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盛り上がるシンガポールのスタートアップ事情

2019年09月05日

シンガポールが今、東南アジアにおけるスタートアップの拠点として注目されている。もともと、ビジネス環境への評価が高い同国だが、スタートアップにとっても資金調達のしやすさや優れたエコシステムが魅力となっている。国土が狭く、人件費が高いシンガポールでは自動化が重要なテーマで、政府も「ディープテック」の分野を中心に外国からのスタートアップの誘致に積極的だ。すでに日本企業の挑戦も始まっている。人に追従する運搬ロボットを開発し、チャンギ国際空港への導入を皮切りに、その他の分野への展開を図る企業。また、人手に頼っていた線路の点検作業をAIを使って効率化する企業。盛り上がるシンガポールのスタートアップ・シーンと、アジアへの展開も視野にビジネスを進める日本企業の取り組みを追った。

(10分33秒)

※本番組は英語版(字幕)でもご覧いただけます。

テキスト解説を読む

テキスト解説:視覚障害のある方のための文字おこしテキストです。

映像説明: ジェトログローバルアイオープニングタイトル。 薄い青を基調としたコンピューターグラフィックスの背景画。 世界地図の上で回転する、中が空洞になった地球儀から、もうひとつ地球儀が飛び出す。 拡大表示された地球儀の横にタイトルが現れる。 「世界は今 ジェトログローバルアイ」

映像説明: スタジオ。 地球儀と世界地図の画像をバックに、女性キャスターが入ってくる。 胸元にリボンのついたベージュのブラウスと、黒いレース模様のスカート姿。

テロップ: 八木 ひとみ(やぎ ひとみ)

八木(やぎ)キャスター: 世界は今、ジェトログローバルアイ。 世界中で躍進する、スタートアップ。今、東南アジアで、その拠点になっているのが、シンガポールです。政府の積極的な支援もあり、その優れたビジネス環境が、多くの企業を引き付けています。今回は、シンガポールのスタートアップを巡る最新事情と、現地で活躍する日本企業(にほんきぎょう)を取材しました。

テロップ: 盛り上がるシンガポールのスタートアップ事情

映像説明: 大勢の人々が行き来する海に面した広場。上半身がライオン、下半身が魚の姿をした大きな白いマーライオンの像が、口から大量に水を吹き出している。海につながる階段に、人々が腰をかけている。周辺には10棟(じゅっとう)もの高層ビルがそびえ立っている。画面左下の四角い枠に東南アジア南部の地図。シンガポールはマレー半島の南端、マレーシアの南に位置していて、赤い星印で示されている。海を隔てた南にはインドネシアの島々(しまじま)が広がっている。 海の上にのびる散策路。手すりのそばで、頭を布で覆った女性や、サングラスをかけ、ショートパンツをはいた女性など、たくさんの人々が景色を眺めたり、スマートフォンで写真を撮ったりしている。海を隔てた向こう岸には、花が開いたような形の大きな白い建物があり、その右側には、横一列に建つ3棟(さんとう)の高層ビルの屋上に、1隻の巨大な船を載せたデザインの建物が立っている。

高層ビル街。鏡面ガラスが一面に張られたビルに、周りの建物が映り込んでいる。

テロップ: 国際競争力 第1位 (IMD 世界競争力ランキング 2019年) ビジネスのしやすさ 第2位 (世界銀行ビジネス環境ランキング 2019年)

ナレーション: シンガポール。観光地として人気を誇る一方で、そのビジネス環境も、世界トップクラス。

映像説明: グレーのタイルを張ったようなデザインのビル。ところどころに緑のタイルのアクセントが入っている。青い小文字のアルファベットで「citi(シティー)」と書かれ、上に赤い半円を描いたロゴが、壁に掲げられている。 ガラス張りの別のビル。壁には、黒い文字でで「HSBC」と書かれ、赤い六角形の中に2つの白い三角形を組み合わせたロゴ。奥にあるビルには、オレンジの円いマークの下に、シルバーの文字で「MYP」と書かれた立体看板が掲げられている。 13棟(じゅうさんとう)もの高層ビルが立ち並ぶ市街地。壁面には、「DBS」や「Bank of America Merrill Lynch」などのロゴ看板が掲げられている。

映像説明: 多くのグローバル企業が進出する、東南アジアの金融センターとして知られている。 しかし、最近、これまでとは違う企業が集まってきているという。

映像説明: 大勢の人々が行き交う展示会場の一角。白い長机(ながつくえ)の上に、八角形(はっかっけい)のオレンジ色(いろ)のボディーを中心に、8本の細長いアームが放射状に突き出ている大きな機器が置かれている。 黒いTシャツやポロシャツを着て眼鏡をかけた3人の男性と、白いシャツを着た女性が机の前に立ち、白い長机(ながつくえ)を挟んで向かいにいる赤いポロシャツを着た男性と、身ぶりを交えて話をしている。

テロップ: スタートアップ

ナレーション: それが、スタートアップ。

映像説明: 薄暗いブースの前で、青いVRゴーグルを頭からかぶり、黒いTシャツを着た男性が、青いコントローラーを両手に持って、右腕を大きく動かしてコントローラーを操作している。 モニターに、英語のメッセージや得点が表示されたゲーム画面が映し出されている。手の動きに合わせてゲーム画面内の剣が動き、飛び回るすいかやオレンジ、いちごなどを真っ二つに切っていく。

