お知らせ・記者発表
日本最大級の食品見本市「スーパーマーケット・トレードショー2025」で ジェトロが日本産農水産物・食品の輸出拡大に向けて商談会を開催
2025年02月06日
ジェトロで9カ国11名の食品バイヤーを招へいし、国内企業の食品輸出を支援
ジェトロは、2025年2月9日(日曜)~2月14日(金曜)、日本産農水産物・食品の輸出拡大のため、日本最大級の食品流通業向け見本市「スーパーマーケット・トレードショー(SMTS)」の機会をとらえ、首都圏および東海地域において、海外バイヤーとの食品輸出商談会を開催します。
来日する世界9カ国11名のバイヤーは、ジェトロの海外事務所が推薦する有望バイヤーで、欧州、アジアの各国・地域において、日本産農水産物・食品の輸入、調達実績があり、新たな商品や取引先の発掘に意欲的な食品インポーターなどです。今回ジェトロが主催する商談会で、海外市場への販路開拓を希望する全国のサプライヤーと商談を行います。
参加予定の海外バイヤー(9カ国11名)
| 1 | FOODEX SAS(フランス) |
|---|---|
| 2 | HANGARI ACE OPERA(フランス) |
| 3 | Kanpai(ベルギー) |
| 4 | Tako Foods s.r.o.(チェコ) |
| 5 | Kim's Asia Import - Export GmbH(ドイツ) |
| 6 | 上海施狄貿易有限公司(中国) |
| 7 | 桐澤商貿(大連)有限公司(中国) |
| 8 | PRAIRIE MARKETING LIMITED(タイ) |
| 9 | Chip Mong Retail Co., Ltd(カンボジア) |
| 10 | PT Yobo Food Indonesia(インドネシア) |
| 11 | DAISHO FOOD (M) SDN BHD(マレーシア) |
昨年度SMTSでの海外バイヤーの商談の様子
「ジェトロ食品輸出商談会 at SMTS」では全国から102社のサプライヤーが参加
首都圏では、幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催される「第59回 スーパーマーケット・トレードショー2025(略称SMTS2025)」
(主催:一般社団法人全国スーパーマーケット協会)の国際会議場で、2月12日(水曜)、2月13日(木曜)の2日間、海外バイヤーと国内事業者による「ジェトロ食品輸出商談会 at SMTS」を開催します。SMTS出展者を中心に、102社の国内事業者と2日間で延べ132件の事前マッチング形式による商談を予定しています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 日時 | 2月12日(水曜)~2月13日(木曜)10時00分~16時25分 |
| 場所 | 幕張メッセ(千葉市美浜区中瀬2-1)国際会議場302、303会議室 |
| 参加企業数 | 102社(36都府県) |
| 商談件数 | 132件 |
| 海外バイヤー | 9カ国11名 バイヤープロフィール |
SMTSは、スーパーマーケットを中心とする食品流通業界のバイヤーが多数参加する見本市であることもあり、ジェトロの商談会に参加する国内事業者の商品も小売向けのものが多く、品目は、菓子、麺類、調味料、飲料、日本酒・リキュールなど多岐にわたります。
今回の商談会では、品目別では「菓子類」の事業者が23社と最も多く、全体の22%を占めています(表1参照)。和洋を問わず、「日本のお菓子」に興味を持つバイヤーが多く、大福や煎餅からビスケットやキャンディ、こんにゃくゼリーや珍味など、様々な菓子事業者との商談が予定されています。
次いで「調味料」関連の企業が続き、全体の5分の1の20社に上ります。醤油や味噌、酢、わさびといった伝統的な調味料から、ラーメンのスープの素、ドレッシングなどの合わせ調味料を扱う事業者が参加します。海外の消費者にも人気の高いラーメンなどの麺類やスープなどについては、世界的に市場が拡大しているヴィーガンやハラールに対応した商品も増えています。また、2024年12月に「伝統的酒造り」がユネスコ無形文化遺産に登録された日本酒や焼酎などの酒類の関心も高く、全国から18社の酒類の企業が参加するなど、多様な商談が見込まれています。
2024年の日本の農林水産物・食品の輸出額が1兆5000億円を突破
今回のジェトロ商談会の参加事業者の商品の傾向は、輸出統計にも表れており、2025年2月4日に農林水産省が発表した「2024年の農林水産物・食品の輸出実績」
