。 ユニークデザインのブース。木製の2段の棚にさびた長方形の入れ物や植物が入れられた茶色い円筒形(えんとうけい)の容器などが置かれている。 ノートを持つ手元。ノートに走り書きした「sustainability(サステナビリティー)」の文字と丸で囲われた「古い物がかっこいい、愛する、大事にする」の文字が、線でつながっている。 米澤自転車店のブース。米澤専務がノートを見ながらインタビューに答える。

米澤専務: “Rusty”っていうのが、ま、英語で“さびた”っていう意味で、 でも、先ほどその展示にあったそのRustyの商品っていうのは考え方がその、古いものが“カッコイイ”とか 古いものを“愛する”“大事する”っていうこのシンプルな気持ちの考え方があって、 で、それがサステナビリティの1つになってるみたいな。 (スウェーデン語で、さび)“Rostig(ロスティグ)”っていう今の考え方に基づいた自転車の、を作っていけたら、おもしろいかなと。

映像説明: ノートを持つ手元。ノートには「Rostig love the old(ロスティグ ラブ ジ オールド)」などの文字やスウェーデンの国旗の形が書かれていて、白いペンで示している。

テロップ: Rostig(ロスティグ) さび

ナレーション: スウェーデン語で「さび」を意味するロスティグというブランド名の自転車をつくることを決めた。

映像説明: 雲が浮かぶ青空の下。道路沿いに樹木が並び、芝生や花壇がある広場をグレーのTシャツを着て黒いリュックを背負い。、マスクをつけた米澤専務がスマートフォンを持ちながら歩いている。歩いていく先にある道路を黄色いバスや白い小型トラックなどが走行していて、道路沿いには茶色い外壁の中層の建物が建っている。画面左下の四角い枠内にスウェーデンの地図が緑色(みどりいろ)で表示される。東側に位置するストックホルムが赤い丸印で示され、ストックホルムの北部に位置するウプサラが赤い星印で示されている。 等間隔に樹木が植えられた川沿いの歩道を米澤専務が歩いている。右側の道路沿いには白やクリーム色(いろ)の外壁の建物、左側の川の対岸には黒い屋根で等間隔に窓がある白い外壁の5階建てほどの高さの建物や赤茶色の屋根でクリーム色(いろ)の外壁の3階建てほどの高さの建物が建っている。

ナレーション: 米澤専務が、この日、訪れたのはストックホルムから電車で1時間ほどの都市、ウプサラ。

映像説明: 川沿いの通り。川沿いの歩道に十数台の自転車が止められていて、米澤専務が自転車のそばで腰をかがめスマートフォンで自転車の写真を撮っている。左側の道路沿いには赤茶色のレンガ造りの建物、右側の川の対岸には白や赤茶色の外壁の中層の建物が建っている。 米澤専務が上部に自転車のイラストと「CYKEL GROSS(シッケル グロス)」と書かれた窓があるクリーム色(いろ)の外壁の建物を眺めながら歩いている。米澤専務が「CYKEL GROSS(シッケル グロス)」などと書かれた茶色いドアの前で立ち止まり、スマートフォンで出入り口の写真を撮っている。

テロップ: サステナブルな自転車の街

ナレーション: ウプサラは、環境保全や健康促進を目指し、自転車を通じてサステナブルな町づくりを進めている。

映像説明: 道路に白いラインがひかれた横断歩道の一部にピンクや青、緑、黄色(きいろ)などカラフルな塗装がされている通り。数人の人物が歩道で信号待ちをしている。黒いTシャツを着て黒いズボンをはいた男性が使い込まれた木製の箱が荷台に載った、フレームにもさびがある古い自転車に乗り、信号待ちをしている。奥に樹木が並び、芝生や花壇がある広場が見える。

ナレーション: 長く使い込まれた自転車に乗る人も発見。

映像説明: 道路に白いラインがひかれた横断歩道の一部にピンクや青、緑、黄色(きいろ)などカラフルな塗装がされている通り。信号待ちをしていた、さびがある古い自転車に乗った黒いTシャツを着て黒いズボンをはいた男性が走り出す。 雲が浮かぶ青空の下の広場。赤やグレーのパラソルの下にピンクのテーブルや椅子が設けられ数人の人物が座ってくつろいでいて、前を2台の自転車が通り過ぎる。奥には樹木や低木が植えられた区画があり、数台の自転車が止められているのが見える。米澤専務が歩きながらインタビューに答える。