ナレーション: これまでになかった新しいビジネスや商品で、世の中にイノベーションを巻き起こす企業。シンガポールの起業や資金調達のしやすい環境が、彼らにとって好都合というわけだ。

映像説明: 高層ビルを背景に、「都市別 スタートアップ向け投資額」と題された表が現れ、 2013年から2017年までの5つの都市の投資累計額が表示される。少ない順から、ホーチミンは1億2,100万ドル、バンコクは3億3,900万ドル、クアラルンプールは4億1,500万ドル、ジャカルタは16億ドル、最も累計投資額の多いシンガポールは78億ドルと、2位ジャカルタの5倍の数字となっている。(出所:スラッシュ モンクズ・ヒル・ベンチャーズ「東南アジアのテックの状況」(2018年))

ナレーション: 実際、東南アジアのスタートアップ向け投資の多くが、シンガポールでのものだ。

映像説明: 赤いボディーに、窓から下が紫に塗られているドアがついた車。給油口の上に黄緑の文字で「Grab」と書かれたロゴが描かれ、ドアの紫色の部分にはピンクの文字で「3‐4 AUG SINGAPORE SPORTS HUB(サード トゥ フォース オーガスト シンガポール スポーツ ハブ)」と書かれている。

テロップ: シンガポールに本社を置くユニコーン企業 (未上場 評価額10億ドル以上) Grab (配車サービス) Trax(トラックス) (デジタルマーケティング)

ナレーション: なかには、「ユニコーン」と呼ばれる、未上場ながら、評価額が10億ドルに達するスタートアップも現れてきている。

映像説明: 横一列に並んで建つ3棟(さんとう)のガラス張りの高層ビルの屋上に、1隻の巨大な船を載せたデザインの建物の外観。建物の前にある立て看板に、「MARINA BAY SANDS(マリーナ ベイ サンズ)」などと書かれている。 1階の店舗に面した屋根のある通路を大勢の人々が行き来している。壁際に、「innovfest unbound(イノブフェスト アンバウンド)」と書かれた茶色の看板が立てられている。 大勢の人々でにぎわう広々とした展示会場。オレンジや赤、白など、さまざまな色の正方形の看板が天井からいくつも吊り下げられ、ところどころに、白や水色のLED(エルイーディー)蛍光灯で立方体をつくり、それを2つ組み合わせたイルミネーションが設置されている。手前のスペースには丸テーブルと椅子がセットでいくつか置かれ、人々が話をしたり、スマートフォンを見たりしている。奥のスペースには、たくさんのブースが並んでいる。

テロップ: 2019年6月27~(から)28日 Innovfest Unbound(イノブフェスト アンバウンド)

ナレーション: こちらは、マリーナベイ・サンズで開かれた、東南アジア最大級のテクノロジーイベント。

映像説明: ブースの一角。オレンジ色(いろ)のボディーから8本の黒いアームが突き出た機器が、透明の台の上に展示されている。アームには白抜きの文字で「TAROT(タロット)」と書かれている。 薄暗い別のブース。ゲーム画面が表示されたモニターの前で、青いVRゴーグルを頭からかぶり、黒いTシャツを着た男性が、青いコントローラーを両手に持って腕を素早く動かしている。 広いスペースに置かれ、紫色の照明に照らされている細長いグレーの乗り物。カヌーのような形で、タイヤとスクリューが取り付けられている。 ボディーの側面に、黒い波型のマークに黒のアルファベットで「WAM‐V(ワム・ヴィー)」と書かれたロゴが描かれている。隣には、白い文字で「MacArtney(マッカートニー)」と書かれたロゴや、花のようなマークに「ST Engineering」と書かれたロゴなど、複数の企業ロゴが描かれている。 手前に英数字が表示されている透明の仕切りがあり、その向こう側の中央にロボットアーム、右の壁際にコーヒーメーカーを4台並べたショーウインドウ。奥の黒い壁には、王冠のようなマークと「CROWN COFFEE(クラウン コーヒー)」と書かれた白いロゴが浮き上がっている。紙コップをつかんだグレーのアームが、コーヒーメーカーに向かってのびていく。 アームがコーヒーメーカーの紙コップをつかんで、手前にある透明の仕切りに「1322 Latte(ラッテ)」の文字と黄緑の矢印が表示されている台にそっと置く。 水色にライトアップされた水槽。水車や空気ポンプ、ヒーターなどが取り付けられ、10匹ほどの小さな魚が泳いでいる。

ナレーション: ドローン、VR、水上自動運転(すいじょうじどううんてん)、ロボットのバリスタなど、最先端のテクノロジーが所狭しと並ぶ。

映像説明: 白い長机(ながづくえ)を四角い形に並べた会場の一角。天井から、企業名やロゴが描かれた白い看板がいくつも吊り下げられており、黄緑の円の中に白の矢印が描かれたマークと、英語で「KLIKDAILY(クリクデイリー)」と書かれたロゴや、水色の眼鏡のようなマークに、グレーの大文字で「OAXIS(オアキシス)」と書かれたロゴなどがある。机の上にはパンフレットが立てて並べられ、薄い黄色(きいろ)の着物に赤い帯を締めた女性や、白地に赤い柄(がら)の入った浴衣姿の女性、Yシャツを着た男性など、たくさんの人がいる。緑のTシャツを着た2人の男性と、白いTシャツを着た男性が談笑している。