では、品目別として抹茶などの「緑茶」の輸出が前年比25%増の伸びとなるほか、「味噌」が同25%増、「醤油」が同21%増、カレーのルーやマヨネーズなどの「ソース混合調味料」が同16%増となるなど、今回の商談会でも人気の高い商品群の輸出額が伸びています。そのほか、グミやキャンディ、ビスケット(同46.4%増)など、「菓子類」の輸出も増加(同9.6%増)。日本食レストランの増加やインバウンドによる日本食への関心の高まりを受けて、海外市場における日本産食品の市場は広がっており、2024年の農林水産物・食品の輸出額は初めて1兆5,000億円を突破し、12年連続で過去最高を更新しました。
| No | 品目名 | 事業者数 | % |
|---|---|---|---|
| 1 | 菓子類 | 23 | 22.5% |
| 2 | 調味料・食用油・ドレッシング・スパイス | 20 | 19.6% |
| 3 | 酒類 | 18 | 17.6% |
| 4 | 米・雑穀・麺類 | 11 | 10.8% |
| 5 | 飲料 | 9 | 8.8% |
| 6 | 水産加工品 | 6 | 5.9% |
| 7 | 缶詰・瓶詰・粉類・乾物 | 5 | 4.9% |
| 8 | 冷凍食品 | 4 | 3.9% |
| 9 | レトルト食品 | 3 | 2.9% |
| 10 | その他 | 1 | 1.0% |
| 11 | 健康食品 | 1 | 1.0% |
| 12 | 魚介類 | 1 | 1.0% |
| 102 | 100.0% | ||
| 都道府県名 | 事業者数 | 都道府県名 | 事業者数 |
|---|---|---|---|
| 東京都 | 18 | 高知県 | 2 |
| 和歌山県 | 9 | 鹿児島県 | 2 |
| 大阪府 | 7 | 青森県 | 1 |
| 兵庫県 | 6 | 宮城県 | 1 |
| 岐阜県 | 5 | 山形県 | 1 |
| 岡山県 | 5 | 新潟県 | 1 |
| 埼玉県 | 4 | 富山県 | 1 |
| 愛知県 | 4 | 福井県 | 1 |
| 三重県 | 4 | 奈良県 | 1 |
| 福島県 | 3 | 島根県 | 1 |
| 広島県 | 3 | 徳島県 | 1 |
| 岩手県 | 2 | 香川県 | 1 |
| 秋田県 | 2 | 愛媛県 | 1 |
| 群馬県 | 2 | 福岡県 | 1 |
| 千葉県 | 2 | 佐賀県 | 1 |
| 神奈川県 | 2 | 長崎県 | 1 |
| 静岡県 | 2 | 熊本県 | 1 |
| 京都府 | 2 | 宮崎県 | 1 |
| 計 | 102 | ||
三重県の食品企業を訪問、東海企業との商談会を通じて、地方の食品輸出を支援
首都圏での商談会に先駆け、2月9日(日曜)~11日(火曜)に、今回ジェトロで招へいする海外バイヤーのうち5名が三重県を訪問し、東海地域(三重県、愛知県等)の企業との商談会、企業視察を予定しています。
商談会では、地元企業を中心とする食品企業31社と延べ35件の商談会を行い、輸出を支援します。参加事業者の中には、全温度帯(常温、冷蔵、冷凍)の幅広いラインナップのお菓子を提供できる菓子メーカーや120年以上にわたって伝統的な製法を維持しながらハラール認証を取得した醤油メーカーなど、地域ならではの有力企業が参加予定です。また、企業視察では、天然素材をもとに独自の製法で調味料・ドレッシングを製造する食用油メーカーや、化学調味料を一切使わず厳選素材を使ってかまぼこ・さつま揚げを手作りしている練り物メーカーを視察。実際に日本産食品の製造現場を視察し、生産者と直接交流することで、日本産食品への理解をさらに深めてもらいます。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 日時 | 2月10日(月曜)9時30分~17時15分 |
| 場所 | 都ホテル四日市(三重県四日市市安島1-3-38) |
| 参加企業数 | 31社 |
| 商談件数 | 35件 |
| 海外バイヤー | 4カ国5名 バイヤープロフィール |
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ジェトロ農林水産食品部 事業推進課(国内事業チーム)(担当:栗田、関根)
〒107-6006 東京都港区赤坂1丁目12-32 アーク森ビル6階
Tel:03-3582-8356 E-mail:afb_shoudankai@jetro.go.jp




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