ジェトロ・グローバル・アクセラレーション・ハブ ピッツバーグからの概況レポート「ピッツバーグにおけるビジネスの未来」

米国東海岸のペンシルベニア州に位置するピッツバーグは、かつては「鉄鋼の町」として栄えましたが、カーネギーメロン大学・ピッツバーグ大学等による革新的な研究やイノベーション・エコシステムの進展によって、近年では、先端製造やIT・ロボティクスなどの分野を中心としたテクノロジーハブとしての存在感を高めています。

当レポートは、Ryan O’Shea氏(ジェトロNY投資アドバイザー)が、現地の最新ニュースや、注目を集めている企業、非営利団体、投資会社などを紹介し、ピッツバーグの現在そして未来の姿を映し出します。

Ryan O’Shea氏
ピッツバーグのスタートアップエコシステムに精通し、自身のポッドキャストでも情報を発信中
2019年、ピッツバーグ・ビジネス・タイムズの「30 under 30」に選出

概況レポート

2023年10月号PDFファイル(294KB)
今号では、ピッツバーグ・ロボティクス・ネットワークが11月16日に開催する、ロボティクス、オートメーション、AI技術に関するコンベンションについてご紹介します。
また、日本電子(JEOL)が初めて日本国外に設置した積層造形システムについてもご紹介します。ぜひご覧ください!
2023年9月号PDFファイル(263KB)
ピッツバーグ・イノベーション・ディストリクトは、富士通がアベニュ・ワークスペースの利用企業になると発表しました。富士通は昨年から、カーネギーメロン大学と共同プロジェクトを開始し、ピッツバーグにおける拠点を確立しています。今号ではまた、ロボティクス・ローで、新拠点を構えることとなったロボティクス・ファクトリーについてもご紹介します。ぜひご覧ください!
2023年4月号PDFファイル(299KB)
製造・サプライチェーン業界の主要な展示会「ProMat2023」に参加したピッツバーグの各ロボティクス企業について報告します。また、ペンシルベニア、オハイオ、ウエストバージニア州の宇宙経済と宇宙開発への取り組みのためにアパラチアン・リージョナル・コミッティー(ARC)から40万ドルの助成金を受けたキーストーン・スペース・コラボレティブについてご紹介します。ぜひご覧ください!
2023年3月号PDFファイル(260KB)
フォードの完全子会社で、ピッツバーグを拠点に自動運転システム開発をしているLatitude AIについてご紹介します。また、アーンスト・アンド・ヤングとイノベーション・ワークスが発表した、2022年のピッツバーグにおける企業投資についてもシェアします。ぜひご覧ください!
2023年2月号PDFファイル(279KB)
ピッツバーグ市に既にR&Dオフィスを持つYKK AP北米テクノロジーズ社が今般、同市内のMill19にスペースを借り、「バーチャル・ファクトリー」を開発していることを紹介します。
また、本レポートの筆者であり、ジェトロ・ニューヨーク事務所で投資アドバイザーを務めるライアン・オシェア氏が、ピッツバーグの姉妹都市であるさいたま市を訪れ、さいたま市産業創造財団もピッツバーグを訪問したことについてご紹介します。ぜひご覧ください!
2023年1月号PDFファイル(256KB)
今号では、イノベーション・ワークス(IW)が発表した「ロボティクス・ファクトリー」についてご紹介します。
また、TDK株式会社が買収してTDKの完全子会社となった、カーネギーメロン大学からのスピンアウトベンチャー企業であるQeexoについて取り上げています。ぜひご覧下さい!
2022年12月号PDFファイル(303KB)
今号では、12月にピッツバーグに設立されたキーストーン宇宙イノベーションセンターの詳細をご紹介します。
また、米国エネルギー省などから出資を獲得した、電気自動車の磁気ソリューションを提供するコアパワー・マグネティクスについてもご紹介します。ぜひご覧下さい!
2022年11月号PDFファイル(315KB)
今号では、ピッツバーグのシフト・ロボティクスが「世界最速の靴」として5年かけて開発し、来年3月に出荷予定の「ムーンウォーカー」についてご紹介します。
また、11月16日に開催されたイベント「ピッツバーグ・ロボティクス・ディスカバリー・デイ」の実況報告も含まれています。ぜひご覧下さい!
2022年10月号PDFファイル(294KB)
今回はピッツバーグに10月にオープンしたばかりのムーンショット博物館についてご紹介します。この博物館は、現代の宇宙産業におけるSTEAM分野(STEMにArtsを加えたもの)のキャリア形成に焦点を当てています。
また、11月16日に開催予定のコンベンション「ピッツバーグ・ロボティクス・ディスカバリー・デイ」に関してもご紹介します。ぜひご覧下さい!
2022年9月号PDFファイル(266KB)
ピッツバーグに多数のメンバー団体を持つペンシルベニア南西部新経済共同体は、米国経済開発庁(EDA)の補助金制度「ビルドバック・ベター・リージョナル・チャレンジ」の一環で6,000万ドルの新しいプロジェクトを開始しました。
エレベイトバイオはこの度、リチャード・キング・メロン財団から1億ドルの助成金を得て、ピッツバーグ大学内にバイオマニュファクチャリング施設を新設しました。その詳細をご紹介します。
2022年8月号PDFファイル(282KB)
フランスのタイヤメーカーミシュランが先月、2016年にカーネギーメロン大学のスピンオフとして創立したロードボティクスを買収することになった経緯についてまとめています。
5人の移民がカーネギーメロン大学で創業したロコメイションの、現在までの実績をご紹介します。
2022年7月号PDFファイル(244KB)
1989年にピッツバーグで創業したオムニセルは、郡のヘルスケアネットワークと提携し、ピッツバーグ近郊の病院で薬局の自動化や効率性を高め、より費用対効果の高い薬局運営を実現する最先端の投薬管理ソリューションの技術を発表しました。