ナレーション: 会場には、投資家の姿も。

映像説明: 水色やオレンジ色(いろ)のLED(エルイーディー)蛍光灯で作った立方体のイルミネーションやブースを背景に、グレーのスーツ姿の男性が、インタビューに答える。

テロップ: 香港から参加した投資家

香港から参加した投資家・英語: 私たちは常に投資対象となるスタートアップを探している。 ここには多くの可能性がある。

映像説明: 大きなモニターが掲げられたブース。画面には、アルファベットで「emc」と書かれたロゴと、スマートフォンを操作する手元のアニメーションが映し出されている。モニターの前の台の上には、2台のノートパソコンが置かれている。台の縁(だいのふち)には、「SCAN ME」の文字とQRコードが入ったチラシが3枚貼りつけられている。黒いポロシャツを着て眼鏡をかけた男性がノートパソコンの画面を見つめ、隣に立つ黒とからし色(いろ)の柄物のシャツを着た男性が身ぶりを交えて話をしている。 白と紺のグラデーションの着物を着た女性が、白と紫のチェック柄のシャツを着た男性に、白いタブレットの画面を見せて話をしている。 アニメーションを映し出した大きなモニターのあるブース。黒とからし色(いろ)の柄物のシャツを着た男性が、黒いポロシャツを着た男性と話をしている。隣では、紺のポロシャツ姿の男性が、手に持ったパンフレットを見つめたグレーヘアの男性に、身ぶりを交えて説明をしている。ブースの 仕切り部分のフレームに取り付けられた白の円い看板には、黒の文字で「BESPOKE」と書かれている。

ナレーション: 100を超える国、地域からの参加者で、熱気あふれる会場。外国勢のうち、最も多かったのが日本企業(にほんきぎょう)。

映像説明: 赤と黒、白を基調として造られたエリア。大きな白い看板に黒い文字で「JETRO(ジェトロ)」と書かれたロゴと、アルファベットのJをモチーフにした赤いマークに、黒い文字で「J‐Startup(ジェー スタートアップ)」と書かれたロゴが並んでいる。 小さな台と大きなモニターが掲げられたシンプルなブースが横一列に3つ並び、それぞれのブースで2~3人(に、さんにん)の人々がそれぞれ話をしている。手前のブースでは、白いシャツを着た男性が手にスマートフォンを持ち、眼鏡をかけたかっぷくの良い男性と話をしている。 J‐Startup(ジェー スタートアップ)の看板の周りは、たくさんの小さなブースが設置され、たくさんの人々が集まっている。

テロップ: J‐Startup(ジェー スタートアップ) パビリオン

ナレーション: ジェトロが設置したJ‐Startup(ジェー スタートアップ) パビリオンは、多くの来場者でにぎわった。

映像説明: J‐Startup(ジェー スタートアップ) パビリオンの看板の前。薄紫のワイシャツを着た男性が、身ぶりを交えて話をしている。ピンクのワイシャツに黒いスーツを着た男性と白いシャツを着て眼鏡をかけた男性が、うなずきながら話を聞いている。

テロップ: Doog(ドーグ)

ナレーション: こちらの企業は、ドーグ。ロボットの街、茨城県つくば市の企業だ。

映像説明: 植え込みに囲まれた板張りの中庭。板張りの床の上に、タイヤがついた台車のような機器が置かれている。金属製の四角い台座の前方には、細長い柱の上部に操作パネルが設置されている。パネルの中央には黒いジョイスティック、左右には緑のボタンがついている。台座の中央には、足にタイヤを付けた白黒の犬のイラストが描かれ、黒の文字で「THOUZER(サウザー)」と書かれている。 上部の操作パネル。右側の緑のボタンには、白抜きの英語で「FOLLOW ME」、「START / STOP」と書かれ、黒い文字で「Doog(ドーグ)」のロゴが描かれている。

テロップ: 追従運搬(ついじゅううんぱん)ロボット「サウザー」

ナレーション: 主力製品は、こちらのロボット。

映像説明: 眼鏡をかけ、白いシャツにグレーのズボン姿の男性が、植え込みに囲まれた中庭を歩いている。 台座が2段になっている台車が、男性の後ろをついていく。台座の中央に、足にタイヤを付けた白黒の犬のイラストが描かれ、黒の文字で「THOUZER(サウザー)」と犬のイラストの入った台車が後ろに続く。男性がUターンして歩くと、後ろから同じルートをたどって2台の台車もついていく。

ナレーション: ボタンを押すと、まるでカルガモの親子のように、前を行く、人や台車などを追いかける。倉庫や工場などで、運搬作業を楽にするために開発された、この製品。実は、意外な場所でも使われている。