米澤専務: あの状態でも乗れるぐらい、しっかり作ってあって、しかもちょっと古くなっても普通にカッコよかったですね。 古いものを大事にするっていうか、古いものがカッコイイっていう。

映像説明: ピンクとクリーム色(いろ)の外壁の建物の外観。建物の1階部分の一部に車道が通っている(とおっている)。建物の前を大勢の人物が歩いている。米澤専務が建物の1方向を指さす。

ピンクの外壁で白い壁に囲まれた店舗の出入り口。出入り口の左側にはこげ茶色(こげちゃいろ)のベンチが置かれていて、右側には白い花の植物が銀色の容器に飾られ、そばにはこげ茶色(こげちゃいろ)の大小の四角い2個の和風照明が置かれている。米澤専務が出入り口の茶色いドアにある窓から中をのぞき、頭を下げる。紺色のワンピースに黒いカーディガンを着て眼鏡をかけた女性がドアを開け、米澤専務が挨拶をして、話しながら店内に入っていく。

テロップ: Lilla Japan(リラ ジャパン)

ナレーション: 訪ねたのは、見本市で出会ったバイヤー、ローゼングレンさんの店だ。

映像説明: 白い壁の店内。マスクをつけた米澤専務と紺色のワンピースに黒いカーディガンを着て眼鏡をかけた女性がカウンターをはさみ、話をしている。カウンターの後ろの壁に女性のイラストなどさまざまな貼り紙がされている。右側の白い棚にはペットボトルなどの商品が並べられていて、壁際のハンガーラックには柄模様(がらもよう)がある白い服やカーキやベージュの服などが掛けられている。奥のスペースの黒い壁や棚にしゃもじなどが掛けられ、重ねられた小皿などが並べられているのが見える。 店内の一角。奥や右側の白い壁や棚にピンクや黄色(きいろ)の水筒や猫が描かれたピンクのバッグなど、さまざまな小物が掛けられ、並べられている。米澤専務と紺色のワンピースに黒いカーディガンを着て眼鏡をかけた女性が左側の円筒形(えんとうけい)の容器に入った食品などが並べられた商品棚を眺めながら話をしている。

テロップ: Lilla Japan(リラ ジャパン) ユリカ・ローゼングレン 社長

ナレーション: この店では、10年前から日本の食品や雑貨などを販売している。

映像説明: 店内の一角。黒い壁に袋に入ったしゃもじや袋に「すし巻き」と書かれたまきすなどの調理器具が掛けられ、棚には化粧箱に「WASABI」、「柚子こしょう」などと書かれた商品、パッケージに「赤しそ」、「ふじっ子」、「わかめ」と書かれた商品、瓶詰めの商品、さまざまな種類の小皿が重ねて並べられている。花柄模様がある黒いブラウスを着て黒いバッグを肩にかけ、眼鏡をかけた女性が商品を手に持ち、眺めている。

ナレーション: お客の9割はスウェーデンの人だという。

映像説明: 店内の一角。ローゼングレン社長がハンガーラックに掛けられた濃淡のグレーの草花模様がある白い服を見ながら話をしている。そばのハンガーラックにはカーキやベージュ、茶色などの服やオレンジを基調とした柄模様(がらもよう)があるバッグなどが掛けられている。奥のスペースの黒い壁の棚に瓶詰めの商品や袋入りの商品、重ねられた小皿など、さまざまな商品が並べられているのが見える。

ナレーション: 着物をリメイクしたオリジナル商品も手がけていた。

映像説明: 店内の一角。奥に光がさし込む窓がある出入り口のドアがあり、ドアの横の壁の棚にはマグカップやキーホルダーなどが掛けられている。米澤専務がハンガーラックに掛けられた濃淡のグレーの草花模様がある着物をリメイクした白い服や紺色で花柄模様がある白い服に触れ、眺めながらローゼングレン社長と話をする。