AIとの共存を研究する非営利団体PARTについての概況もご紹介します。
2022年6月号PDFファイル(249KB)
ピッツバーグに本拠を構えるスケル・ゲームスのCEOが、メタ(旧フェイスブック)のマーク・ザッカーバーグ氏と、拡張・仮想現実を使った協業や今後ゲーム産業が与えるインパクトについて語りました。
ピッツバーグは新興エコシステムの世界ランキングで、23位から13位に上昇したことについてもご紹介します。
2022年5月号PDFファイル(399KB)
商業目的としては初の月面着陸となり、米国としてはアポロ以来初の月面着陸機となる「ペレグレン」を手掛けた、アストロボティクスをご紹介します。(ペレグレンはポカリスエット企画のLUNAR DREAM CAPSULEを載せて飛行する予定でもあります)
また、ピッツバーグ・ロボティクス・ネットワークが最近催した、自律走行車の先駆者たちによるパネルディスカッションについても書かれています。
2022年4月号PDFファイル(253KB)
Bitcoinなどの暗号通貨取引や「マイニング」に大量の電力消費が伴い、環境への高い負荷が懸念される中、ペンシルバニアに拠点を構える暗号通貨マイニング企業であるストロングホールド・デジタル・マイニング社は環境への負荷を減らす社会的課題解決に取り組んでいます。ペンシルバニアは200年以上に渡り米国の鉄鋼産業発展を支える街として知られてきました。その副産物として各地に堆積された石炭廃物をストロングホールド・デジタル・マイニング社が自社工場にて再生利用可能エネルギーとして加工し、マイニング事業の電力消費に割り当てて環境負荷を減らす努力をしてきたことをご紹介します。
ピッツバーグにおけるロボティクス、AI、ライフサイエンス等の技術への投資額が10年間に105億ドルを超えたという外部調査による分析もご紹介します。
2022年3月号PDFファイル(232KB)
工学材料、半導体や光電子部品を開発・製造し、日本にもセールスオフィスを構えるツーシックスが、この半導体不足の最中、大規模な工場拡張を発表したことについてご紹介します。
2022年2月号PDFファイル(254KB)
カーネギーメロン大学出身者のスピンアウト企業で、自社のロボット技術によるインドア垂直農法により、作物を栽培・出荷しているフィフス・シーズンという企業についてご紹介いたします。同社は完全にインドア垂直農法により、作物の環境をコントロールし、風味や生育期間を調整しながら、四季を通じていつでも同じ味の作物を作ることを可能にしています。(フィフスシーズンという社名はここから名付けられているそうです)
ペンシルベニア州南西部で社会貢献に関わるプロジェクトに取り組む企業を支援する、リチャード・キング・メロン財団についてもご紹介し、この度同財団が社会貢献の高い企業に向け総計$339M(およそ3億9200万円)の賞金を授与したことについても触れています。
2022年1月号PDFファイル(235KB)
NASAから補助金を受けているブルームフィールド・ロボティクスが、クボタから出資を受けた事業についてご紹介します。
市内のスタートアップ企業が公共機関に事業を紹介する場を与えている、市営団体のPGHラボについてもご紹介します。
2021年12月号PDFファイル(242KB)
自動移動式ロボットを開発するシーグリッド社、多様性を志向するベンチャーキャピタル、ブラック・テック・ネイションの取り組みについてご紹介します。
2021年11月号PDFファイル(254KB)
フォード社とフォルクスワーゲン社から投資を受けて自動運転技術を開発している、アルゴ社についてご紹介しています。
また、高性能なロボティクスを伴うアバター開発チームに贈られる、ANA航空スポンサーのアバターエクスプライズ賞のファイナリストに選ばれた、アヴァ・ダイナミックスについてもご紹介しています
2021年10月号PDFファイル(298KB)
ドローンのAI技術向上に努めるニア・アース・オートノミー社が、米企業カマン社と新事業に取り組んでいること、また、別事業でドイツ企業とも商談が成立したことについてまとめています。
ピッツバーグがイノベーションの町になった歴史についてもまとめています。
2021年9月号PDFファイル(357KB)
知能ロボットアームの操作システムを開発している、カーネギーメロン大学のスピンオフ、RE2(アール・イー・スクエア)についてご紹介します。
ピッツバーグを中心にペンシルベニア州南西部でシードステージの企業に投資するイノベーション・ワークスについてもご紹介します。
2021年8月号PDFファイル(447KB)
トヨタ、デンソー、ソフトバンク・ビジョン・ファンドから投資を受けた、自動運転技術会社のオーロラについてご紹介します。
東のハリウッドと呼ばれており、数多くの映画の舞台にもなったピッツバーグの映画産業についてもご紹介します。
2021年7月号PDFファイル(302KB)
カーネギーメロン大学のスピンオフとして始まった言語学習アプリ、デュオリンゴについてご紹介します。
ピッツバーグ近郊で2016年に創立されて以来、ロボット工学産業には欠かせない団体、ピッツバーグ・ロボティクス・ネットワークについてもご紹介しています。
2021年6月号PDFファイル(266KB)
自動点検ロボットを開発し、エンジェルインベスターにGメールを開発したポール・ブックハイト氏を含むゲッコー・ロボティクスについてご紹介します。
また、ピッツバーグ近郊で1985年に設立された日米交流団体ジャパン・アメリカ・ソサエティー・オブ・ペンシルベニアに関する情報などもご紹介しています。
2021年5月号PDFファイル(232KB)
ANAと提携した経歴のあるアジリティ・ロボティクスや、ピッツバーグ進出の際にリソース収集を手助けするPTCに関する情報などを掲載しています。

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