映像説明: 曇り空の空港。奥には尾翼に「Jet」のロゴとオレンジ色(いろ)の星マークが描かれたシルバーの航空機が、手前には白いボディーの航空機が駐機している。手前の航空機には、「HSBC」のロゴが描かれた、ボーディングブリッジが接続され、機体の横にはタラップが設置されている。遠くでは、2機の航空機がゆっくりと地上を移動している。

テロップ: チャンギ国際空港

映像説明: 明かりのついた2階建ての空港ビルの前。奥に赤と白に塗り分けられた航空機が駐機している。手前の広いスペースは、赤と白の低いフェンスで囲まれ、緑色(みどりいろ)の特殊車両やテントが置かれている。 うっそうとした木々(きぎ)の足元に白い胡蝶らんが植えられた広々とした施設の中。たくさんの人々が行き来している。じょうごの形をした網目模様の天井が青いライトに照らし出され、中央の大きな穴から、水が滝のように流れ落ちている。頭上の白い橋の上を、明かりのともった黒っぽい電車がゆっくりと走っている。

テロップ: 7年連続 空港ランキング第1位 出所:SKYTRAX(スカイトラックス)

ナレーション: それがここ、チャンギ国際空港。この空港、7年連続で世界一の空港に選ばれるなど、そのサービスが高く評価されている。

映像説明: 植え込みに囲まれた板張りの中庭。眼鏡をかけ、白いシャツにグレーのズボン姿の男性の後ろを、台座が2段になっている台車と、台座の中央に、足にタイヤを付けた白黒の犬のイラストが描かれ、黒の文字で「THOUZER(サウザー)」と犬のイラストの入った台車が後ろに続く。

ナレーション: その一翼を担っているのが、先ほどのロボット。

映像説明: 大きな窓のある部屋。窓際の大きな長机(ながつくえ)にたくさんのモニターが置かれ、3人の男女が向かい合って座っている。白いシャツを着て眼鏡をかけた男性が、木目調の大きな長机(ながつくえ)に座ってインタビューに答える。 空港ビル内の広い通路。天井に取り付けられた黒い看板に、黄色いバスの絵と、黄色い文字で「Shuttle Bus to T2 (Gates E)(シャトルバス トゥー ティーツー ゲーツ イー)」、中国語表記で「往T2短種巴士」、「Ke-T2」、「ターミナル2行き」と書かれている。フロアにはベンチが置かれ、壁際と窓際には観葉植物が植えられた茶色の大きな鉢が並べられている。 白のシャツの上に黄色いベストを着た男性が、腰ほどの高さのあるシルバーのコンテナを押して歩き、後ろをシルバーのコンテナを載せた台車ロボットが2台、一列に並んでついていく。 後ろからついていくコンテナの前面には、赤い円の中にシルバーの文字で「sats」(サッツ)と書かれ、隣に赤い文字で「FOOD」と書かれたロゴが入っている。 白のシャツの上に黄色いベストを着た男性の後ろを、一定の間隔を置いて台車ロボットがついていく。 広々としたロビー。白い床には、黒のタイルでアクセントが入っている。白のシャツに黄色いジャケットを着た男性が階段の前を横切り、左に曲がると、2台の台車ロボットもその後ろをついていく。(映像提供 Doog(ドーグ))

テロップ: Doog(ドーグ) 城吉 宏泰(くによし ひろやす) 取締役

白いワイシャツを着た男性: えー、先方は、いわゆる空港でのグランドサービスを請け負ってる、えー、業者でございまして、 飛行機の中のラウンジを運用されてるんですね。 毎日、えー、スタッフが何人かで、えー、往復して、その何ヵ所もあるラウンジに運んでるというのが、えーと、それまでの運用でした。 でー、(導入後は)1人のスタッフが、えー、今までどおり1つのカートを押して、その後ろにもう2台ついてくることで、 1人のスタッフが、えー、一度に荷物を配達できるようになりました。

映像説明: 住宅街の舗装された道路。赤いチェックのシャツに茶色のズボン姿で、スマートフォンを手にした男性の後ろを、台車ロボットがついていく。台車には、2つの黒いコンテナと2つの段ボール箱が積まれている。 白いシャツにグレーのズボン姿で眼鏡をかけた男性が、台車ロボットの車輪のあたりを指さす。グレーと黒の大きなチェック柄にベージュのズボン姿の男性が、腕組みをして台車ロボットを見ている。赤いチェックのシャツに茶色のズボン姿の男性が歩き出すと、台車ロボットも動き出す。 グレーと黒の大きなチェック柄のシャツにベージュのズボン姿の男性が台車ロボットのそばにしゃがみこみ、タイヤを指さして、赤いチェック柄のシャツに茶色のズボン姿の男性を見上げる。白いシャツにグレーのズボン姿で眼鏡をかけた男性の隣に、白い半そでシャツに明るいベージュのズボン姿の男性が立ち、台車ロボットを見つめる。 空港のロビー。バッグを積んでカートを押す乗客の横を、2台の台車ロボットがシルバーのコンテナを積んで走る様子を車輪近くから映した映像。 「Shuttle Bus to T2 (Gates E)(シャトルバス トゥー ティーツー ゲーツ イー)」、中国語表記で「往T2短種巴士」、「Ke-T2」、「ターミナル2行き」と書かれている。フロアにはベンチが置かれ、壁際と窓際には観葉植物が植えられた茶色の大きな鉢が並べられている。コンテナを押して歩白いシャツに黄色いベストを着た男性の後ろを、2台の台車ロボットがついていく。 観葉植物が植えられた茶色の大きな鉢が並べられた通路。コンテナを押して歩く白いシャツに黄色いベストを着た男性の後を、2台の台車ロボットがついていく。(映像提供 Doog(ドーグ))