テロップ: ローゼングレン 社長

ローゼングレン社長: そうですね。 かなり売れました。

映像説明: 白い壁に「再価(さいか) ‐SAIKA‐」と書かれ、スウェーデン語で説明が書かれている額が飾られている。

ナレーション: 価値をもう一度という思いを込めて「再価(さいか)」というブランド名で販売されているこの商品。

映像説明: 店内の一角。ハンガーラックに濃淡のグレーの草花模様がある着物をリメイクした白い服が掛けられている。

ナレーション: こちらでは、若い人たちにも人気があるのだという。

映像説明: 店内の一角。ハンガーラックに掛けられた濃淡のグレーの草花模様がある着物をリメイクした白い服の上に「再価(さいか) ‐SAIKA‐」と書かれた額が掲げられている。奥には光がさし込む窓がある出入り口のドアがあり、右側の手前の商品棚には「カルピス」と書かれたラベルのあるペットボトルなどが並べられている。米澤専務がハンガーラックに掛けられたカーキやベージュの服、オレンジを基調とした柄模様(がらもよう)があるバッグなどを眺めている。そばでローゼングレン社長が米澤専務に話をしている。

テロップ: Lilla Japan(リラ ジャパン) ユリカ・ローゼングレン 社長

ローゼングレン社長: 着物って今、日本(にほん)に有り余ってるんですよね、中古として。

映像説明: 米澤専務がハンガーラックに掛けられたカーキやベージュの服、オレンジを基調とした柄模様(がらもよう)があるバッグなどを眺め、手ぶりを交えながら振り向き、店内を眺めて話をする。濃淡のグレーの草花模様がある着物をリメイクした白い服の上には「再価(さいか) ‐SAIKA‐」と書かれた額が掲げられている。

ナレーション: 古いものを使ってブランディングする取り組みと、それを受け入れるスウェーデンの人たちの価値観に感銘を受けた。

映像説明: 米澤専務がハンガーラックに掛けられたオレンジを基調とした柄模様(がらもよう)があるバッグやベージュの柄模様(がらもよう)があるバッグに触れ、眺めている。そばでローゼングレン社長がバッグの隣に掛けられたカーキやベージュの服を横によけて、バッグが見えやすいようにしている。 見本市会場の一角。グレーの壁のブース。壁の棚にオフホワイトのコップやベージュのポットなどが置かれている。上に持ち手(もちて)がある急須が置かれた展示台をはさみ、マスクをつけた米澤専務とチェック柄の深緑色(ふかみどりいろ)の服を着た女性が話をしている。 見本市会場の別の一角。白い文字で「2022 Formex (フォルメックス) Design Talents」と書かれた黒い壁と白い柄模様(がらもよう)がある深緑色(ふかみどりいろ)の壁があるブース。木製の台に植物が植えられた植木鉢が置かれている。木製の展示台に白い柄模様(がらもよう)がある深緑色(ふかみどりいろ)のテーブルクロスが敷かれ、キャンドルや淡いベージュの液体が入った2本のシャンパングラスなどが置かれている。木目調の展示台をはさみ、グレーのワンピースを着た女性と黒いワンピースを着た女性が話をしている。 黒と白のチェック柄の床が奥まで続く会場内。さまざまなブースが並んでいる。数人の人物が立ち話をしていたり、ブースを眺めている。 4本の木材の上にそれぞれ木製のスマートフォンケースが置かれているブース。奥にある黒い展示台には淡いベージュの液体が入った6本のシャンパングラスが置かれ、そばには黄色い花の植物が飾られている。薄いグレーのシャツを着て、肩から青いカバンをかけた女性が展示品を見ている。 草木が茂る池のほとりに座るムーミンが描かれた白と黒のブランケットが壁に掛けられたブース。ブランケットの横には、ムーミンや植物が描かれた黒い靴下が掛けられ、棚には靴下をはいている写真が入ったフォトフレームなどが置かれていて、ひもに1枚ずつクリップで止められたムーミン関連の絵が描かれた7枚のカードが縦に連なって飾られている。 さまざまな商品が置かれた木目調の展示台が設けられたブース。展示台には茶色やマスタードイエロー、緑色(みどりいろ)などのキッチンクロス、青い布地の上に水色のポットとコーヒードリッパー、動物の顔が描かれた茶色や赤茶色、ピンク、青などの布地、「1」、「2」、「3」、「4」とそれぞれラベルに書かれた黒いボトルなどが並べられている。 リラジャパンの店内。奥に光がさし込む窓がある出入り口のドアがあり、ドアの横の壁の棚には建物のイラストが描かれたトレーなどが並べられ、壁にはキーホルダーなどが掛けられている。右側の手前の商品棚には「元祖 ラムネ」などと書かれたラベルがある数本のラムネ瓶が並べられている。米澤専務が柄模様(がらもよう)があるバッグなどが掛けられたハンガーラックの前で、手ぶりを交えながら話をしている。

