伝統工芸品の輸出を支援するプロジェクト「TAKUMI NEXT 2025」採択企業決定 ―海外バイヤー目線で選ばれた34都府県106社の商品を採択―

2025年11月12日

ジェトロは、日本各地の魅力ある工芸品、伝統工芸品、日用品等の輸出を支援する事業「TAKUMI NEXT 2025」(タクミネクスト2025)を実施します。今年度は次世代のものづくりを担う「匠」企業として、34都府県106社を採択しました。

「TAKUMI NEXT」は、商品の価値・背景となるストーリーに深い理解を持ちつつ、現地市場のライフスタイル、ニーズに合わせたマーケットインの視点で日本の工芸品等を実店舗やECを通じて実際に販売している、米国、英国、南アフリカ共和国、オーストラリア、香港、など20社の海外バイヤーと連携しています。

2019年度より開始し、7回目を迎えるTAKUMI NEXT 2025では、全国34都府県から初採択74社を含む、106社の商品が海外バイヤーにより選ばれました。海外バイヤーの目で選ばれた工芸品・伝統産品など「匠」商品を、SNSを通じて海外にPRします。採択企業は海外バイヤーとオンライン商談を実施し、具体的な海外での販売に結び付けることも目指します。

「TAKUMI NEXT 2025」事業概要

1. 対象品目

Made in Japan製品であり、デザイン性の高いもの、工芸品、日用品、文具、家具、アクセサリー、テーブルウェア、食器、カトラリー、キッチン用品、ファッション衣類・小物、その他(プロダクト製品)

2. 支援内容

  • オンライン商談:連携海外バイヤーとの商談マッチングをオンラインで実施します。
  • 海外向けプロモーション支援:1.2万人のフォロワーを抱えるTAKUMI NEXT 公式 インスタグラム「Essence of Japan」で海外向けプロモーションを実施するほか、ジェトロが運営するB2Bプラットフォーム「Japan Street」を通じて、海外バイヤーにPRします。

3. 採択事業者・団体数

106社・団体

4. 都道府県別(34都府県)採択事業者数一覧

  • 秋田県
    1
  • 山形県
    4
  • 茨城県
    3
  • 群馬県
    3
  • 埼玉県
    4
  • 東京都
    4
  • 神奈川県
    2
  • 富山県
    1
  • 石川県
    3
  • 福井県
    4
  • 山梨県
    2
  • 岐阜県
    9
  • 静岡県
    1
  • 愛知県
    9
  • 三重県
    1
  • 滋賀県
    1
  • 京都府
    7
  • 大阪府
    9
  • 兵庫県
    8
  • 奈良県
    2
  • 和歌山県
    1
  • 鳥取県
    1
  • 島根県
    2
  • 広島県
    2
  • 山口県
    1
  • 香川県
    4
  • 愛媛県
    5
  • 高知県
    1
  • 福岡県
    4
  • 佐賀県
    2
  • 大分県
    1
  • 宮崎県
    1
  • 鹿児島県
    1
  • 沖縄県
    1
  • 合計(社)
    106

「TAKUMI NEXT」について

「TAKUMI NEXT」は、2019年度から実施。地域資源を活用した高付加価値商材の海外販路拡大を目指し、日本全国から次世代を担う「匠」企業の海外販売を支援するプログラム。 ジェトロが連携する海外バイヤー(セレクトショップやECプラットフォームなど)とのオンライン商談のほか、インスタグラムでの発信などを通じ、販売、広報での支援を行う。過去のTAKUMI NEXTプログラムを通じて海外展開に成功した事業者へのインタビューはジェトロ活用事例を参照。

ジェトロ デジタルマーケティング部コンテンツ課(担当:中澤、友田、佐藤、神谷)
Tel:03-3582-1671
E-mail:DNA-project@jetro.go.jp