ナレーション: 人件費が高く、高齢化も進むシンガポール。今後の働き手不足(ぶそく)が見込まれるなか、これまで人が担っていた業務を自動化し、生産性を上げることが、国全体の課題になっていた。ドーグの製品は、彼らのニーズにマッチしたというわけだ。

映像説明: 空港の明るいロビー。白いシャツに黄色いベストを着た男性が茶色と白の壁沿いを進み、左に曲がって入っていくと、2台のロボットも後ろからついていく。茶色と白の壁の手前にある、薄いベージュの壁に、赤い円の中に白い文字で「sats(サッツ)」と書かれたロゴが描かれ、その下に黒の文字で「SATS(サッツ) PREMIER LOUNGE」と書かれている。(映像提供 Doog(ドーグ))

ナレーション: 世界一の空港を舞台に活躍するドーグ。

映像説明: 大きな窓のあるドーグの社内。白いワイシャツを着て眼鏡をかけた城吉(くによし)取締役が、デスクでノートパソコンに向かっている。

ナレーション: しかし意外にも、設立当初は、海外展開を意識していなかったという。

映像説明: 展示会場でドーグのブースを写した写真。白いパーティションで区切られたスペースに、スーツやワイシャツ姿の人々が集まっている。パーティションに貼られた白と緑の横断幕には、足にタイヤを付けた白と黒の犬のマークの横に、 黒い文字で「追従(ついじゅう)運搬ロボットシリーズ」と書かれて、続けて白い文字で「株式会社Doog ドーグ」と書かれている。パーティションの前には、上下2段の台に4つの白いケースを載せた台車ロボットが展示されている。(写真提供 Doog(ドーグ))

ナレーション: 転機になったのが、日本国内(にほんこくない)で行われた展示会。来日していたシンガポールの視察団からスカウトされたのだ。

映像説明: 大きな窓のあるドーグの社内。白い半袖のワイシャツを着た男性が、窓際に座るベージュのブラウスを着た女性と、モニター越しに話をしている。半袖のワイシャツを着た男性の並びに白いポロシャツを着た男性が座り、書類を手に作業をしている。その隣の席に城吉(くによし)取締役が座っている。

ナレーション: その後、製品の導入とともに、現地政府からの強い要望を受け、シンガポールに拠点を設立。

映像説明: 城吉(くによし)取締役が、ノートパソコンの画面を見ながら、マウスを動かしている。

ナレーション: 現地での活動にあたっては、政府からのサポートも受けている。

映像説明: 大きな窓のあるドーグの社内。木目調の大きな長机(ながつくえ)に座る城吉(くによし)取締役がインタビューに答える。

城吉(くによし)取締役: 一番大きいのが人件費ですね。 こちらで、えー、ローカル(スタッフ)の採用を、えー、増やして。で、そのローカルで採用した人には、えーと、人件費の、何割だかのサポートをいただける。

映像説明: ドーグの社内。城吉(くによし)取締役とスタッフが座る窓際のデスクの横に、4台のロボットが置かれている。1台はシルバーの台車ロボット。残りの3台には、黒い背もたれのあるいすが取り付けられ、カンガルーのマークと「Garoo(ガルー)」のロゴが描かれている。

ナレーション: 現在、ドーグでは、シンガポールを拠点に、アジア、オセアニアへと販売網を拡大。

映像説明: 植え込みに囲まれた板張りの中庭。白いシャツにグレーのズボン姿の城吉(くによし)取締役が歩く後ろを、3台の車いす型のロボットがついていく。1台目は誰も乗っていないが、2台目に黒いブラウスとボルドーのガウチョパンツ姿の女性が、3台目には白いブラウスに黒いズボン姿の女性が座っている。 3台のロボットが1ヵ所で渋滞している。城吉(くによし)取締役が歩き出すと、1台目から順に一定の間隔をあけて動き出す。

テロップ: 搭乗型ロボット「ガルー」

ナレーション: また、同じ技術を車いすに応用した製品を、新たに開発。医療や介護といった、ほかの分野への展開も考えている。

映像説明: 大きな窓のあるドーグの社内。木目調の大きな長机(ながつくえ)に座った城吉(くによし)取締役がインタビューに答える。

城吉(くによし)取締役: 特にシンガポールは、そのー、比較的自動化が進んでなかった分野も、自動化の、その、取り組みに積極的でして。 ほんとに弊社も、あのー、想像してなかったような分野での活用をしていただけそうな、あの、発展を期待しております。