テロップ: 米澤自転車店 米澤 信也(よねざわ のぶや) 専務

米澤専務: こちらの方(かた)の、そのSDGs(エスディージーズ)とかサステナビリティの意識が、もうかなりもう、しっかり深いものがありすぎて、 ちょっと、われわれ日本(にほん)がいきなりそれをマネするってできないなって。 日本(にほん)らしさで日本(にほん)がやってきたこと、そのなかで、あのできることを、まずはしていきながら、 世界のスタンダードに、ま、合わせるとこは合わせていくっていう。 フォルメックスの展示会も、みなさん、別にSDGs(エスディージーズ)をやろうと思って展示されているわけじゃなく、美しいもの、楽しいもの、すばらしいものっていうところでの、あの展示なんですよね、結局。

映像説明: 青空の下。赤茶色の三角屋根で白い外壁の平屋建ての建物に向かう車窓風景。建物の奥には木々(きぎ)が生い茂っている。

テロップ: 鳥取県 日南町(にちなんちょう)

映像説明: 白い壁の部屋。奥に腰丈ほどの高さの本棚があり、たくさんの本が並べられている。木目調のテーブルに紺色のシャツを着てマスクをつけた米澤専務とチェック柄のブルーグレーのシャツを着た男性が向かい合って座っている。米澤専務の前には開かれたノートが置かれている。チェック柄のブルーグレーのシャツを着た男性がテーブルに置かれた大量の小さな木片に触れ、米澤専務が木片を眺めたあと、手に持つスマートフォンに視線を向け、話をする。

テロップ: 白谷工房(しろいたにこうぼう) 中村 建治 代表

ナレーション: 9月下旬。米澤専務は、日南町(にちなんちょう)で寄木細工を製造している白谷工房(しろいたにこうぼう)を訪れた。

映像説明: 白い壁の部屋。奥に腰丈ほどの高さの本棚があり、たくさんの本が並べられていて、左側には窓から光がさし込む木目調の床の小上がりスペースがある。米澤専務が木目調のテーブルに座り、手ぶりを交えながら中村代表と話をする。

テロップ: 米澤自転車店 米澤 信也(よねざわ のぶや) 専務

米澤専務: スウェーデンで購入されたお客様があの修理してくれよって言った場合って、ま、送って、ここにあの、届きさえすればそれは大丈夫ですか?

テロップ: 中村 代表

中村代表: それは問題ないです。

米澤専務: っていうのはやっぱり、そこもすごく大事でして、長く使えるものは当たり前だけど、ま、長く使えるっていつまでっていうと、ま、半永久的に直しながら、手入れをして使っていこうみたいな。 そういったものを最初から求めて、これ(この商品)がそうなのかどうなのかみたいなこと聞かれるケースが多かったので。

映像説明: 窓際に木目調の作業台がある作業場。奥の壁に工具などが掛けられ、棚にはベージュや茶色などの木片がたくさん入った透明の容器や段ボール箱などが置かれている。窓から大きな樹木のそばに4台の車が駐車しているのが見える。黒いTシャツを着て淡いピンクのエプロンをつけた女性がベージュや茶色などのたくさんの四角い木片が置かれた作業台の前に立ち、液体が入ったディスペンサーを手に持っている。 ベージュや茶色などのたくさんの四角い木片やディスペンサーなどが置かれた作業台の上で作業をする手元。 作業場の一角。木製の板の上にベージュや茶色などの四角形や三角形の木片を組み合わせてつなぎ合わせた長方形や四角形、星型など、さまざまな形の寄木細工が置かれている。

ナレーション: 製造したメーカー側の責任として、スウェーデンでも長く使ってもらえる仕組みづくりも大切だと考えている。

映像説明: 茶色いテーブルとソファが設けられた白い壁の部屋。奥の木目調の机にモニターが置かれている。米澤専務と白いシャツにグレーのスーツを着た男性が向かい合って座っている。2人ともマスクをつけている。白いシャツにグレーのスーツを着た男性がテーブルに自転車の写真などがある資料をテーブルに置く。