映像説明: 高層ビル街。ガラス張りのビルの壁に、黒で描かれた右向きのライオンの顔のマークと、赤の文字で「Singapore(シンガポール)」、黒で「Life」と書かれたロゴが掲げられている。ビルの前は、街路樹が植えられた交通量の多い道路。黄緑の2階建てのバスや、青いトラック、オートバイや車が何台も走っていく。

ナレーション: 国を挙げて、新しいテクノロジーの導入に動くシンガポール。

映像説明: 薄暗い部屋。大きなモニターの前で、黒いスーツを着て眼鏡をかけた男性が、黒いブラウスを着たボブカットの女性と身ぶりを交えて話をしている。2人の姿が映し出されたモニターのスタンドには、白い文字で「ELEMENT」と書かれ、右上には小さく「AI(エーアイ)」と書かれている。モニターの前の小さなスタンドには、タブレット端末が載せられている。 モニターには、絵の具で描かれたような、デフォルメされた2人の姿が映し出されている。映像の中の色が一瞬で変わり、赤の色が青に、黄色(きいろ)が赤に置き換わる。 大きな街路樹が植えられた裏通り。ウインカーを点滅させた白い2ドア(ツードア)の車が、白線の前でゆっくりと停車する。車の上には、点滅するグレーの筒が取り付けられており、ドアにはグレーのアルファベットで「nuTonomy(ニュートノミー)」と書かれている。 建物の中。テーブルにノートパソコンとグレーのマネキンの頭が置かれている。マネキンの頭には眼鏡のついたベルトが巻かれている。

テロップ: ディープテック

ナレーション: なかでも、最近の重点分野が、ディープテック。例えば、AI(エーアイ)、自動運転など、最先端の研究成果を応用したテクノロジーのことだ。

映像説明: 木の取っ手が付いたガラスのドアがある白い建物のエントランス。ドアの横の白い壁に、オレンジとグレーの斜線と小さな円を組み合わせたマークと、グレーの文字で「SGINNOVATE」の文字が入ったロゴが掲げられている。 吹き抜けのある広い部屋。壁に掲げられた黒い大きなスクリーンに向かって、いすが並べられている。 部屋の後ろに置かれた木目調の長いテーブルで、紺のポロシャツを着た男性と、薄いピンクのパーカーを着たポニーテールの女性が話をしている。向かいの席に座るピンクのポロシャツを着てひげを生やした男性が、ノートパソコンのキーボードを操作している。奥の席では、グレーの服を着たロングヘアの女性がスマートフォンを操作している。女性の後ろにある回り階段の側面などには、積み上げられた麻袋の絵と、白い穀物が詰まった麻袋の絵が描かれている。 クリーム色(いろ)のテーブルで薄紫色(うすむらさきいろ)に小さな花柄の入ったワンピースを着た女性が、身ぶりを交えて話をしている。グレーのトレーナーを着た女性がメモを取り、2人の女性の前に座る紺のポロシャツを着た男性がノートパソコンを開いて、うなずきながら話を聞いている。 奥の大きなスクリーンには「SGINNOVATE」の文字と企業のロゴマークがあり、その前には、背もたれのついたいすや背もたれのないいすなど、異なる種類のいすが並べられている。

テロップ: SG Innovate

ナレーション: その象徴的な存在がこちら、SG Innovate。ディープテック分野のスタートアップを専門に支援する、政府系企業だ。

映像説明: 木目調の長いテーブルで、紺のポロシャツを着た男性が話を続けている。ピンクのポロシャツを着た男性と薄いピンクのパーカーを着た女性が話を聞いている。ピンクの男性の後ろの壁には、カレンダーとそろばんの絵が描かれている。

ナレーション: 主な活動は、起業家の育成と投資。

映像説明: 大きなスクリーンに、 「Deep Learning Drops Error Rate for Breast Cancer Diagnoses by 85%(エイティーファイブ パーセント)」と題された英語のスライドが表示されている。スライドには、ヒトのシルエット、やプレパラートやピンクの細胞のイラストなどが添えられている。

テロップ: 累計投資額 約43億円 ※2019年4月時点 出所:シンガポール金融管理局

ナレーション: これまでにおよそ43億円を、ディープテック分野のスタートアップに投資している。

映像説明: 観葉植物が飾られた壁の前。濃いグレーのスーツを着て眼鏡をかけた男性が、身ぶりを交えてインタビューに答える。 壁際のボックス型のテーブル席で、青と白のチェック柄のシャツを着た男性が、笑顔でノートパソコンの画面を見ている。向かいに座ったグレーのポロシャツを着た男性が手振りを加えながら話をしている。 大きなスクリーンのある部屋。クリーム色(いろ)のテーブルで、紺のポロシャツを着た男性が話をしている。その前に座る薄紫色(うすむらさきいろ)に小さな花柄の入ったワンピースを着た女性とグレーのトレーナーを着た女性が、話を聞いている。 観葉植物が飾られた壁の前で、濃いグレーのスーツを着た男性が話を続ける。

テロップ: SG Innovate トン・シェンフイ ベンチャー投資長

濃いグレーのスーツを着た男性・英語: 歴史を振り返れば、科学技術や経済、社会構造が大きく変わるとき、 その原動力になってきたのがディープテック。 リターンが得られるのは5年、10年、15年先かもしれないが、 長期的な視点で投資を行っている。