テロップ: 鳥取市

映像説明: テーブルの上。資料の左上には「Rostig(ロスティグ)」のロゴ、左下には外側に柄模様がある円形の中心に馬のような動物が描かれたマーク、右側に自転車の写真があり、マークと自転車をペンで示されている。 円形のマークなどのデザインが異なる2枚の資料がテーブルの上に置かれている。「Rostig(ロスティグ)」の文字やマーク、自転車をペンで示している。 「ROSTIG(ロスティグ)」のロゴのデザインが違う別の資料。「ROSTIG(ロスティグ)」のロゴがペンで示されている。

ナレーション: そして、あの、「さび」から発想を得た自転車の開発も進んでいた。さびに似たつや消しの色を使い、耐久性も高めた。サステナビリティーをコンセプトとしている。

映像説明: 茶色いテーブルとソファが設けられた白い壁の部屋。米澤専務と白いシャツにグレーのスーツを着た男性が向かい合って座っている。2人ともマスクをつけている。白いシャツにグレーのスーツを着た男性がテーブルに置かれた資料をめくりながら話をする。 米澤専務がテーブルに3枚の資料を並べ、見比べながら話をする。 テーブルの上。「ROSTIG(ロスティグ)」のロゴと自転車の写真がある資料の「ROSTIG(ロスティグ)」の文字がペンで示されている。 見本市会場。「UNIK(ユニーク)」と書かれた円形の看板が掲げられた深緑色(ふかみどりいろ)の壁が天井からつり下げられたブース。深緑色(ふかみどりいろ)の壁に木製の板や長さの違う数本のウォールハンガーが掛けられている。米澤専務がスマートフォンでつり下げられた円筒形(えんとうけい)の展示品の写真を撮っている。 黄緑の床のブース。カエデのような葉の透かし模様が施された、中が空洞のさびた2個の球体や取っ手がある長方形のさびた入れ物が置かれている。

米澤専務: ま、“さび”っていうのをね、名前(ブランド名)にするって、なかなかない。 いや、本当、いやでも、なんか僕も展示会で最初、そのさびたものを見て「何これ?」、「えっ、これ売り物なの?」みたいな。

映像説明: 茶色いテーブルとソファが設けられた白い壁の部屋。奥の木目調の机にモニターが置かれている。米澤専務がテーブルに並べた資料を前に手ぶりを交えながら、前に座っている白いシャツにグレーのスーツを着た男性に話をしている。白いシャツにグレーのスーツを着た男性がうなずきながら話を聞いている。

テロップ: 米澤自転車店 米澤 信也(よねざわ のぶや) 専務

米澤専務: 古いものを大事にするっていうのもエコにつながっていくわけなので、最終的には、やっぱりぐるっと回って、そこにちゃんとこう着地できるようにっていう。 お客さん、使ってもらう方(かた)にも、で、お店側も、修理して修理して修理して、長く乗ってもらおうみたいなことにつなげていくっていうことができたら、うれしいと。

映像説明: スタジオ。画面左側には江連(えづれ)キャスターが写り、右側にはモニターが設置されている。モニターには、紺色のシャツを着てマスクをつけた米澤専務とチェック柄のブルーグレーのシャツを着た中村代表が腰丈ほどの高さの棚や壁の格子状の棚に置かれた寄木細工のアクセサリーや小物などを眺めながら話をしている様子、見本市会場のブースで白いTシャツを着た米澤専務がチョコレートのような食品を、マスクをあごにずらして口に運び、うなずいている様子、米澤自転車店のブースで「GREEN CITY」と書かれた同じ白いTシャツを着てマスクをつけた米澤専務と眼鏡をかけてマスクをつけた男性が話をしている様子が映し出されている。江連(えづれ)キャスターが話をする。

江連(えづれ)キャスター: 精力的に、さまざまな取り組みをする米澤専務。日本を、よりサステナブルな社会に変えようとする姿が印象的でした。私たちも身近なところから、取り組んでいけることがありそうですね。

映像説明: 薄い黄緑色(きみどりいろ)を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。緑を基調とした、中が空洞になった地球儀が回転している。

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