映像説明: オフィスの入口。こげ茶色(いろ)の木枠のついたガラスのドアに、赤と濃淡のあるオレンジのさまざまなピースを組み合わせた六角形のマークと、紺の文字で「ABEJA」と書かれたロゴが描かれている。ドアの向こうのデスクには3人の女性が壁際に一列に並んで座り、それぞれモニターに向かっている。向かい側には水色のボーダーのポロシャツを着た男性が、パソコンに向かっている。 部屋の中。手前に座る黒い長袖シャツを着たショートヘアの女性が、ノートパソコンの画面を見つめている。向かいに座る水色のボーダーのポロシャツを着た男性の後ろにも机が並べられ、白いポロシャツを着た男性が窓際の席に座って作業をしている。 水色のボーダーのポロシャツを着た男性が、大きなモニターを見つめたまま、手元のノートパソコンのキーボードを操作している。 水色のボーダーのポロシャツを着た男性の前に置かれた黒いモニターに、プログラムのソースコードが表示されており、男性が操作しているノートパソコンの画面は、軽く閉じられている。

テロップ: ABEJA

ナレーション: 一方、このディープテックの分野で勝負をかける日本のスタートアップが、ABEJA。AI(エーアイ)をビジネスに活用するために必要な、学習プロセスを簡略化するためのプラットフォームサービスや、コンサルテーションなどを手がけている。

映像説明: 白いポロシャツを着た男性が、窓際の席でパソコンに向かっている。

テロップ: ABEJA Singapore(シンガポール) 事業開発担当 中植 弘満(なかうえ ひろみつ) さん

ナレーション: 中植(なかうえ)さんは、シンガポールに進出した理由を、こう語る。

映像説明: 部屋の一角。隣の部屋の壁に、青い円を背景にピンクの虎が描かれている。木目調の長机(ながつくえ)に座り、白いポロシャツを着た中植(なかうえ)さんが、身ぶりを交えてインタビューに答える。 屋外。建物の軒先に、白いポールが何本も取り付けられている。それぞれのポールの先には白い防犯カメラがあり、1本のポールに5台取り付けられ、すべて別の方向に向けられているものもある。 壁に青い円とピンクの虎が描かれた部屋の隣で、中植(なかうえ)さんが話を続ける。

中植さん: 例えばシンガポールですと、国まるごとの、えー、3D(スリーディー)データですとか、あと、まー、多く設置されているセキュリティーカメラですとか、まー、それ以外にもちろんたくさん、 あの、その、シンガポールならではのデータっていうのがあると思いますので、その辺りに期待してたっていうところと。 そのデータの、えー、に関する規制ですとかっていうところ、違ったところがあるので、アジアならではの、えー、データの取得、 で、そこから、こう、リープフロッグ(一足(ひとあし)飛びの発展)を狙えるような(ねらえるような) 技術の開発みたいなことを、ができるんじゃないかというふうに期待して、えー、シンガポールに進出をしました。

映像説明: ABEJAのオフィス。プログラムのソースコードが表示された黒いモニターの画面。ソースコードが追記されていく。 水色のポロシャツを着た男性の向かい側に座る黒い長袖のシャツを着たショートヘア女性と、窓際に座るセミロングヘアの女性がノートパソコンに向かっている。 セミロングヘアの女性が、ノートパソコンと大きなモニターを並べ、双方の画面を交互に見ている。 3人がそれぞれモニターに向かって仕事を続けている。

ナレーション: AI(エーアイ)にとって決定的に重要なのが、学習させるデータ。アジアならではのデータを使うこと で、ほかの地域ではできない技術開発を狙ったABEJA。しかし、現地でのビジネス展開には、苦労も多かったという。

映像説明: 壁に青い円とピンクの虎が描かれた部屋の隣の部屋で、中植(なかうえ)さんがインタビューに答える。 展示会場。胸元にABEJAのロゴが入ったTシャツの上にジャケットを着てパンフレットを手にした中植(なかうえ)さんが、グレーのスーツを着たスキンヘッドの男性と黒いポロシャツを着て眼鏡をかけた男性と笑顔で話をしている。中植(なかうえ)さんが親指を立て、手を振る。 ABEJAの社内。青い円とピンクの虎が描かれた部屋の隣の部屋で、中植(なかうえ)さんが身ぶりを交えて話を続ける。

中植(なかうえ)さん: はじめは、えーと、全くノーチャネル(販売網がない)で、えー、というところからスタートしまして。 まー、ABEJAという会社がシンガポールで、ものすごい知られてるわけではなかったので、 名刺代わり(がわり)になるような、あのー、大きなインパクトのある事例を、こちらで作っていきたいというふうに考えてまして。 まー、そこに賛同していただける人っていうのを、あの、ずっと、ま、ぶれずに探していったというのが一つあります。 シンガポールは、あのー、日本企業(にほんきぎょう)だけじゃなくてですね、ここ、いろんな国から、いろんな地域から来た企業、たくさんいまして、 例えば現地の企業、現地の、えー、政府の機関に対して、こう、アプローチする人たち、たくさんいますと。 その中で、えー、ま、やはりこう、すぐに意思決定できないと、彼らとしては、えー、ほかにいくつでも、こう、代わりはいるというような状況になっていますので。

映像説明: 高層ビル街を歩く大勢の人々の姿や、道を走るたくさんの車が、早送りで映し出される。 街路樹の向こうに、近代的な高層ビルが立ち並ぶ。 ABEJAの社内。こげ茶色(いろ)の木枠のついたガラスのドアの向こうで、4人の男女がモニターに向かって作業をしている。こげ茶色(いろ)の木枠のついたガラスのドアに、赤と濃淡のあるオレンジのさまざまなピースを組み合わせた六角形のマークと、紺の文字で「ABEJA」と書かれたロゴが描かれている。

ナレーション: 世界中の人や企業が集まるシンガポール。当然ライバルも多い。ABEJAでは、地道な営業活動を重ねるとともに、経営陣がコミットし、現地で素早く意思決定ができる体制を整えた。

映像説明: ピンクに塗装された駅から、電車がゆっくりと走り出す。白いボディーの下部に黄色(きいろ)とオレンジのラインが入った車両の前面には、ピンクの円の中にアルファベットのSをモチーフにしたマークと「SMRT」と書かれたロゴが描かれている。 ピンクの円の中にアルファベットのSをモチーフにしたマークと「SMRT」のロゴの入った白いスタンドに、たくさんのパンフレットが置かれている。 カーキ色(いろ)と黄緑で塗装された建物の脇を、白いボディーの下部に黄色(きいろ)とオレンジのラインが入った電車が走りぬけ、隣の線路を走る、屋根部分が白で、黒い窓枠の下の部分にオレンジとグレーのラインが入った電車とすれ違う。 紺色の壁の前を、屋根部分が白で、黒い窓枠の下の部分にオレンジとグレーのラインが入った電車が、段違いになった線路を走り、すれ違う。

ナレーション: こうした取り組みが実を結んだのが、今年2月。鉄道、バスなどの公共交通機関の運営会社(うんえいがいしゃ)、SMRTとの共同プロジェクトを開始した。AI(エーアイ)を、どのように鉄道に活用するのだろうか。

映像説明: 高架の上の線路。先は右にカーブしている。手前には、トンネルのように線路にかぶさる、白い柱が5本建てられている。 赤茶けた線路の下に敷かれた、枕木と砂利の映像を背景に、青い画面が表示される。 まっすぐな線路を走る白い電車のイラストの上に、オレンジで丸印がついている。下には、ゆがんだ線路と斜線の入った三角コーンのイラストの上にオレンジでバツ印が描かれている。右側には、白い安全帽をかぶった2人の人物のイラスト。中央に8つの円を左に3つ、中央に2つ、右に3つ置き、それぞれを線でつないだ、ちょうのような形の図形と、 オレンジの吹き出しに白抜きの文字で「AI(エーアイ)」の文字が現れる。画面の下に赤の矢印と、「点検作業の効率化」の文字が表示される。

ナレーション: それは、線路の点検。これまでは、大量に撮影した線路の写真を、担当者が一枚一枚チェックし、メンテナンスが必要かどうか判断していた。経験も求められる、大変な作業だったという。ABEJAでは、異常の有無を、AI(エーアイ)で判別するモデルを構築。点検作業の効率化につながった。

映像説明: ABEJAの社内。こげ茶色(いろ)の木枠のついたガラスの向こうで、白い半袖シャツを着た男性と水色のボーダーのポロシャツを着た男性が、それぞれモニターに向かって作業をしている。 こげ茶色(いろ)の木枠のついたガラスのドアには、赤と濃淡のあるオレンジのさまざまなピースを組み合わせた六角形のマークと、紺の文字で「ABEJA」と書かれたロゴが描かれている。 中植(なかうえ)さんが、窓際のデスクでノートパソコンに向かっている。

ナレーション: 今後は、シンガポールを拠点に、東南アジア各国のインフラへの応用も、視野に入れているという。

映像説明: 青い円とピンクの虎が描かれた部屋の隣の部屋で、中植(なかうえ)さんが身ぶりを交えてインタビューに答える。

中植さん: でもアジアは、えーと、それ(日本)に比べると、んー、まだまだ、こう、インフラの、えー、が出来て 短かったりすとか、 あとは、これからまだまだ新たに作るインフラっていうものがたくさんあったりしますので、 ま、その辺りでですね、この、アジア特有の、その、インフラ点検市場っていうのがあるんじゃないかと思っておりまして。 ま、われわれ、いま取得してるようなデータは、で、それからえーと、開発してるようなモデルっていうところが、 えーと、今後、大きなビジネスチャンスになるんじゃないかなと考えてます。

スタジオの八木(やぎ)キャスター: 日本のスタートアップが、シンガポールから周辺国への展開を狙うだけでなく、その環境を生かし て、ほかの分野への挑戦の場として活用している点が印象的でした。国を挙げて、新しいテクノロジーを取り入れることに意欲的なシンガポール。日本もまた、外国企業の誘致に力を入れているので、シンガポールから学べる点があるかもしれません。

映像説明: 八木(やぎ)キャスターがお辞儀をする。


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